明治乳業争議団(blog)

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みずほ銀行に、明治ホールディングス浅野茂太郎社長退任を機に争議解決への努力を求める

2014年06月09日 10時13分38秒 | お知らせ
筆頭株主・みずほ銀行へ、明治HD社長交代を契機に争議解決に尽力を求める

2014年6月 2日
株式会社 みずほ銀行
 取締役頭取  林 信秀 殿
                        明治乳業争議支援共闘会議
                              議 長  松本  悟
                          明治乳業賃金・昇格差別撤廃争議団
                              団 長  小関  守

要  請  書

 この間、明治グループの筆頭株主である貴社に対し、二つの視点から要請を行ってきました。
第一は、貴社の異常企業体質が露呈した「暴力団関係者への融資問題」等を、貴社自身の自浄能力発揮によって克服し、メガバンクとしての社会的責任を担い得る企業体質に改善されること。第二は、貴社自身が健全な企業体質になる努力と同時に、異常企業体質を背景に労働争議の絶えない明治HDと(株)明治に対し、筆頭株主として全面解決への決断を迫ることです。

1) 厳しい世論のなか、経営責任を明確にする一定の自浄能力が発揮されています
昨年末、「暴力団関係者への融資問題での虚偽報告」などを重大視した金融庁は、貴社に対する業務改善命令(昨年9月)に続き、極めて異例となる追加処分を行いました。
この処分を受けて、みずほFGの塚本隆史会長は今年3月一杯で引責辞任をし、また、続投を強調していたみずほ銀行頭取の佐藤康博氏も、強まる世論を背景に4月1日付けで辞任(みずほFG社長は続投)し、林信秀副頭取が後任として昇格しました。さらに、取締役会議長には、社外から大田弘子(元経財相)氏が6月株主総会で就任する予定などの変化が見られます。
私たちは、これらによって健全な企業体質に向けて自浄能力が発揮され、みずほ銀行がメガバンクとして求められる社会的責任、とりわけ日本経済を支えている中小零細企業などに暖かい金融機関として発展することを強く期待するものです。

2、明治HD経営陣刷新のいまこそ、争議解決に向けた筆頭株主の真価の発揮を
私たちは、貴社が経営の刷新に努力されている局面でこそ、(株)明治の異常な長期労働争議の解決に向け、筆頭株主として厳しく迫って頂く事が極めて重要だと考えています。
ご承知のように、今年の明治HD株主総会(6月27日)で、浅野茂太郎社長が会長職に退き、旧明治製菓出身の松尾正彦氏(MeijiSeikaファルマ社長)が社長に就任するとの公表がありました。私たちは、貴社への長期に及ぶ要請でも明確にしていますように、旧明治乳業時代から労働争議を長期に抱えてきた浅野茂太郎社長に、全ての解決責任があると確信しています。
また、経営統合の後に社名変更を伴う事業再編を行っても、掲げた国際的飛躍どころか経営は極めて厳しい状況にありますが、その背景には不祥事・不正行為が耐えないことや、労働争議が耐えないことなど等の、異常な企業体質が明らかです。まさに、トップ経営陣が刷新されるこの局面でこそ、異常企業体質の象徴である労働争議は全面的に解決されるべきです。
つきましては、筆頭株主として今期の明治HD株主総会に向け、長期労働争議の全面解決を明治HD及び(株)明治に、厳しく迫られることを重ねて強く要請するものです。    
   以上
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