初めて葉さんと小つる師匠の落語を聴きに行って
「いつか枝鶴さんになるのよ」と教えてもらってから
とうとうこの日がやってきました。
何日も前からいえいえ、もっと前から「何着て行こう」という嬉しい悩みを抱えていたら
同行のお友達もみな同じ悩みだったようで「何着て行くの~~~?」というメールが何度も届きました(笑)
今回の事を全て取り仕切って手配してくれた葉さんからは
「おしゃれ!!!」という厳命が!
新しい名前に変わる瞬間に立ち会えるおめでたい日という事で
私も新しいものを身につけようと仕立ててあった
加賀紋入りの無地の結城紬に洒落袋帯、大好きなクローバー模様の長襦袢、
組紐の半襟(サリィさんとおそろい)、綴れ織りの帯締めと
しつけを取ったばかりの着物と新しい小物で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/db/cdf69fa300c594fa3a124b6a72f7e57e.jpg)
写真はこけしさんと054さん。実は加賀紋の中にもクローバーがあります。
お草履もクローバー模様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/3e/06447e08808dc7e2fea728b3c8b4ec85.jpg)
塵よけに着ていたコートもクローバー(笑)
本当は同じ柄を3つ以上つけるのは野暮だそうですが、一度「クローバー尽くし」をしてみたかったので大満足(爆)
三重からはあとむちゃんが来てくれました。途中で同じ特急に乗り合わせたことが解りまたもや遠足気分で一緒に到着。
葉さんのおかげで楽屋に伺う事も出来て楽屋前で記念撮影。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/09/de729e883a3e7e9defef29598cedbcc0.jpg)
ことりさん、あとむちゃん、私、金沢き楽寄席からばぁさん、去年の金沢以来一年ぶりに会うmikaさん、葉さん、にっぽんちゃん。
開場を待っているとこけしさんも到着。用事でこちらまでいらしたayaさんにもお目にかかれてすご~~~く嬉しかった。
歌舞伎に詳しいにっぽんちゃんを紹介できてよかった!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/7b/29c4088760aa383c839e20f909424a8f.jpg)
こけしさんのスーツがすごく素敵で「どこで買うの?どこで買うの?」としつこく訊く怪しい私(苦笑)
初めて小つる師匠の落語を聴きに繁昌亭に行ったときにお目にかかったさえさんにも再会できました。
あの時「高校に入学します」と言っていた息子さんが大学生になっていた…
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年月が過ぎて行くのは早いわ…
ご贔屓さん達の贈った幕の前で姐御の葉さんと。
仕事帰りに新幹線に飛び乗ったにっぽんちゃんや
お昼を食べそびれていたあとむちゃんとお腹が空いたので
休憩時間に売店でお菓子を買って食べる(笑)最中アイスがなくて残念(爆)
笑福亭喬若 「動物園」
笑福亭学光 「試し酒」
桂 南光 「義眼」
桂 春團治「祝のし」
~中入~
口上…春團治、福團治、仁鶴、福笑、松喬、松枝、南光、鶴志、鶴瓶
笑福亭仁鶴 「道具屋」
笑福亭枝鶴 「宿替え」
この瞬間小つる師匠が「枝鶴」になったのです。
後ろ幕は金沢き楽寄席の世話人一同で贈ったものが張ってありました。
まだ落語家としてではなく単なる友人としての知り合い時代から
支えてこられたき楽寄席の皆さんの思いがこもった素晴らしい幕でした。
口上では皆さんが先代枝鶴さんの危ないエピソードなどを披露されて
その度笑いをこらえてに肩を揺らして頭を下げている枝鶴師匠がしました。
司会の鶴瓶師匠の微妙な間合いと進行コメントがこれまた笑いを誘います。
それでも春團冶師匠の
「この枝鶴という名前は私の青春を思い出します。先々代の枝鶴さんと衰退する上方落語を何とか存続しようと頑張っていたのです」
というようなことをおっしゃったときにはさすがにジンと来ました。
笑福亭一門、上方落語界で新しい枝鶴師匠を応援して行こうという気持ちの伝わる
温かい口上でした。
枝鶴になって初めての高座はいつもと変わらない丁寧な落語でした。
本当におめでとうございます。