杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

東北地方の酒縁者情報

2011-03-12 13:16:30 | しずおか地酒研究会

 昨夜から地震のニュースにくぎ付けです。夜中も緊急地震速報のお知らせが流れるたびにビクッとし、寝室に吊るしてある洗濯物がゆらゆらと揺れるのを確かめながら、ほとんど寝られず、なんやかんやで朝になってしまいました。・・・なんだか小学生のころ、東海地震の危機が叫ばれて防災ずきんをかぶって避難訓練したときから30年以上も経って、初めて、巨大地震&大津波をまともにリアルに実感した気分です。

 東北地方にはしずおか地酒研究会を通して親しくなった酒友や蔵元も多く、ニュースでコンビニや酒屋さんの店内がめちゃめちゃになった映像を見るたびに胸が締め付けられます。

 

 

 今朝メールで、『正雪』の神沢川酒造場の望月正隆社長に、昨日の静岡県清酒鑑評会県知事賞受賞のお祝いを伝えたら、東北地方の関係者の情報を教えてくださいました。望月社長、ありがとうございました!

  

 

 

 

 

 石巻の『墨廼江』・澤口社長とは連絡が付いたそうですが、ご自宅、蔵ともに津波の被害に遭い、一階部分が水没したようです。本当にお慰めの言葉もありません。こういう場合、命が助かっただけでも…と申し上げるべきでしょうか。

 

 

 

 福島県の廣木酒造さん、会津酒造さん他数蔵、栃木県の小林酒造さんの無事は、正雪さんがお取引のある東京の小売店さんにあったようです。

 

 

 心配なのは酒販店さんで、仙台の地酒専門店は連絡が取れず。静岡酒を昔から応援してくださっている大山酒店(塩釜)は避難されているとか。

 

 また、正雪の頭(かしら)のお嬢さん(宮古)が連絡取れず、大変心配されているそうです。

 

 

 被災地とは電話やメールがつながりにくいと思いますが、静岡酒ゆかりの方々の消息がおわかりでしたら、ぜひ教えてくださいませ。

 とくに、静岡県地酒まつりinTOKYOの常連さんで、しずおか地酒研究会とも交流している仙台日本酒愛好会の福原さん、小野寺さん、連絡がとれず心配しています。どうかどうかご無事で・・・。

 

 

 

 

 

 なお、ご存知の方も多いと思いますが、3月11日開催の2011年静岡県清酒鑑評会は、吟醸の部県知事賞は『正雪』、純米の部は『磯自慢』と、ベテラン南部杜氏の本領発揮!という結果でした。山影杜氏、多田杜氏、おめでとうございました。お二人の故郷・岩手県の一刻も早い復興をお祈りしています。


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