★ 「桜木由香さんの歌集の会」
昨日11月30日、桜木由香歌集『連禱』を読む会が中野サンプラザでありました 講師の三枝昂之氏のお話が約1時間。「短歌は深読みより浅読みをおすすめしたい」に共感です。桜木さんの作品を●自然描写に個性のある歌、●場面が印象的な歌、●相聞歌の魅力 に焦点を絞られた、すっきりしたプリントを参考にして解説を聞きました。「三枝先生は親切な方だなあ」と思いながら。続いてNHKの短歌でおなじみの来嶋靖生氏の簡潔な講評、桜井登世子氏、今井恵子氏、村永大和氏、中静勇氏そして短歌研究編集長堀山和子氏もご出席の豪華な批評会でした。※約９０名
桜木さんの格調高い作品よりも、私は彼女のつぶやく歌のほうが好き。特に冬の歌が好きです。
❤君逝きし地上に年の過ぎゆくを数えたたずむ歳晩のまち
❤きさらぎの風にまぎるる君のこえ夜の駅は世の果ての駅かな
二次会はサンプラザ２０階で、夜景を見ながら会席料理、スリムで長身美女の桜木さんがワインを注いでくださるとき、彼女はスチュワーデスみたいでした。 松井多絵子