まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から毎週の競馬を長年楽しんでいます。
*画像等はクラブより使用許可を得て使わせて頂いています。

酷いぞ外国人ジョッキー!

2009年12月12日 16時01分52秒 | 今日の日記
私は別に外国人ジョッキーが嫌いな訳ではありません。
本来はこんな話題を持ち出す事だって嫌だからです。
日本人ジョッキーが甘いのだと言い換える事が出来るからです。


今日のスミヨン騎手が失格処分になったレースでは被害にあった馬は故障、予後不良となってしまいました。
なんてかわいそうな…。
私は激しく怒りがこみ上げ、先週のルメールとの合わせ技一本。ついにはキレてしまった訳です。
まったく彼らはやりたい放題。
周りに迷惑を掛けて処分を受ければ自国に引っ込む。許されません。

確かにスミヨンもルメールも上手いかもしれません。
先行しながら最後末を伸ばす芸当や折り合い難の馬を見事操ってしまいます。
ファイト溢れる騎乗もさすがと思わせるものも多いし、勝とうとする執念は日本人ジョッキーのそれを凌いでいます。
でも、あんな強引な競馬をされて、レースが壊されても食ってかかるようなジョッキーは誰もいないのでしょうか。
まさかジョッキールームで苦笑いをしているとしたら大変な問題でしょう。
時には命の危険が伴う事もあるでしょう。
日本の競馬は舐められているからこその荒っぽい競馬だと思います。

シーズンオフにふらっと日本に来て、好き勝手にやられて処分を受けたら自国に帰る外国人ジョッキーをこのまま認めてもよいのでしょうか?

日本で騎乗する外国人ジョッキーはしっかりと「日本の競馬」をJRAからしっかり指導を受けてその枠の中で競馬をしてほしいです。


安全な競馬は全ての基本。

どんな名馬が現れようと、どんなに素晴らしいレースが行われようとも目の前で故障をする馬を見たビギナーはまた競馬を見に行きたいとは思わないでしょう。

ホント好き勝手にやられちゃ困るのです。
日本競馬の発展に外国人ジョッキーはそれ程必要はないのです。
日本人は変に外国人を意識し過ぎです。

堂々としていれば良いのです。

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6 コメント

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文化の違い (Yuki)
2009-12-13 07:35:16
まさるさんの言われる「日本人ジョッキーが甘い」に尽きる気はします。もっというと「日本の競馬が甘い」とも言えるかもしれません。

やはり海外と日本では文化なども違いますし、乗り役に求められるものも違います。結果が出なければ簡単に降ろされるのも日本の比ではありません。
また、日本のように競馬学校を卒業して騎手にさえなれば高収入を保証されるわけでなく、厳しい競争を勝ち続けないと生活できない世界なわけです。さらに、8着まで賞金があったりして賞金の手厚い日本と勝たないとダメな海外との差もあります。
ルメールやスミヨンの欧州でのレースを数多くみているわけではないですが、欧州などの競馬は簡単に後ろの馬に進路を空けたりしないですし、ポジションを取りに行く競馬が多いので、おそらく日本だからラフな競馬をしてるというよりも、欧州でやってる競馬を日本でやったらアウトになったという感じだと思います。
逆に、日本の乗り役が海外に行って騎乗停止になって帰国する場合も多いです。たとえば鞭の使用回数制限など日本と同じように乗ったらアウトになるケースもあるということです。

自分は日本馬が海外遠征する際に日本人騎手を乗せたがることについてかなり懐疑的ですが、残念ながら日本の乗り役では海外では通用しないなぁという感じは持っています。
きれいな競馬だけでは通用しないでしょうし、これは競馬に限らず他のスポーツでも日本が通用しない一因でしょう。
日本がかつてのような鎖国競馬に戻るのであれば日本的な競馬をしていればよいと思いますが、今後、国際化を進めるのであればそういうわけにはいかないかと思います。
日本の乗り役の技術不足で、日本の馬が負けるというのは実に残念なことだと思っています。
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Yukiさんへ (まさる)
2009-12-13 10:13:08
なるほど、文化の違いで括る事もできますね。
武豊騎手レベルでも平気で鞭の回数をオーバーしてしまう訳ですし難しいですね。
日本の競馬も全部とはいいませんが、世界仕様に改めるべきなのかもしれません。
もっとレベルアップしないと日本の競馬は舐められたまま流れてしまいそうです。


Yukiさんと少し意見が分かれるのは競馬を人と馬のドラマと強く捉えている私は海外制覇も日本人騎手で成し遂げて欲しいです。

シルクの出資においてシルク血統で天栄育成にこだわらない私で、首尾一貫しないいい加減な私ではありますが、日本馬が欧州や米国においてビッグレースを勝つ時には馬上には日本人騎手がいなくてはいけないと思います。

以前お話させていただいたのですが、競馬において騎手は乗り慣れた騎手がずっと手綱を取るのがよいと思っています。
例えば天皇賞やダービーといったレースを外国人ジョッキーに勝たれると非常に悔しい思いがします。
調教師も外人が来ると外人ジョッキーばかり乗せる調教師がいますが、どうなのかなと思います。
最もベストな選択をして馬主を喜ばせるのが調教師の仕事かもしれませんが、上の顔色ばかり見て仕事していると競馬を支える我々一般のファンの意見を無視した競馬が提供されてしまう気がします。
一番大切なのは馬券を買ったり一口で競馬文化を支える我々の筈。


勝つ事が全ての競馬の世界ではありますが、馬が勝てば全てよいとは思いません。
近年日本も人の心が形ばかりの欧米化によって荒れてしまい、傷ついている人があとを耐えません。
日本人はそういう民族ではないと私は思います。
競馬のようなある意味同胞意識の強いコミュニティーですらウオッカが武豊騎手がおろされたり、ブエナビスタがアンライバルドがチェンジされたりと、どうなのかなと首を傾げる騎手交代がここ最近起きています。
さんざん世話になったはずの主戦である武豊、安勝、岩田と日本のトップジョッキーが少し結果が出ないからと下ろされるという悲しい事が起きています。
あくまでも馬が主役であり、騎手は脇役とはいえ蔑ろにされすぎな気がします。
調教師はそのレースに向けて本気で仕上げたのか?出来は万全だったのか?騎手は本当にミスをしたのか?

