海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「少女を石打の刑にした犯人逮捕」と題する『アル・ジャジーラ』局の記事。

2007年05月24日 | イスラム問題
 イラク当局は、石打の刑でクルド人のティーンエイジャーの少女が死んだ事件で、四名を逮捕したと報道されている。彼女の死は映像に撮らたのち、インターネットに公開された。
 イラク北部のニネヴェ州で逮捕された四人のうち、二人は、少女の直接の家族のメンバーだと土曜日の報道は伝えている。
 17才のドフア・カリル・アスワドは、4月7日に「名誉殺人」の理由で、彼女の家族のメンバーによって石打の刑を受けた。
彼女は半裸で通りに引きずり出されたが、そこには群衆が集まっており、沢山の人が彼女の死を携帯電話で映した。
 アスワドの死のフィルムは、インターネットに投稿され、そのビデオでは、群衆のなかに、制服を着た治安部隊の隊員だと思われる人物も写っている。
 当局によると、アスワドが殺された理由は、集落のメンバーが彼女がスンニー派のムスリム男性と結婚しようと駆け落ちしたためである。
 アスワドは、ヤジディ派のメンバーで、彼らは、宗派を超えた結婚を認めないという古い信念を持っている。
 「彼らは古くさい部族の儀礼にしたがって、若いヤジディ派の少女を惨殺した」とAFPニュースは、イラクのヤジディ派の首長として知られたターシン・サイード・アリの言葉を引用して伝えた。
 クルド地域政府は、後に、殺人を非難し、アスワドを殺した下手人を法廷に出すように要求した。
 「CNNテレビ」と「マレーシア・サン」新聞は、逮捕を報道し、アスワドの従兄弟を含む四人の犯人を追及しているという地域警察の声明を報道した。
「アムネスティ・インターナショナル」と人権グループは、殺人に対するクルド政府の非難を歓迎すると述べた。
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