今日の出来事

毎日のことを少しづつ。

二人藤娘

2015年02月08日 | 着物で映画(キモシネ)
評判の高いシネマ歌舞伎
今回の作品は各方面で絶賛されていたのでどうしても見たい!
名古屋で見ることも考えましたが
せっかくなので大阪まで遠征することに。



玉三郎丈と七之助丈の二人藤娘
(ににんふじむすめというそうでチケット買う時にふたりふじむすめと言ってしまいました)

二人並ぶととてもお気の毒なことに芸の差が歴然。
七之助丈の踊りがなんとなくまだ熟れていない青い果実のような(どんな例え)
途中で入る楽屋裏の風景も面白かったし
なんとなく発表会前の幕の中を思い出しました。


驚いたのは途中でいきなり台を持ってきてそこに足を置いて三味線弾きの方が演奏し始めたこと!
唄を唄う人は自分の歌う時まで客席に背中を向けて立っています。
え?これはこの作品のための演出?
斬新だわ~~~!と思っていたら
「大薩摩」という歌舞伎ならではの演出だそう。

それにしてもいきなり足をかけて三味線を弾き始めた姿を見て
日活や大映の黄金期「俺は待ってるぜ」とか「帰ってきた渡り鳥」の
裕次郎や小林旭を思い出してしまった私って…波止場じゃないんだから!

日本振袖始の方はお芝居。
稲田姫の米吉丈がとてもかわいい。
そして何より驚いたのがいつも美しい玉三郎さんが
八岐大蛇に早変わりした時のメイク!
どう見ても「KISS]にしか見えない…
それと八つの蛇頭との踊りがどう見てもEXILE…

でも最初に玉三郎さんが解説してくれたおかげで
どちらの作品もとても内容がよくわかりました(初心者)
やっぱり見に来てよかった!

私が大阪で見ようかな~という声を聞いてお友達がお昼をご一緒に~と声をかけてくれました。
お言葉に甘えて彼女の手作りランチをごちそうになることに




文旦のサラダ



きたあかりのポタージュスープ

鶏肉白ワインの煮込み

ポロネーゼ




久し振りにのんびりゆっくりおしゃべりしてかなり長居をしてしまいました。
美味しくて楽しい時間で幸せをありがとう!

その後はせっかくなので赤札市を開催されているココロヤさんにちょっとお邪魔。
コギクさんにばったりお会いして
「背中丼、いる?」と訊きながらここでも楽しくおしゃべり。

今日の着物は紬に絞染めの帯。

ラストデイ

2014年08月31日 | 着物で映画(キモシネ)
雪組公演トップさんサヨナラ公演
ライブビューイングを観るために大阪まで…
実はにっぽんちゃんと二人、名古屋中継の抽選に外れてしまったのです。
「まさか中継で外れるなんて!」
と二人でショックを受けた後に難波が追加されたのです。
どうする?大阪まで映画館へ行くんだよ…?

で結局またまた二人で抽選をかけてめでたく当たったのでした。

「明日はにっぽんちゃんと難波です」と
昨日こけしさんにお話ししましたら、
しばらくにっぽんちゃんに会っていないから
会いたいわ~~と来てくれることになりました。

わ~~い!

琴さんに教えてもらったクレープリーアルション。



ちょっと贅沢に夏休みの特別コースにしました。





久しぶりにゆっくりヅカな話などをしつつ…



時間いっぱいまでいろんな話が出来ました。

さて、参りましょう。



難波の映画館では二つのスクリーンで上映でした。
名古屋では一つだけだったのでうっかり違う方に入ってしまい同じ席番の人に
「スクリーン二つあるから間違えてますよ」と言われる始末。
恥ずかしかった…

やはりどうしてもカメラはトップさん中心になるので
脇で目を開いたまま死んだ役をやっていた人や
ショーでファンの皆さんが「あの場面のあの二人が見所!」というところは
まったく映らなくて残念でしたけど…
今まで3回ほどさよなら公演千秋楽の中継を見たのですが
周りの方が泣いていてもかえって冷静になってしまい
涙も出なかったのですが(苦笑)
今回はにっぽんちゃんに連れられて観始めたころ、一番初めに覚えて
何かにつけてずっと見てきた二人の卒業の上
最後に黒紋付に緑に袴で降りてきてそれぞれ二人らしくご挨拶する姿に思わず涙が…。

地元で二人の卒業のお祝いにまた一杯飲んで帰りました(笑)


