今日の出来事

毎日のことを少しづつ。

老舗の仕事は案外雑?

2014年02月25日 | 着物のこと
いきなり草履の裏の写真でごめんなさい。


年に一度「イメルダツアー」と称してお友達と
京都までお買い物ツアーに出かけています。
主に履物。
十日戎(初戎)のその時だけ祇園ない藤でセールがあるのです
着物好きなら一度は聞いたことのある老舗のお店。
そこのセールとなれば!
ところがセールといっても
18万円のものが10万円とか8万円のものが5万円とか
高いんだか安いんだかよくわからないお値段。
中には7万円が3万円とかいうのもあり
うんうん唸りながらもそういうものを見つけては嬉しくお買い物して楽しんでおりました。

先日、イメルダツアーのお草履を履いてお出かけしたお友達が
歩いている最中に足元からびろびろ~~んと紐が飛び出してきました。
ひっくり返してみると草履の裏が留めてない。
その時私はセールではなく通常で買ったない藤の草履を履いていたので
確認するとやっぱり留め金がない。

で、早速帰宅して確認するとイメルダツアー3足あるうちの2足は留め金で固定されている。
でも1足だけは留め金がない。
これでは私も歩いていて紐が出てしまうのでは?と慌てて問い合わせしました。
すると十日戎の商品は留め金が見えるようにすげてあるが
通常(プロパー)で購入したものは留め金が見えないようにすげてあるとの回答。

しかもその電話の返答の仕方がとっても傲慢で不愉快になりました。
なんだかセール品のことで文句を言うなという感じ。

でもそれでは留め金がない十日戎の商品はただ単に
「留めを忘れた」だけのこと?
とりあえず今までイメルダツアーに参加して十日戎の商品を買ったお友達には
留め金がきちんとしてあるか確認してもらうように連絡を回しましたけど
セールの商品には雑な仕事をするお店だったのか~とがっかりしました。

ない藤さんでもう一つのがっかりエピソードは
十日戎で買ったとき
「いつでも調子が悪くなったら持って来て下さいね」とにこやかに言われたお友達が
鼻緒の調子が悪くて調整してもらおうと持ち込んだ時のこと。
さっと裏を見て一言。
「あ、これ十日戎の商品ですな」と言ったそうです。
なるほど、留め金の打ち方を見れば通常商品ではない事はすぐに分かります。
その上こちらの草履は左右が決まっていてその印も裏にある。
だからといってこれは持ち込んだお客に対して「セール品ですな」と言うのも同じ。
お友達は「そんなにイヤミのようではなかった」と話しましたけど
まあ、京都の人はやんわりにこやかにそういうこと(イヤミ)を言うからね~と別のお友達の談。
そりゃ~常にプロパーで買う事は出来ないけど
憧れのお店の草履!と楽しみにいっているのにだんだん残念感が・・・
なんだかな~

1 コメント

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はじめまして (大阪人)
2017-10-08 09:33:16
はじめましての者が2014年の記事に
すみません。
平謝りされてお近くでなかったら、
着払いで送ってきてくださいというのが普通?の対応ではないですか。
大事な席でなくても出先で草履の裏から紐が出てきたなんて、顔から火が出るほど恥ずかしいことで、草履屋なら
あってはならないことでは?

うちはセールをしたくないけど、頼まれて仕方なくというスタンスなんですかね。そんなことこちらには関係ないし。

通常で買われたものとセール品とは
履き心地は違いますか。
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