メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

TNTのIntuition

2006-08-21 22:05:17 | メロディック・ハード
ノルウェーのメロディック・ハード・バンドのTNTが、1989年に発表したサードアルバム。

TNTはベストアルバムは聴いていた。
私好みの、なかなか素晴らしいバンドだと思っていたが、この「Intuition」はそれを超え、最高のバンドだと思う。

アメリカン・ハード・プログレの流れを引く、キャッチーで心地良いメロディ。
サウンドはさほど分厚くなく、重くもない。
北欧サウンドというより、Maxus(ジェイ・グルシカ、マイケル・ランドー)、Sneaker(ジェフ・バクスター)といった、ウェストコーストのアメリカン・ハード・プログレを思い出す。
爽やかで、広がりがあって、洒落ていて、ハードロックしてるのだ!!

リフというより、楽曲重視で、それも歌メロの完成度が高い。
ボーカルのトニー・ハーネルは、どこまでも届く美しい高音だ。
中音はクリアだが、高音になるとわずかにファズがかかるのがまたいい。
うまいボーカリストなのに、声質のせいで親しみやすく聴きやすい。
コーラスがキャッチーさに磨きをかける。

ギターのロニー・レ・テクロは、たまに早弾きしてアピールしてるのに好感が持てる。
それでいて華麗で、余裕を持って美旋律を奏でている。
実力があるのに、敢えてひけらかすことはしない。まるでACTのようだ。

6曲目の“Forever Shine On”は、Edguyの“The Piper Never Dies”みたいだ。
そう言えば、トニーの声とトビアス・サメットの声は似ている。
年代からみて、トビアスが影響を受けたのだろう。

どの曲も表情豊かで個性があり、捨て曲がない。
感性のくすぐりどころを熟知してるとしか思えない。
“A Nation Free(Intro)”“Caught Between The Tigers”“Tonight I'm Falling”“Intuition”など、極上の出来だ。

リアルタイムで出会っていても、現在出会っていても必ず好きになるサウンドだ。
17年間知らずにいたのがもったいなかったな。


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2 コメント

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Unknown (虹の都)
2006-08-23 12:16:55
気に入って頂けましたでしょうか?

TNTはこの1枚だけですね。あとは、あまりお薦め出来ないです。
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Intuition (massh@まー)
2006-08-23 23:37:14
良かったです!

ヨーロッパよりいいかも。

Intuitionの出来の良さの前では、他のアルバムは褪せて見えるってことでしょうか。
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