イカ、イカ、イカ

着物友達のぶるちゃんから
「だんな様がイカを釣ってくるので食べに来ませんか？」
というお誘いを受けました。

人様のお宅を訪問するのは久しぶり。

着物でなくてもいいかなあとも思ったのですが
とりあえず「お出かけは着物で」をモットーとしているので。

ぶるちゃんのところのタップ君（ジャックラッセルテリア）に会うのも初めてでとっても楽しみでした。

今回も初めて降りる駅です。

駅までいつものごとくお迎えに来ていただき初めてのお宅訪問です。

ドアを開けるとタップ君がお出迎えしてくれました。
ぶるちゃんからは「ガルガルして困る」と聞いていましたが
普通の賢いよい子です。犬のことはわからないのですが
飛びつかれなかったし、吠えられなくてよかった…

到着するともうご主人が握り寿司を作ってくださっていて
イカの煮つけやえんぺらの焼いたものもありました。
自慢の握り寿司をバクバクいただきました。
ぶるちゃんの作った野菜の煮つけもバクバク…
お腹いっぱいになるほどいただきました。

ご飯を食べた後に「布伝説」という布地屋さんに連れて行ってもらいました。
崩れ落ちそうな布地の山を歩きながら気に入った布を探しますが…
噂には聞いていましたがものすごい量。
こんなのもいいなあと思うしあれもいいと思うしでもこういう色もいいとか…
決められません

結局オットの革ジャンのボタンとそれをつけるための針と糸を買っただけです。

その後またのんびりお宅に戻ってお話していました。
なんだか不思議な感じ。
昔からの友達で昔から家に遊びに行っていたみたい。

結婚する前よく近くの友達に家に仕事が終わって遊びに行っていたことを思い出しました。
彼女は看護学校に行っていてお母さんの代わりに家事をしていたので
夕飯の支度をしている彼女のそばで話をしていました。
たぶん今考えると邪魔だったと思います

帰りもまた駅まで送ってもらってさよならしました。
タップ君にもさよなら

駅で帰りの切符を買おうとしているとなにやら後で声がします。
すると突然横から
「これ使って。一日乗車券だから」とカードが出てきました。
なにがなにやらわからず
「え？え？」
その女性は「ほらお金キャンセルして」と自動発券機の取り消しボタンも押して
お金も戻してくれました。
いったいなにが起こったのかと自覚するまで時間がかかってしまい
さっさと立ち去っていくその人にお礼もろくろく言えずになってしまいました。

去っていくその姿を見るとご主人と２人だったようで
後ろで声がしていたのは別の人にもその乗車券を渡していたようです。
きっとご夫婦で使ったもののまだ今日という日が残っているので
発券機の前の私ともう一人に譲ってくださったようです。
なんだか小さなプレゼントをもらった気分。
とっても嬉しい

美味しいイカをご馳走してくれたぶるちゃんご夫婦にご馳走様でした、ありがとう。
見知らぬ私に乗車券を譲ってくださった人にもありがとうございます。