海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「われわれは永久に隣人であるだろう」と題する『ツァイト・オンライン』の記事。

2009年01月02日 | 国際政治
著名な政治家・作家・平和運動の代表者達は、どうしたら、中東の共存が暴力なしに可能になりうるか議論している。軍事力の投入は、永続的な解決をもたらさず、イスラエルがパレスチナ人への譲歩をしなければならないと言うことでは皆一致している。
イスラエルの反戦活動家達は、停戦にチャンスを与えるためには、ハマスがロケット攻撃を止めることを要求している。作家のアモン・オズは、イタリアの新聞『コリエレ・デラ・セラ』に「暴力行為のエスカレーションに責任があるのは、ハマスだ」と書いている。オズは、1963年の「六日戦争」と1973年の「ヨム・キップル戦争」に兵士として参加した。後に彼はイスラエルとパレスチナの間の和解ために努力した。彼は[ドイツ書籍相組合の「平和賞」の受賞者であり、「ピース・ナウ」運動の創設者の一人だ。この69才の作家は、妥協を提案している。ハマスがロケット攻撃を止めたら、イスラエルはガザ地帯とイスラエルとの国境を開くべきだと。そうやれば、究極的な停戦は実現されるだろう。
イスラエルの元駐独大使だった、アヴィ・プリモールも、国境の遮断を止めることを推奨している。彼はエジプトの仲介に期待している。パレスチナ人も守れる戦闘停止が必要だと彼は言う。「目標は、ハマスやその政権を壊滅させることではないし、まして、ガザ地帯の再占領ではない」とプリモールは、ドイツのラジオ放送で述べた。「目標は国境線に沿って平和をもたらすこと、ハマスがロッケトでわれわれを攻撃することをできなくするような新しい状況を作り出すことだ。」(以下省略)
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