「急なのですが、初めて本拠地、宝塚に行く事にしました」
関東のバレエなお友達からそんな連絡が来たのは初日を観に行った日。
最初は前乗りして一泊するそうなので前日のお盆休み最終日に梅田で会いましょうか？
と、いろいろ打ち合わせしていたのですが不慣れな2人、
しかも待ち合わせ時間を逆算すると彼女はかなり早い時間に出てこないと間に合わない。
私も夕方少し会うために大阪まで行くのはもったいない。
どうしようかな…
そんな事を悩んでいたらオットが
「仕事休んで一緒に観て来たらええやないか。
せっかく遠いとこから来るのに滅多にそんなチャンスないやろ？行って来たらええやん」
（飲みに行って午前様連続記録更新さえしなければこんな出来たオットはいない）
お盆休み明け初っ端にいきなり休む社会人…
でも確かに次はいつ会えるかわからない。
聞けばお友達も一人で来ると言います。
それなら！と思い切って！
時々お友達のお付き合いで東京で観てはいるらしいけど、それほどファンと聞いてないし
わざわざ宝塚までなぜ…
実はメインの目的はこちらだそうで（笑）
メイクをしないで衣装だけなら予約が要りません。
いつか本場で衣装が着たいとずっと思っていたそうです。
急なことだったので私はチケットを持っていません。
いの一番に買わねば！
初めて当日券をチケットカウンターで買いました。
(ますますディープなファンになっている感が
)
二階席ならS、Aはまだ残っているのにBから売れて行くんですね～
どんなものかと私もB席にしてみました。
次はスタジオの受付です。
メイク付き予約の合間に入るのですが、衣装のみのお客様も多いようですぐには順番が来ません。
受付を済ませて指定された時間まで劇場内のお店をウロウロ。
初めて本拠地来訪のお友達には何もかも珍しいようで
限定のお菓子を買ったり、グッズを買ったり。
そしてとうとうコスプレ！
衣装は二人とも「マリー アントワネット」
彼女はせっかくなのでショーの娘役さんの羽根つき衣装も。
衣装を着た姿は自分達のカメラでの撮影は禁止なので撮れません。
こんな風に衣装は用意されます。
ちなみにこれはスカート部分のみ。
この真ん中に入ります。
着用するに当たって自分の着ているものは
上は脱ぎますが下はそのままです（笑）
本当にプラスチック製の頑丈な輪っか入り。
重い！後ろのホックをきっちり留めてもらうのですが
すごい力で留められるので踏ん張っていないと大きく揺れて倒れかかりそうになります。
結構大変。
鬘もつけて鏡を見るとコントに出てくる人みたい…
お互いの姿を見て「いいよー」とは言いながらなぜかゲラゲラ。
手に持つものは何種類かの中から選べます。
（私は仮面にしました）
撮影した後でわかったのですが
輪っかのドレス2人は幅を取るので一緒に撮影できないそうです。
残念！
衣装を着けて写真を撮り終わるまで「とにかく常に踏ん張ること」が大事でした…
彼女はバレエを長く続けているので
レビューのドレスで肩から出した腕がとっても綺麗でほれぼれ。
振袖状態の私の腕ではあの衣装は無理…
そんな事であれこれしていたらあっという間に開場時間前。
初めて来たならやっぱりこれでしょう。
初B席からの舞台はこんな感じ。
初日はソワソワしていた劇場もいつもの雰囲気に戻っていました。
いきなり2回目になりましたが
ご贔屓さんの声が初日は喉を痛めたような声でハラハラしたけど
落ち着いていて良かった。
お芝居も少し感じが変わっていました。
役者さんたちも慣れて来たのかな。
本日の幕間は公演デザート。
ショーはやっぱり楽しい！
二階席からだとフォーメーションもよく観えてなかなかいいです。
手元に帰ってきたオペラグラス様様です。
終演後は「小さい羽根も背負いたい」というご希望でまたもや。
長くバレエを続けているのでお友達はポーズがきれい！
歴代のトップさんの写真を見ていたら
子供の頃、初演のベルサイユのばらを観た時にとても感動して
その中でもオスカルが撃たれて亡くなった時のロザリーの泣き声が忘れられないと話してくれました。
でも、そのロザリーが誰なのか覚えていないのが残念と言っております。
誰か分かる人！（笑）
帰りに写真をもらってまた2人でゲラゲラ。
衣装の豪華さに負けて顔がのっぺりしてました。やっぱりメイクは必須ね！
揃って蓬莱の豚まんをお土産に買って
梅田でお別れ。
劇場堪能して面白かった！声をかけてくれて嬉しかった！ありがとうね！
次は2人でメイク付きにしよう！そして今度は並んで撮ろうね！
衣装だけでもテンションが上がったからキモヅカメンバーともまた変身したいわー
とお腹が空いたのでサンドイッチも
本日のボケ