今日の着物はチェックの綿麻に麻の八寸帯。
単衣の時期は着物の事を考えるのが難しくて適当です。





ラストデイ

2014年05月11日 | 着物で映画(キモシネ)
花組トップ東京公演千秋楽。
今回もライブビューイングです。
この時も見ていたのですが(ブログは書いておくものでした)まだまだよくわからなくて
ただにっぽんちゃんが「いいショーだよ」と教えてくれたので見たという程度だったのに・・・

いつもの3時間では終わらないので
ご飯を食べて出陣です。

比内地鶏の親子丼。


映画館で最前列です。

噂で聞いていたお芝居の大幅変更点もわかりました。
変だなーと思っていたけどあれならなんとか納得。

ショーでは千秋楽ということでなんと
通常では出演しないシーンで突然トップさんが出て来て
中継会場も、もちろん映っている劇場でもざわざわ(笑)
観客へのサービス精神が素晴らしい!
次の場面ではとってもかっこ良く、さっきのコミカルなキャラクターと別人。

さよならショーでは在団中のショーやお芝居からチョイス。
最後のカーテンコールまで劇場の人と同じように楽しみました。
カメラアングルは前回同様やっぱりトップさんメインだったので
もう少し全体が見れたらなあ。

帰りにちょいと一杯引っ掛けて。

電車の中で窓の外を眺めながら
ぼちぼちゆるゆるファンのままでいようと思ったのでした。

別に着物を着ていかなくてもいいのでは?と思いながらも。

帯は断捨離ボックスからなんとなく引っ張り出してきたのですが・・・
生地が苦手かな~~また戻すかも。

シネマ歌舞伎 春興鏡獅子

2013年12月01日 | 着物で映画(キモシネ)
今月のシネマ歌舞伎はこの作品

解説で六代目尾上菊五郎の鏡獅子の事を話していましたが、
「ああ!この人のことなのね」
とすぐに頭に浮かんだのは
石川あきさんの
「昔きものに教えられたこと」という本です。
六代目の鏡獅子が素晴らしかったので黒留袖にその姿を入れて作った話です。
あまりにも費用がかかり母親に叱られたとか。

うちに帰って本を出して見てみました。

お昼は親子丼。

デザート付き。

葉さんと別れた後、思い切ってこちらまで。


呉服屋さんではあまり見られない織物や見てみたかったジャワ更紗の帯。
洗える正絹の襦袢や立体裁断の肌襦袢もゆっくり見せていただいて満足。


今日の着物は十字絣に八寸帯。


たまみちゃん、復活です(笑)

野田版 鼠小僧

2013年10月25日 | 着物で映画(キモシネ)
お話し会が終わったとせっかく名古屋まで出てきているので
本日最終日のシネマ歌舞伎を観るためにダッシュ。

上映10分後からの鑑賞になってしまいましたが何とか間に合いました。

最初を見ていないので名前と人間関係が把握できるまで時間がかかったのですが
それでもテンポのいいセリフと展開にすぐ引き込まれてしまいました。

舞台の使い方は何度か見ているとやっぱり「野田版」だなあと。
最後もやっぱり「野田版」だわね。

観に行くと言っていた葉さんと終演後に何とか会えてこちらで一息。



地元のこちらのお店でまたもや一息(笑)
いつものお任せアラカルトとこの前から気になっていたうさぎのパテのカナッペをいただきました。



今日の着物は雨だったので当初予定の着物はあきらめて先日の京都行の時と同じ着物と帯で。


森田先生は「長襦袢は絹が一番です。化繊の二部式長襦袢はありえません」とおっしゃっていましたが
雨で裾をからげても大丈夫なように化繊の長襦袢でした…

シネマ歌舞伎 ヤマトタケル

2013年09月28日 | 着物で映画(キモシネ)
今月のシネマ歌舞伎はスーパー歌舞伎

スーパー歌舞伎→宙吊りというイメージしかない私。
上映時間を聞いてびっくり!10時開演 14時10分終演…220分。

今回は葉さん、やどちゃんと参戦です。

一部が終わった段階で3人で「まだあるの?この状態で進むのはキツイ…」

そうなのです。本当に「歌舞伎」と「スーパー歌舞伎」は全く違う!
もはや「大衆演芸が歌舞伎の真似している」作品にしか見えない…
そして猿之助があんなに変だとは…(失礼)

見得を切るときあんなに薄ら笑いしていていいの?
葉さん曰く「見得の切り方がユルイ」まさにその通り。

え?この人本当に歌舞伎出来るの?下手やん!
それともヤマトタケルのキャラクターが変なん?

テルユキ・カガワは噂通り…歌舞伎役者は辞めた方がええんと違う?

