海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「米国人は、オバマに救世主を見ている」と題する『ヴェルト』紙の記事。

2008年02月11日 | アメリカの政治・経済・社会
世界3大テノール '94 夢の競演
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 「われわれは、戦争を終わらせる。われわれは、この星を救う。われわれは世界を変えられる。」しかし、過度の謙虚の点では、バラク・オバマの選挙公約は、目立っていない。一年前には、イリノイ州選出の上院議員であるこの46才の男は、「スーパー・ボウル」の最終戦でやった30秒間の選挙スポットでは、嘲笑を買った。殆ど1億人のアメリカ人が、ビールと押しつぶされた男性の肉体を祝うアメリカン・フットボールの最高の祝日に、バラク・オバマは、イラク戦争と貧困と環境破壊に対する反対行進のニュース映画のなかで突出していた。彼は若い支持者を前にして、「われわれは世界を変えるぞ」ではなくて、「われわれは世界を変えられる」と叫んだ。彼はスポット広告の中に、未来が見える人、救い主として立っていた。彼は人々に触れ、感動させた。彼に一度も触れず、彼に追随しなかった人たちも、彼をあざ笑わなかった。
 ビル・クリントンは、冗談半分に、ヒラリー一人が「オバマ運動」に対抗しなければならないのは不公平だと言った。バラク・オバマは、一度、クリントンの両頭の槍について、自分はどちらと戦っているのか分からないと述べたのは、もっと正しい。細部にこだわるヒラリーが、あらゆるテーマにおいて、オバマと並ぶと、会計主任のような能力を発揮するというのは本当である。議論では、彼女はオバマを壁際に追いつめた。しかし、ジョン・F・ケネディやマルチン・ルーサー・キング牧師のために、行進し、働いた人たちのすべては、あのとき以来、オバマのような人物を体験したことがなかった。「われわれは、われわれが待ち望んでいた人たちだ」とオバマは、「スーパー・チューズデイ」の前の晩に支持者たちに呼びかけた。「われわれは、われわれが探していた変革だ。」それは単なる公約ではなくて、宗教的な「約束」である。公民権や平和や環境や女性の権利に賛成する最も高貴な運動にとって、それが洪水のように、国中にあふれるということは、すべての運動に固有である。オバマは、洗礼派の問答式で演説する。「数ヶ月前に、ささやきとして始まり、合唱にまでふくれあがったものは、国民と世界とを救済する賛美歌のように、この国の上に響き渡る。」(後略)
[訳者の感想]オバマ氏の演説がバプティスト派の牧師の説教のようだというのは、おもしろい捉え方だと思いました。
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