まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から毎週の競馬を長年楽しんでいます。
*画像等はクラブより使用許可を得て使わせて頂いています。

JRA定例会見より

2012年03月06日 22時23分56秒 | 今日の日記
JRA(土川健之理事長)は5日、東京都港区の六本木事務所で定例会見を開き、札幌競馬場のスタンド改築工事を行うことを発表した。その他、主なものは次の通り。

3月11日
「東日本大震災被災地支援競馬」として、中山、阪神、中京の売り上げの一部を被災地支援に。開催3場では半旗を掲揚し、地震発生の午後2時46分には競馬場などで黙祷を行う。また、チャリティーゼッケンを販売し、売り上げを被災地支援に。

福島競馬再開
予定通り4月7日から再開。ファンが入るエリアの放射線量を定期的に測定し、その数値を公表。29日までのこの開催を「福島復興祈念競馬」とし、売り上げの一部を被災地支援のために拠出。また、様々なイベントが予定されている。

東西交流の出走制限
東京、中山、京都、阪神の主要4場での下級条件戦(未勝利、500万下)は、関東圏では関東馬、関西圏では関西馬に優先的に出走権を与えることを、秋から実施できるようにJRAは最終調整に入った。

払戻率
約75%の払戻金の割合を、柔軟に設定できるようにする競馬法改正案が閣議決定されたことを受け、JRAは「お客様のニーズ、海外なども参考にしながら前向きに検討したい」と方向性を示した。

騎手エージェント制度
6月1日からエージェントは氏名、担当騎手を公表する。1人のエージェントが担当できる騎手は上限を3人+若手騎手1人に限定し、外国人、地方所属騎手も含む。

入場&売上
今年は開催がのべ50日終了。昨年50日終了した時点との比較では、開催競馬場入場人員は103万3843人で97・1%と減少しているのに対し、売り上げは4337億6773万5600円で100・3%と、微増ながら社会状況を考慮すると健闘と言える数字。

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8 コメント

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どうなることか (稲妻利一)
2012-03-07 00:02:33
いろいろと影響のありそうな内容が発表されましたね。

払戻率は悪くなると思います。
出資だけでなく馬券にもお金を使っているので痛いなぁ。

東西の出走制限は、厩舎や馬主の要請を受けてのものでしょうか。
関東シバリで出資しているので、個人的には問題ありませんが、
こういう欲求を感じたことが無かったのでビックリはしました。
出走制限するなら、条件(賞金)よりも年齢で区切ったほうが
面白そうな気がします。

エージェントのことは、どう影響が出るかよく分かりません。
若手にチャンスが巡ってくるとか?
厩舎が乗せてくる騎手の偏りが強くなるとか?
喜んでイイのか悲しんでイイのか分かりません‥‥。

いろいろあっての企画&発表でしょうから、少しでも
競馬界が盛り上がることにつながるといいですね。
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愚策 (Yuki)
2012-03-07 06:46:59
払戻率は前にも書いたとおり上げても売上に貢献せず、下げれば反発を食らうだけなので現状維持が正解でしょう。馬券を買う人が控除率を下げろとか言ってても、単複やJRAプレミアムの失敗を考えれば口だけです。

エージェントに関する規定は、的外れとしか言いようがないかなぁと。単にトラックマンとの兼業禁止にするだけの話でしょう。
人数制限をしたところでエージェント同士で融通すれば無意味ですし、規制がなくても抱えられる人数には限度も出てきます。例えば、騎手を20人担当したとしても10番手以下の乗り役には馬を回せないでしょうし、もしそのレベルまで回したら上位騎手に馬が回らなくなって、不満が出るのは明白です。

東西の出走制限の話は2週間くらい前にも弊ブログで書きましたが、完全な愚策。
名目は輸送コストの削減を謳っていますが、実態は単に関西馬の排斥による弱い関東馬の保護。もっと言うと関東の弱小厩舎及び馬主の保護といった低レベルの話。関東のレベルアップを図る施策ではなく、関西馬に足枷を付けるというのは完全に愚策でしょう。
関東の厩舎にとっても除外ラッシュで関西に逃げるなどのことができなくなりますし、栗東留学にも大きな制限がかかるようになるとデメリットもあるのですが。

