東京ナイト

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西荻窪で清水宏のライブ

2011-03-22 23:18:45 | ライブ、芝居、演芸など
で、週末はもうひとつ西荻窪で清水宏のライブを観に行きました。

~ 震災募金三夜連続ライブ ~『偽善者たちの夜』@ 西荻窪「THE"ロック"食堂」。

コメディアン清水宏と、元「たま」の石川浩司の共演。
相変わらず清水宏のハイテンションに圧倒されました。
すごいよホント。
得意の客いじりから始まって、お客さんからネタを募集しての即席三題話。最後はいつもの映画の予告編シリーズ。
最初の登場からもう大爆笑で、最後は笑いすぎてだんだん疲れてきてテンションが下がっちゃった程。
でも、演じている清水宏のテンションは相変わらず高いのがびっくりです。

たまの石川さんの演奏は初めて聞きましたが、なんだか懐かしい雰囲気でよかったです。
意外にも、お客さんとコミュニケーションを取りつつ笑える感じにしていたのが、さすがベテランという感じ。
「いか天」でよく見ていたのはもう何年前なのかな。

他に石川さんの友人のアーティストが何人か出ていたのですが、こちらはまあまあ。
まあ、清水宏のテンションの前では、普通の人だと精彩を欠いて見えちゃいますよね。

という訳で、1年ぶりくらいのライブでしたが、変わらないテンションになんだか安心できた一夜でした。

映画「冥途の飛脚」

2011-03-22 22:12:45 | 映画
週末は映画「冥途の飛脚」。
1980年にカナダ人の映画監督によって撮影された文楽の舞台。
主要な出演者全員が、当時および後に人間国宝という事で、吉田玉男さん、吉田簑助さんはじめ、名人達による脂の乗った円熟の舞台が記録されている。



恵比寿の写真美術館で上映されていたんだけど、映画の話題性なのか、地震の影響なのか分からないけど、お客さんは20人もいない・・・。
で、チケット代が2300円もしてびっくり。
なんで高いんだろう?

映画も、ときどきTVで見ることの出来る文楽舞台と比べ、ずば抜けて良い、という訳でもないのでちょっと拍子抜け。
しょうじき文楽は、ライブで見るに限ると思ったよ。
太夫の台詞が字幕で出るんだけど、ついそれを目で追ってしまって、人形達の細かな仕草まで注意がまわらなくなってしまったのが残念。
太夫の言葉もなんだか心に入ってこなかったし、太棹の三味線のビーンという音が劇場だと体に響くほどなんだけど、それもとうぜん感じられなかった・・・。

とは言え、玉男さんが若くて、簑助さんも艶っぽくて、それは見所。
初めて文楽を観たのが、もう20年前。
その時の興奮をなんだか懐かしく思い出しながら観た映画でした。