確かに衣装は豪華、セットも豪華、盆もセリも使いたい放題で豪華。
脇は中国雑技団のような人も出演してやっぱり豪華。
でも「歌舞伎」とは違う。

休憩が中に2回10分づつ。

なんとなく違う…と感じながらの220分は結構つらかった。

無事完走した三人でお蕎麦の前に乾杯。


季節の天ぷらは名残の鱧と秋のキノコ。
それでは足りずにもう一杯。

ご一緒してくれてありがとう!

今日の着物は伊勢木綿に綿バディックの帯。東風杏さんの蝶々の帯留で。


髪は久しぶりに琴さん巻きで。
木綿で気持ち良く過ごせる季節になってうれしい!

おまけ。

帰りの特急で初めて車内販売のアイスクリームを。大人っていいよね~(by琴さん)

シネマ歌舞伎 牡丹灯籠 とんぼ玉作品展

2013年07月06日 | 着物で映画(キモシネ)
今月の演目は「牡丹灯籠」

メインは新三郎とお露だと思っていたのですがちょっと違っていた…
あの二幕目は要らなかったんじゃないの?
どうしてああいう展開になるのかわからないし。
それにしても「女性はずる賢い者」という印象の強い作品だったわ。


そして今日はちょっと遠方へ。
電車に乗って大垣まで。途中で雨に降られたけど(どしゃ降り!)
葉さんパワーで到着する頃には止んでました!
駅までお迎えに来てくれたおーこさんの車で
飛騨牛専門店のブランチひろのやでランチ。

まずは食前酒で乾杯!
ドライバーさんの分は葉さんが代役で(笑)
お料理はまさに飛騨牛づくし。






久しぶりに会った3人。いろんな事があって話が尽きない。

でも本日大垣に来たのはちゃんとメインの目的があるのですよ。

こちらに併設されたギャラリーで開催されるとんぼ玉教室の展示会のため。

おーこさんがとんぼ玉制作を始めた頃から知っている私達。
だんだん難しい技法に取り組んで素敵な作品を仕上げている姿に感動です。
「いつか先生の習作を持っているのよ」と自慢するのが夢です(笑)
作品を拝見してお買い上げして(笑)
お茶をしましょうと連れて行ってもらったのは古民家カフェ。


のんびりおしゃべりして笑って本当に楽しい時間でした。

今日の着物は綿麻に麻の八寸帯。


シネマ歌舞伎 刺青奇遇

2013年06月15日 | 着物で映画(キモシネ)
今月の演目は、勘三郎、玉三郎、仁左衛門さんの刺青奇遇。
そして今月も葉さんと一緒。私達は後の回の上映だったのですが
先の回を観ていたことりさんとISORAでランチをご一緒に。






なぜか話題は映画ではなく「宝塚」なぜ…?(私のせい?)
ことりさんと別れて映画館へ。

以前観たのはにっぽんちゃんと。
「生で見て号泣した」と聞いた作品。

二回目の今回、前よりもぐっと胸に来ました。
スクリーンに映し出される表情が前よりも心に響いたような。

前々回の連獅子のように出来たら引きの映像で作品を楽しみたい。
でもこういう人情物はやはりスクリーンでしっかり表情を見る方が
楽しめるものですね。

次の予定まで時間のある葉さんと栄まで出てラシックで開催されている
浴衣のイベント見学へ。
浴衣は「20代でないと着てはいけないのでは?」というようなポップなものばかり。
でも小物やバッグにわくわくしてついつい散財してしまいました。

散財のおまけでいただいたチケットでちょっとティータイム。

これに「白桃紅茶」をつけていただきました。
香りは桃だけど口に甘さが全然残らなくておいしかった!
葉さんの今日のテーマは威圧感だそうですが
ケーキを前にした笑顔には威圧感がどっか消えてましたわよ。


ちょっとまた別件の買い物をして名古屋駅で解散。
また次回もよろしくね。

今日の着物は綿麻縮に八寸帯。



今日のお買い物

アタバッグと今日から東京で始まった公演のパンフレット。
アタバッグは中にきちんと布張りがされている上に内ポケットもあり
ファスナーで開閉できる布カバーがついています。
お隣のお財布もやっぱり買えばよかったか…
パンフレットは公演を見られないのでせめてこれだけでもと買ったのですが
中身を見たとたん「きゃあ~~」と(心で)叫んでしまいました。
(東京行けばよかったあるよ)

ライブ・ビューイング パリ・オペラ座バレエ ドン・キホーテ

2013年06月01日 | 着物で映画(キモシネ)
シネマ歌舞伎もあるけれどバレエもシネマがある!
見つけた時は本当に嬉しかった!

