※※※「ありそうな場面」※※※
田村元さんの<時代感覚の鋭い一首>が角川「短歌3月号」に掲載されている。読み終えてから「なるほどねえ」とおもう。すこし引用してみる。
★ ビール飲んでもうまそうな顔しないこと身ごもりびとの妻と約せり 大松達知
妊娠した妻との約束。その約束が、家事を手伝うことでもなく、家になるべく早く帰ってくることでもなく、「ビールを飲んでもうまそうな顔をしない」というところが面白い。
と田村元さんは書いてjられるが、私はヘソマガリな妻だなあと思う。しかしこの妻はお酒が好きらしい。身ごもりびと、つまり妊娠中でお酒をがまんしているのだろう。夫は禁酒できないので、せめておいしそうに飲まないでよ。と妻が言う。ありそうな場面、個性的な反応として、田村さはこの一首を取り上げていられる。
最後まで読んで「なるほどねえ」と納得できた。短歌なんてのんきなことをやってる場合じゃない。夫との付き合い方の作戦を直ちに考えなければならない。
❤ パソコンのきげんが悪いそういえば今夜は夫もきげんが悪い
❤ 日本語で話しているのに通じない夫よあなたは外つ国のひと
私のこの二首に共感してくださる方は、あまり自己主張しない松井多絵子のような?妻でしょう。