★「或るホームレス歌人を探る~その五」-響きあう投稿歌 松井多絵子
2月2日 高野選
● 一日を歩きて暮らすわが身には雨はしたたか無援にも降る 公田耕一
どのようなところを歩いたか実景描写をしてほしかった。下句は表現が過剰ではないか。「雨はしたたか」で十分だと思う。
2月8日、公田の作品は掲載されていないが馬場が「公田さんを思う歌」を選んでいる。
●パンのみみで一日生きるホームレス公田さんを待つ零下となる夜 (加古川市)藤田かのえ
2月16日 高野選
●哀しきは寿町といふ地名長者町さへ隣りにはあり 公田耕一
高野の評に「歩みゆく横浜市内の町名に皮肉を感じたのだろう」とあって、寿町や長者町は横浜市内にあることを知る。公田はいま横浜にいるらしい。
❤ 公田さんに捧げる一首 松井多絵子
長者町ここに住む人みな長者、そんなことない風が冷たい
※ 独身で子供もいない公田さんに、また一人フォロアーが。中村テルミさん、藤田かのえさん
そして松井多絵子こそ最初のフォロアーです。 「その六」は面白いですよ。???