東京ナイト

旅行、食事、映画にお芝居、日々のささやかな幸せを記録します

「銭湯でエコ」

2011-03-16 22:40:45 | Weblog
今日は、昨日の日記でもちょっと書いたように、銭湯に行ってきました。

東京都浴場組合は、しばらく前から「銭湯でエコ」というキャンペーンを行っています。
街のインフラ「銭湯」を皆が利用することで、各家庭でばらばらに入浴するよりCO2が削減できる、というキャンペーンです。

ネットで、その裏付けとなるような数値データを調べてみたのですが、あまりはっきりしたものはないので、残念ながら、どこまでの効果があるのかははっきりとは提示できません。
ただ、前に浴場組合の方に聞いたところ、一日に150人以上の利用があれば、それぞれ家庭で入るより効果があるだろうとのこと。
素人考えでも、お風呂を沸かすエネルギーはかなりのものだと思うので、それを皆で共有すれば良いだろうとは想像できます。

節電、倹約もとても大切ですが、広い湯船でゆったり入浴することがエネルギーの削減につながるなら一石二鳥です。
今こそ「銭湯に入ろう!」運動を進めたいものです。
皆さんもぜひ、明日は近所の銭湯に行かれては如何でしょうか?

ちなみにこちらで都内の銭湯情報をチェックできます。
東京都銭湯マップ
神奈川県銭湯マップ
埼玉県銭湯マップ

ちなみに岩手県宮古市の銭湯「旭湯」のHPに「銭湯でエコ」の記事を見つけました。
旭湯さん、無事に営業されているのでしょうか?
薪で沸かしたお湯は、被災された方に大きな喜びとなるはず。ぜひ頑張って欲しいです。
せっかくなので下記に記事を引用させていただきます。

宮古市の銭湯「旭湯」のHPから引用
銭湯でエコ

近年、地球温暖化が深刻化するにあたり二酸化炭素削減(Co2削減)が毎日のように新聞やニュースなどで耳にするようになってきました。ガソリン(灯油)をはじめ電気・ガスなど現代生活の主流の燃料が価格高騰、そのほとんどの動力源が二酸化炭素を排出するらしいのです。言い換えれば現在の生活をそのまま続ければ二酸化炭素の排出量は増えるばかりなのです。

お風呂も例外ではありません。お風呂もCo2を排出しています。一般家庭用のお風呂も銭湯も同じようにCo2は排出されているのです。それではなぜ銭湯はエコになるのでしょう。

お風呂に対してのCo2の排出は『お湯』になりますが、おおまかに分けると「水」と水を沸かす「燃料」の2つとなります。一般家庭のお風呂は家族数人が入るためのお湯に相当量のCo2を排出されております。
通常の銭湯においては大勢が入れるような設備(お湯を沸かし循環・消毒を繰り返し常に清潔を保っています。)が整っており、お湯という資源を多くの方で共有する銭湯はエコと言えるでしょう。1週間に1回、1ヶ月に1回でも家族で近くの銭湯に行くのも地球にやさしいこれからの生活になるのではないでしょうか。

旭湯では年間を通して99%薪(まき)を使用しております。薪のCo2排出量を1とすると、灯油のCo2排出量は約4倍、LPガスのCo2排出量は約3倍と言われております。(電気は発電所でCo2を排出) その理由として、灯油などの”化石資源”は今まで地表に無かったCo2を地下深くからくみ出す結果になってしまいます。一方、薪から排出されるCo2は、既に地表にある Co2を森林が吸収したものが排出されるので地表のCo2を急激に増大させる事はありません。この仕組みを「カーボンニュートラル」と言います。

またお湯の特徴は、重油やガスで沸かしたお湯は一気に沸かされるため空気中の水蒸気が多く溶け込み肌にピリピリした感じのお湯なります。一方、薪で沸かしたお湯はゆっくりコトコトと沸かすためしっとりしたやさしい感じのお湯になります。

地震五日目

2011-03-16 06:33:22 | Weblog
だんだん地震後、何日目なのか分からなくなってきました。
余震で少しぐらい揺れても驚かなくなってきたし、しばらくすると、放射能にも慣れてしまいそうで怖いです。

という訳で五日目。
電車で出社。どんなものなのか様子を見るために使ったけれど、小田急線はものすごいラッシュ。ぎゅうぎゅう状態で立っているのがやっと。
で、都営新宿線に乗り換えたら、今度はガラガラ。車両に数人しか乗っていない。どうなっているのか?

会社は、落ち着きを取り戻していたけど、まだ出社できない人がちらほら。
今日は情報収集。クライアントの状況などをヒアリングしたが、仙台のお店も営業しているところが結構ある。ただこれからは、配送の問題なども顕在化しそう。

その後、4月以降の売り上げ予測を立てたりしたけど、しょうじき全く分からない。
原発が明日どうなるかも分からないのに・・・、と思いつつ、何も無ければ、という前提で数字を作る。どこの会社でも同じようなことをやっているのかな。

という訳で、普通に仕事して普通に帰宅。
帰りの電車は混乱は無し。よかった。
テレビも通常の番組が増えてきたし、公共広告機構のCMばかり流れていたのが、普通のCMも少しずつ増えてきてなんだか和む。

ツイッター上でもバトルが繰り広げられているけど、「自粛・節約してその分を被災地に」という意見の人と、「なるべく早く普通の消費生活に戻し、経済を活性化」という意見の人がいるみたい。
僕は後者の意見に賛成。
節電はもちろん必要だし、出来ることはしなければ、と思うけど、長期化が予想されるこれからの生活、ずっと自粛していたら本当に日本経済は沈んでしまうと思うよ。

それにしても、昨日の日記にも書いた中国電力の原発建設、ようやく「一時中断」したみたい。
「直下型地震が原発の真下で起こっても絶対安全」と言い続けてきた電力会社および御用学者、行政は、多分まともな判断を自分たちでは下せないと思うから、きちんと声を上げて「一時中断」じゃなく「計画廃止」に追い込まないとね。

2005年に地震学者が、衆院の公聴会で原発の危険性を語っているんだけど、あまりに今の状況を言い当てていて、恐ろしい。
ここで言及されている静岡県の原発は今日も稼働中。

衆議院予算委員会公聴会で原発震災を強く警告

今回の地震で、東電およびその周辺の人は「想定外の事態」だと盛んに発言していますが、脱原発派の人たちがずっと指摘して、彼らが無視してきた「想定内の事態」が、ただ現実に起こってしまったんだという事が良く分かる。

ここで発言したのは神戸大学の石橋克彦教授。
石橋先生は今回の地震についてもコメントされています。
2011年東北地方太平洋沖地震による「原発震災」について

あと、銭湯界でも動きが。
銭湯ナイトにも出てくれた神戸の松本さんが東北の銭湯営業情報をまとめたサイトを構築中。
東北被災地周辺の銭湯情報

まだ途中だけど、すぐにこういう動きが出来るとはすごい。
節電のためには銭湯利用が有効だと思うので、僕も銭湯を利用するつもり。
「銭湯はエコ」という言葉、今こそアピールしなくては。

ちなみにこちらで都内の銭湯情報をチェックできます。
東京都銭湯マップ
神奈川県銭湯マップ
埼玉県銭湯マップ