パリ・オペラ座 ライブビューイング

今シーズンの幕あきはドン・キホーテから

シネマ歌舞伎ですら2,000円なのにこちらは3,500円!
高い…映画なのに…
(よほど版権が高いのか?)

大人からバレエを習い始めて初めて発表会で踊ったのが「ファンタンゴ」
教室を変わって初めての発表会でいきなり幕物の「ドン・キホーテ」
私には思い出深い作品です。
思い出せば不愉快だった事だらけでも踊る事は大好き。
曲を聞けばどんな場面だったかすぐ思い出せます。

今回はバレエの作品を観るのが初めてという葉さんと一緒でした。
台詞や歌という「言葉」というものが無くて音楽と踊りだけ。
舞台裏の解説も幕間に挟んで出てくるのですが
専門用語が出るのできっとわからないし楽しんでいただけるのかな~とドキドキです。

始まると曲を聴いただけで涙が(笑)
発表会当日の事、本番までのお稽古の事が思い出されて懐かしくて。

何度も踊った町娘のパートや暗い照明の中のジプシーの踊り
大好きだったフィナーレでの全員の踊り。

やっぱりバレエ好き!観ていてひきこまれてしまいました。
(最後のグラン・パ・ド・ドゥでキトリがかなり揺れていたのが気になりましたけど)

観終わった後はやはりこれはスペイン料理よね!と
お勧めのスペインバルへ連れて行ってもらいました。


その後、途中で看板を見て思わず入ってしまった噂のフローズンビールが〆(笑)


この後今度は文楽を見る葉さんにくっついて中日劇場まで一緒に行きました。
(ちょっとお買い物)

今日の着物は薄手の伊勢木綿に綿バディックの帯。



(おまけ)
今日のナナちゃん

ナナちゃん、私より若かったのね…

シネマ歌舞伎 文七元結

2013年05月25日 | 着物で映画(キモシネ)
今月のシネマ歌舞伎はこの演目

この作品も落語が元なので何となくは知っているのですが
実はきちんと聴いたのはちょっとエロい怪しい文七元結。

同行してくれた葉さんとことりさんは口を揃えて
「落語の演目ではあまり好きではない」という江戸の人情話。

ところがそれが舞台化されると演じる人の演技力と舞台装置で
別物ではないかと思うくらい面白おかしくなりました。

それにしても映像となると細かいところまではっきり見えるもの。
貧しい家の娘役の役者さんの指先、足先まで
水仕事で荒れて出来たあかぎれのように赤く塗ってあり、足はしもやけのようにやっぱり赤い。

きっと客席から舞台を見ているだけでは判らないと思うけど
こんな細かいところまできちんと作っているんだ~と観劇しました。

上演後は「江戸の話を聞いたからここは一つ江戸っ子気分でおそばを食べましょう」と

こちらでおそばを。



久しぶりに葉さんとビールをいただきました。

お家で用事のあることりさんと別れて葉さんと堀川へ。
こんなものに乗るんですよ~

乗ってる人がいる~

乗船、乗船


もともとは堀川を綺麗にしましょうという運動から始まったゴンドラ。
確かにさまざまなゴミが浮く川を眺めながら、
麗しいとは言い難い香りが漂う中の乗船でしたが
船頭さんのお話ではこれでもまだだいぶマシになったのだとか。
納屋橋の近くの広場では地元のブラスバンドの演奏会があって
BGMを聴きながら舟で揺られるという贅沢な気分(あくまで匂いは封印)
船頭さんもプロの方ではなくボランティアで練習して交代で漕いでいるのだとか。
私達は日傘を差しながら乗っていたので風の抵抗が出てさぞや漕ぎ難かった事でしょう。

ところが今日はこれでは終わりません。
次の場所へタクシーで移動。名古屋市立美術館で開催中の「上村松園展」へ。

着物で入場すると和傘をさした写真を撮ってもらえます。
会場入り口に会期中展示されるそうですが、会期は明日まで。
私達は自分の写真を見ることはできません(そして掲示期間が短い(笑))

たくさんの美人たちにほれぼれ。浮世絵はちょっと苦手なのですが
松園の女性の絵は表情があって大好き。

そして今日の締めはこちら。


久しぶりのタカノのパヘ。びわとさくらんぼです。
葉さん、またもや三日分くらいの一日をありがとう(充実)

今日の着物は伊勢木綿です。帯が縮んでいました(胴が伸びたともいう)
しばらく締めていなかったのでふかふかしてお太鼓がうまく作れませんでした…