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海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「狂牛病について、全頭検査するなと農務省」と題する『USA・TODAY』紙の記事。

2007年05月30日 | アメリカの政治・経済・社会
ワシントン発:火曜日、ブッシュ政府は、食肉業者が狂牛病のために全頭検査をすることを思いとどまるように闘うだろうと述べた。
 農務省は、汚染された牛肉を食べた人には致命的になるかもしれないこの病気のために、された牛の1%以下を検査している。しかし、カンサス州に本社がある「クリークストーン・ファーム・プレミアム・ビーフ」会社は、その牛の全頭検査をしたいと言っている。
 より大きな食肉会社がこの動きを恐れている理由は、もし、クリークストーン社がその牛肉を検査し、それを安全だと宣伝すると、彼らもこの高価な試験を実施しなければならないからである。
 連邦裁判所は、今年三月に、このような検査は許可されなければならないという判決を出した。この裁決は、6月1日から発効するが、農務省は、火曜日に、裁判忌避が尽きるまで、検査を有効に引き延ばすように訴えるだろうと述べた。
 狂牛病は、特に英国で150人以上の死者を出した。米国では、狂牛病の症例は三件あった。最初の例は、2003年12月に、ワシントン州でカナダから輸入された牛に見つかった。第二例は、2006年に、テキサス州生まれの牛に見出された。第三の例は、昨年、アラバマ州の牛に見つかっている。
 農務省は、広範な検査は、間違った陽性結果に導き、それは食肉産業に損害を与えるだろうと主張した。地方裁判所判事のジェームズ・ロバートソンは、クリークストーン社は政府が信頼しているのと同じ検査を使用しようとしていると指摘しており、政府がそれを制限する権限はないと述べた。
[訳者の感想]なぜ米国農務省が民間業者がやろうとしていることに反対するのか分かりません。大手の食肉業者の権益を護ろうとしているのだとしか思えませんね。
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