地方騎手は上手いからアンカツルールを廃止して戸崎でも不合格にするとか、スミヨンルールを作って外国人騎手を追い出す、来日した外国人騎手への通訳の介入を制限してハンデをつけると言ったのも関東馬保護と同じ次元の愚策レベルの保護策ですが、実力勝負の世界であるべきところに足枷をはめるようなのは明らかにおかしな話でしょう。
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稲妻利一さんへ (まさる)
2012-03-07 20:59:02
払い戻し率の関係だけで馬券が売れるとは思えません。極端に配当が上がるとか目に見えたものでないと。

東西の出走制限はくだらないと思いますね。
たしかに昨年は震災の影響でかなり関東馬は不利を受けましたが、そもそも栗東に負けている事を認めるもので、そんなことしたら美浦の調教師は努力をしなくなるのではないかと危惧します。もともとは美浦の方が上だった訳ですから。気概を持って取り組んでほしいと思います。
そもそも栗東の調教師が技術的に本当に優れているかといえば私は決してそんなことはないと思っています。良い馬が栗東にたくさん行っているからたくさん勝っているのだと考えているからです。
平成に入ってから関西馬の活躍が馬主に栗東>美浦のイメージを定着させてしまいました。
若い調教師を中心に「新しい厩舎スタイル」を作り上げ、大手馬主にとって使いやすい態勢を整えた事が好まれているものだと思います。
いわゆる厩舎で馬を作って仕上げるのではなく、外厩で作り上げ、最終調整を厩舎で行うスタイルが都合がよく、そういった一連の流れを守れる厩舎がたくさん勝っています(もちろん全てではありません。一部です)逆らうと馬を引き上げられてしまいます。
エージェントの件については私は歓迎です。
今の制度が本当に公正競馬なのかと思うからです。特定のエージェントがレース前にレースのシナリオを作ってしまっていると考える事も出来るからです。そういう立場の人は競馬新聞で印を打つべきでないと考えるからです。
専業として認めるならば良いと考えます。
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Yukiさんへ (まさる)
2012-03-07 21:11:52
私は一部賛成、一部反対だと言わせてもらます。
先に述べてしまったので重複する部分は省かせて頂くとして、出走制限の話はYukiさんのブログでも拝見しましたがくだらない話ですね。情けない。それだけ美浦に馬が集まらなくなっているのでしょうね。
美浦の調教師はこのニュースで喜んでいるとしたら私はそんな調教師の所には馬は任せたくないですね。
もっと変えていかないと。
なぜ関西にこれだけ差をつけられたのか。
もっと良い調教方法や運動は無いのか?従業員にもっとやる気を出させる方法はないものか、どうすればよい馬を見つけられるか、考える事はたくさんあるはず。施設や坂路だけのせいではないと思います。

現地で調教するいわゆる「留学」に関しては私は賛成です。それは栗東の施設をつかって調整すいるというメリットよりも、環境に慣れさせて、輸送が少なく肉体的精神的ダメージを減らそうとする「馬優先」に繋がっていると思うからです。

戸崎騎手の不合格は残念ですね。
そんじょそこらのJRAの騎手よりもうまい事は私でも分かります。
外国人ジョッキーについては善し悪しですね。
マナーが悪く競馬が汚くなる傾向が強いからです。
日本のルールに従えなければそれはダメでしょう。
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ルール (Yuki)
2012-03-07 22:05:48
日本のルールに適合させるのは当然なのですが、個人的にスミヨンルールの件で自分が怒ってるのは、過去に遡及させた点なんですよね。
このあたり、法律の勉強をされているまさるさんであれば、利益的取扱いは過去に遡及しても、不利益な取扱いは過去に遡及させないという考え方は理解されているかと思います。

例えば、15kmオーバーでスピード違反を取られて罰金を払いました。翌年の道交法改正で10km以上のスピード違反は罰金ではなく免停に罰則強化され、前の年に違反した人も遡って免停にすることにしました。・・・というレベルの話と思っています。
スピード違反したんだから悪いのは悪いです。ただ、免停になっても文句を言えないのかというと、やはり当時の法律に則って罰せられるべきかと思います。

もちろん、そのルールを導入するにしても公平な観点が大前提ですね。
このルールが日本人騎手も対象としてるか把握していませんが、当然、日本人騎手が同じ制裁点を貰ったら3ヶ月騎乗停止にするのは当然でしょう。
1月の正月競馬で金子馬がシルクの馬にタックルしても審議にすらしなかったような裁決に、公平性を求めるのは無理ですが。

