メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

World Soccer Plusの俊輔の対談

2006-01-03 16:30:32 | 中村 俊輔

World Soccer Plusに、俊輔と二宮清純氏の対談が載っていた。
その中で目を引いた言葉を拾ってみた。

俊「レッジーナはセリエAから降格しないことを一番に望んでいた。荒々しいプレーをする選手の方を支持していた。」
だから
俊「ボールをつないでいいサッカーをしようという選手は使いづらかったと思いますよ」
と本人でさえ白状していた。
が、そういう環境であっても、自分の居場所を求めて自分を生かす方向を探り、プレーの幅を広げていったのは、俊輔だからこそできたことだろう。

レッジーナでの俊輔は、線の細さを克服し、3kg体重が増えた。
専属トレーナーにもついて、柔軟性を損なわずにフィジカルの強化に徹した。
セリエAでは目立たなかったが、代表戦で見せた俊輔のプレーは確実にからだを一回り大きくし、倒れなくなった。

さらに〝お前は黄色だからな〟を意味する黄色いビブス“メンバー発表の時、わざと「NAKATA」って書く”いやがらせにも耐えてきた。
たったひとりで。

俊「おそらく他の選手だったら耐えられないと思いますよ。僕は免疫ができていたからよかった。」
良かった?そう思えるのか。
トルシエ時代のことを指しているらしいが、落選というつらい体験をプラスにしてみせると言っていたのが実行されている。
心のしこりに絶対なっていると思えるのに、乗り越え、乗り越えられたことが自信につながっている。
俊輔はマイナス思考だと思われがちだが、実はプラス思考なのだ。
あっさりと言ってのけるのがカッコいい。
これは私も見習いたい。

そしてあくまでも真ん中にこだわる。
落選するにしても、
俊「できればヒデさんやモリシさんと勝負して、それで何かが足りないと分かった方がよかった。」
俊「キリン杯のスロバキア戦、ホンジュラス戦でトップ下をやって、ほぼ思っていたようなプレーができたんです。だから満足している。」

ここのところがよくわからないが、真ん中で起用されなかったのは不満であるが、トップ下でできたスロバキア戦、ホンジュラス戦では、自分のイメージ通りのプレーができて、自分としてはトップ下でできる感触を得て、満足したという意味だろう。
そして落とされたのは、自分の力が至らないためでなく、戦術のせいだと。
自分ではできる限りのことをした結果の落選では仕方ないって意味なんだろう。

その頃、ホンジュラス戦で足を痛め、入院したり体調も悪くなったので、私は体調不良の理由が半分とあきらめているが。。
もっとも、W杯は出場できたにしても、無理をしての出場では、選手生命を縮めるから、悪いことだけじゃない。

(コンフェデ)
俊「正直言って、あの時のブラジルは6割でしたね。いや、もしかしたら、そこまで力を出してなかったかもしれない。
その基準はスピードに乗る回数です。
向こうは引き分けで決勝トーナメント進出が決まる状況だったので、かなり力をセーブしていた。戦いながらそれがわかりましたよ。」

ブラジルは本気じゃなかったから、俊輔のミドルシュートが決まったとしても、割り弾いて考えなければならないとアンチは言うが、俊輔だってアンチに言われるまでもなくそう思っているのだ。
その辺りが俊輔の賢いところである。
絶対に勘違いをしない。
目標が、志が高い。
自分に満足したら、それだけで終わってしまう。
常に冷静に自分を分析できる限り、俊輔は進化していくのだ!

対談は、俊輔の“永遠のサッカー少年”ぶりを書いて終わっている。
少年のように、大きな目標を持って、目を輝かせながらサッカーの話をするという中村俊輔が大好きだ。
ずっと応援したくなる。(半分親入ってます^^;)

今セルティックでは、ボールを細かくつなぎながら、俊輔が望んでいた意表をつくパスワーク、絶妙なアシスト、チームメートの決定力の高さによるゴールなど、私が望む通りのサッカーがなされている。
リーグのレベルはともあれ、このサッカーでずっと勝ち続けているのがうれしい。
俊輔のトラップはため息が出るほどうまい。トラップミスなんてほとんど見ない。
その高いボールキープから繰り出される魔法の左足は、見る者に魔法をかけてしまう。私は何年魔法をかけられているんだろう??

2006年も俊輔のサッカーで、多くの人々を、私を、幸せにしてほしい!!



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