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海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「一人の男と一匹の動物」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事。

2009年12月05日 | テロリズム
イスラムの犠牲祭りは、丁度終わったところだ。ヒンズークシュ山地のムジャヘディン達もそれを祝った。犠牲動物のを含めて。数日前、トルコの聖戦士のウエッブ・サイトで公開された一連の写真はそのことを報告している。画像には、ドイツ人のエリック・ブライニガーの姿も見られる。このザールラント出身のイスラム過激派は、2008年の半ば以来、アフガニスタンに駐在していると推測されている。彼について生きているという証拠は、2009年8月に合った。
今、ブライニガーは、アフガニスタン風の衣服を着て、羊と牝牛といっしょに写っている。その際、彼は寄贈者の名前を書いた大きな紙を高々と掲げている。その名前は、「アブ・カカ」と「ハッカイ・シハド」と読める。全部で18枚のこのような写真が保存されているが、その多くで、子供か大人が寄贈者の名前を高々と掲げている。
他の写真では、去れた動物が解体される模様を写している。ドイツの公安当局者は、撮影は本物だと見なしている。
ブライニガーは、メーデバッハ=オーバーシュレードルンでのザウアーラント・グループの劇的逮捕の二日前、2007年9月2日に、まず、エジプトへ旅行した。2007年11月に彼はさらに同様にドイツ出身の過激派フッサイン・アル・Mとドバイ経由でイランに入国、そこからアフガニスタンへ入った。2008年3月にブライニンガーは、自分の妹にe-mailで自分がパキスタンの山の中におり、これからアフガニスタンに行くつもりだと伝えた。
もともと、彼はザウアーラント・グループを指揮していた「イスラム・聖戦同盟」(IJU)のメンバーであった。ブライニガーは、IJUのビデオに何度か登場し、ドイツ在住のムスリムたちに自分と同じことをするように呼びかけた。最後は2008年10月だった。
もっとも、実際の公開ビデオでは、IJUとの関係は述べられていないが、ドイツの情報機関のアナリストたちは、だからといって、ブライニガーがもはやIJUに属していないとは考えていない。その可能な理由は知られていない。同様に、彼の現在の滞在地、あるいは彼が現在所属しているグループも知られていない。
[訳者の感想]名前は全くドイツ系で、写真に写っている顔もコーカサス系で、トルコ人かアラブ人のようには見えません。珍しいケースだと思います。
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