今日の出来事

毎日のことを少しづつ。

ええもん

2006年10月22日 | 着物のこと
最終日になるNの赤札市(小さな展示会)に行ってきました。

そういえば最近は高島屋の京都銘品展とかちょっとお高い敷居の高いお店の商品を
見ています。

Nの大旦那はなかなかうるさいオヤジさんです
ああいう人だからこんな田舎では見られないものを扱えるのかとも思いますが。

よく遊びに行ってそれこそ紬の出来ていく過程とか染めのことを
耳にタコが出来るくらい聞いていますが
覚えられません…

最初の頃はよくいろいろ反物も見せていただきましたが
近頃はやはり「目垢がつく」のでなかなか見せてもらえなくなりました。

まあ、買うのもこういう「赤札市」で小物くらいなので仕方ありませんが

私が以前祖母の着物で遊びに行ったことを覚えていて
「あんたも結婚するときのがあるんやからおかしな古の着物なんか着て外を歩いたらあかんで」
と言われました。

着物って長く着られるものではないのかな?
確かに祖母や母のものははっきり言って「昭和のキモノ」に出てきた
農村部の貧しい家のキモノです。

正直なところ着物友達が
「お母さんの大島紬」とか「叔母さんの結城紬」とかいうのを
うらやましいと思ったりします。

やっと着物友達からいただいた大島が1枚出来たくらい(ありがたい…

私の母も祖母も叔母もそういうは持っていないんですから。
それでも倹しい中から少しづつ祖母達自身で縫っていたものは
お古のおかしなものでも私には処分することは出来ません。

何とかそれらをうまく着られないかと考えますが道は険しく難しいです


いつかはそういうええもんも欲しいけど
いつになるのかなあ。