えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

リンゴの気持ち

2018-11-30 13:15:45 | 歌う
柿の実と共にリンゴがス一パ一に並んでいる。昨日は柿、今日は赤いリンゴを1個だけ買う。柿はすでに食べたがリンゴは人の顔を思わせてすぐ食べる気になれない。

私の幼い頃に流行った「リンゴの歌」が聞こえて来る。「赤いリンゴに唇寄せて黙って見ている青い空リンゴはなんにも言わないけれどリンゴの気持ちはよく分かるリンゴ可愛いや可愛いやリンゴ」この歌の作詞はサトウハチロ一、歌ったのは並木路子、戦後の大ヒットの歌だったらしい。

買ったばかりの赤リンゴを食卓に置くと「リンゴ可愛いや」の唄が聞こえて来る。1個のリンゴは誰彼の顔を思わせる。この半世紀余に私が関わった女の顔が次々に、、。

落葉高木樹のリンゴはミカンや柿に比べて腐りにくい、しばらくは眺めてリンゴの気持ちを聞こう。でも夜になるとリンゴの肌には明暗が、そして食卓のリンゴの影は暗くなる。私を快く思っていないの?それならすぐに食べてしまうわよ。

🍎静物となりてリンゴは食卓に明暗のある歪な球に

🍎剥きゆくにリンゴの皮がつと切れて我は間もなく今日を失う

ころ柿の里

2018-11-28 15:41:48 | 歌う
🌻昼すぎの笛吹き川に添いながら探していたり「ころ柿の里」

五年前の今ごろ私は「ころ柿の里」を訪れた。笛の音の聞こえない笛吹き川に添いながら歩いた。

🌻 「枯露柿の里のマップ」に犬小屋のごと信玄の恵林寺があり

「ころ柿」は漢字で「枯露柿」と書くらしい。由来は柿を干す時まんべんなく陽が当たるように、ころころ位置を変えるからである。

まるで柿の実のカ一テン、家々の軒下には干し柿の天日干し、昼すぎの光を浴びて柿の実がなんとも美しい。私は柿も干し柿も大好物である。

柿に含まれる有効成分とはビタミンC.A.k.B1B2など天然の総合ビタン剤、ビタミンCはみかんの約2倍、柿はみかんの黄色よりさらに色が濃く深い。紅葉の色と味、

「柿はからだの中をきれいにするらしい」「あなたの心に柿の明かりを」

今日、ス一バ一では干し柿はまだ売られていなかった。種なし柿を1個160円で買った。まだ食べていない、夫が散歩にでかけたらこの柿を私のものに、私の心は明かりを欲しがっている。

がんばれ「WAkAZO館」

2018-11-26 13:47:26 | 歌う
2025年に開催が決まった大阪万博、あれから48年も経ったのか、光陰矢のごとしだ。目を閉じれば岡本太郎の「太陽の塔」 が鮮やかに広がる。母と共に見上げたあの☀「太陽の塔」

母はまだ元気だった。結婚していた私に大阪万博を誘って来た。気軽に応じたのは2泊3日の旅費を母に出してもらえるからだった。あのとき断ったら私は後々後悔したであろう。「太陽の塔」を母は面白がり万博会場を熱心に見て回った。

それから数年後に母は体調を崩し旅行は出来なくなった。会えば大阪万博の思い出話、散々苦労をさせられた娘が共に旅をしてくれたごとが嬉しかったらしい。私もささやかな親孝行ができたのだ。第1回大阪万博に感謝したい。

京都大医学部の川竹綾子(23)は2年前に万博誘致の動きを知り、そのパビリオンの案を政府に提案しょうと1年かけて同世代の学生や建築家と練った。

若造たちによる「WAkAZO館」、万博まで7年、昨日の朝刊朝日「ひと」の欄に川竹絢子の愛らし顔写真が載っている。7年後もWAkAZO でいて下さいね。川竹絢子さん!

明日から3連休

2018-11-22 13:07:57 | 歌う
✈ 老人よ大志を抱けと叫びたし成田空港出発ゲ一ト

明日から3連休、海外へ行く人々はどれくらいだろうか。老人の海外旅行を応援しながら、内心は妬んでる私。お金は日本で使って欲しい。

朝刊に10月の訪日外国人は前年同月比1、8%増264万人の報にほっとする。中国人の訪日需要が旺盛らしい。韓国や台湾は減っているが中国は71万余りに回復している。買い物が大好きな中国人は日本にはありがたい、私の周囲の人たちは売れない、人が集まらないと嘆いている。老人たちは不安なのだ。

「連休は月の砂漠へボクは行く」「私は火星のアレス渓谷」などと夢みたいなことを私たちはつぶやいてテレビを見ている。

五月の連休は海外旅行する人たちが多かった。私は面白くなかった。

🔘友はみな旅をしている連休に昼餉のための瓜を乱切り

🔘不機嫌なわれに焼かれて塩鮭のバラ色の肌は土色となる

🔘アフリカの旅より帰りてきし友はわれより偉く豊かに見える

5年位前までは私は中国を度々訪れた。漢方薬などお土産にたくさん持ち帰った、中国の人々も日本でたくさんお買い物をしたり楽しんで欲しい。

下重暁子の極上の孤独

2018-11-21 14:05:11 | 歌う
わたしが一人旅の虜になったのは20年前、一人一部屋二泊三日の金沢の旅。度々訪れていた金沢が初めての処のように新鮮だった。友達との旅は親睦だ、一人旅はいかにも孤独のようだが孤独でなければ自然や名所旧跡に親しめない。人生だって、、ではないか。

『極上の孤独』は下重暁子のベストセラ一、半世紀余り前、彼女はNHkのアナウンサ一として大活躍していた。まだテレビの番組が少ない頃、午後の彼女の番組を見るのが何よりの楽しみ、楚々とした容姿が私を楽しませた。

45年の結婚生活を経てたどり着いたのは『夫婦という他人』(夫とはすでに卒婚している)などと宣う、彼女も今は82歳か、「一心同体」の夫婦など長続きするはずがない、長く添い遂げるにはお互いが「孤独を大切にすること」、他者に自分たちは円満などと思われなくてもいいではないか。

🍂ふたりとは独りと独りのことなのだ明かりの点らぬ夕べの家の