先日のピンナのチョンボも本人の意識の欠如は問題視されるのはやむを得ない点ですが、例えば通訳を付けられていたら防げたチョンボだったのではないかという気もします。
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Yukiさんへ (まさる)
2012-03-07 22:37:46
わかりやすく例示までしていただいてありがとうございます(^^)
おっしゃるとおりですね。確かにおかしい、あくまでも公平にジャッジすべきです。

日本の競馬はヌルイとか外国人騎手に言われるのが悔しいです。技術的には負けていないと思いますが、確かに勝負に対する執着心は負けていると思います。奮起して頑張って欲しいなと思います。

あと、どこかの記事で見たのですが、日本の裁定委員などの役は3年程度で移動になるようですね。だから素人が審査委員をやっているようなものだと痛烈批判していました。
全く同意です。
これこそ経験が必要でありたくさんの競馬を、長年の蓄積や「判例」(使い方が違う)を元に判断すべきだと思いますね。岡部元騎手はなにをやっているのか怒りさえ覚えます。きっと言えない立場なのでしょうね。それって天に唾するようなものなのかな?
落馬したから降着とかバカげているし、シルクアーネストのラチにぶつかったのにおとがめなしの「あの裁定」は素人以下と思います。私がアーネストの出資者ならば実名で書面で説明を求めていたかもしれません。
ブエナビスタの降着以降、日本の裁定制度は崩れてしまいましたが、今後は裁定の課程や中身を公表するなどブラックボックスを作らないようにしない限り、信用は戻らないでしょうね。
とは言え、権威や威厳がありますから全てを見せられない事情も実際にはあると思いますが、極力クリアにしてもらいたいですね。
最近では少しだけ改定されて、審議状況と結果の説明をサイトで行っていますが、jraの内部では古い体質の人間が多そうですから、なかなか変わらないのでしょう。
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暗黙 (Yuki)
2012-03-08 06:51:58
例えば、美浦の乗り役の間で横のスペースをあけて走るような申し合わせをしたりしたことがあるようですが、申し合わせに無関係な関西の騎手や外国人騎手に空いたスペースをバンバン突かれて勝たれてしまったという話なんかも聞いたりしました。
そういう暗黙のルールだとか内々の取り決めがヌルいとか言われるんじゃないでしょうか。
美浦内の申し合わせ事項はルールではありませんし、関西の乗り役や外国人騎手が申し合わせに沿わない騎乗をしてもルール違反ではありませんし、スペースを空けてくれるごっちゃんレースに感じる部分はあるかと思います。

まぁ、日本人の騎手の場合は環境的にも不幸な立場にあるのは事実でしょう。週に2日しか開催がないんですし。
地方からJRAに移籍した乗り役が「JRAに来ると楽すぎて身体が鈍る」と言ってるような状況が、象徴的なのではないでしょうか。
地方なんかは開催も多いですし、人手が少ないので騎手も相当に調教などを付けているようですし、JRAの乗り役は乗る機会が全体に少ないのでしょう。
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Yukiさんへ (まさ)
2012-03-10 06:52:55
確かにおかしいなと思う事はありました。
勝負の後で引き上げてくる若手騎手同士が歯を見せている姿です。
障害レースなどでは結構見られる光景で、あれはレースを無事に走りきった安堵からくるもので特別なものだと思いますが、普通お金も賭かっている訳ですし笑いながら引き上げてきては不愉快に思うファンもいる事かと思います。

甘いですよね。
もっと厳しく勝負に徹しないと。
それでも安全確保のためのスペースは最低限必要だとは思いますよ。
特に美浦では大きな事故を一昨年の正月にやっていますし。あれはひどかった。
あれから騎手のランクや相関図が変わったともいわれていますし。あの事故をきっかけにリーディング上位騎手が次々と落馬→長期離脱となりました。
競馬がつまらなくなった原因の一つだと思います。
安全のためのスペースはやはり確保しながら乗らなくてはいけないと考えます。
それはヌルいと言うべきものではありません。
そういう部分を外国人騎手には誤解して欲しくないです。


地方騎手でも経験を積んで研鑚しているものはJRA騎手よりもうまい事は分かっています。
確かに毎日レースに乗っている者と週に2日しかレースに乗らないのでは差が出てきますよね。
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