ミホノブルボンの小島貞騎手などは競馬を始めたばかりの私でもジーンとなるコンビでしたし、アイネスフウジンの中野コールについてもそうした日本人に流れる精神が呼び起こしたものでしょう。
競馬は馬券なんかを超越したドラマをもっともっと見せてくれなくてはいけません。

社会がドライになりすぎてお互いの距離感が分からなくなり、コミュニケーションがとれないからすぐにカッとなり人を殺めてしまう今の日本。

何だか競馬社会においても古きよき日本の姿が消えていくのは寂しい思いがするのです。
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Unknown (Yuki)
2009-12-13 11:59:00
調教師の騎手選択がドライになったという事実もありますが、逆に騎手の騎乗馬選択もドライになったというのも事実としてあります。

以前は殆どの騎手が厩舎に所属して自厩舎の馬に優先的に乗っていましたが、ここ20年ほどでリーディング上位の騎手の殆どがフリーになる傾向になりました。
これは乗り役側からも自由に騎乗馬を選びたいという意思が騎手のフリー化に表れているかと思います。
また、騎手がエージェントを利用するケースも増えてきました。これも騎手ができる限り条件の良い馬を騎乗するためや、乗り役ない馬をエージェント経由で断れるようにするために
導入してきている部分もありますし、エージェント経由でコンタクトしている分、騎手と調教師の関係が希薄になってきている面もあります。
調教師側も簡単に乗り役を降ろせるようになった、乗り役からも簡単に降りれるようになった、両方あるんじゃないかと思います。

まさるさんが例に挙げたミホノブルボンと小島貞JKの組み合わせでは、小島貞JKはどんなに良い馬がいても小島貞JKは戸山厩舎の馬に優先的に乗ることになっていました。
だからこそ逆に戸山調教師は批判されても小島貞JKを乗せていました。
今は、調教師だけでなく、騎手側からしても厩舎とそういう関係を望まない気がします。
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Yukiさんへ (まさる)
2009-12-13 14:41:11
なるほどYukiさんは本当に競馬を良く見つめていますね。いつも感心しています。
私の知らないことがいまだにたくさんあります。

確かに時代は変わり、徒弟制度のようなしがらみを求めない騎手側のアクションも今般の乗り替わりのドライさに繋がっているという訳ですね。
どちらが良いかは分かりませんが、私はいきなりフリーになった三浦騎手にはガッカリしました(元々好きではありませんでしたが)し、ブエナビスタの安勝騎手まで乗り替わりがある今の競馬は義理も人情もないなと残念な思いをした訳です。

ミホノブルボンは私が競馬を始めた初めてのダービー馬。
小島貞騎手の技術云々は分かりませんが、批判があった事は聞いていました。
でも頑として小島でいくと公言していた戸山師を素晴らしいと感じ、感情を入れて三冠を応援していました。
競馬は馬券だけでなく、人と馬のドラマだと感じたその思いのまま今に至っているのです。

競馬を単なるギャンブルとしてのアプローチだったら学生の時でやめていただろうし、一口馬主なんてものは絶対やらなかったと思います。
また、メジロマックイーン、ミホノブルボン、トウカイテイオー、ライスシャワーなど今でも語られる名馬を競馬を始めた当時に出会えたのは幸せだったのかもしれません。
個性的な騎手や馬がたくさんいた当時の競馬は、今より情報は格段に少なかったですが楽しかったですね。
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馬と騎手と調教師(厩務員) (ギッス)
2009-12-13 20:43:31
まさるさんこんばんは♪

まさるさんは毎回興味深い話題を取り上げてくれますね。
海外のトップジョッキーが自分の愛馬に乗ってくれると若干テンション上がりますしね。(実は乗った事ないけど(笑))
現実、冬場に来てG1をさらっと勝ってしまうし無視は出来ない存在です。ただ、外人騎手にさらっと勝たれないように日本人騎手には頑張って貰わないと・・・。

私は競馬漫画をきっかけに競馬に興味を持ちましたから、馬とジョッキー、ジョッキーと厩舎の絆みたいな話には弱いですね。やっぱりそこにドラマが無いと盛り上がりませんね!
私もまさるさんと同様に三浦騎手には正直がっかりしています。自厩舎の馬で大きいレースで勝って欲しかったのですが・・・。
ランフォルセに来週乗りますが、次失敗すると3度目なので乗り替わりもあるかもしれませんね^^;
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ギッスさんへ (まさる)
2009-12-14 06:34:50
浪花節だよ人生はという歌もありましたね(笑)
私もそのようなドラマには特に弱いので川島騎手と安藤厩舎、ブルーメンブラッドは応援していました。
しかし皮肉なもので、石坂厩舎に変わったらGⅠを取る馬に。
馬に取って価値が10倍くらい上がった幸せな転厩、乗り替わりでした。

三浦騎手は河野師の元でまだまだ頑張らないと。
師のバックアップでこれだけ注目されたのですから…。
萩原・掘厩舎の主戦級の扱いを受けていますが、それこそ若い調教師ですからあっさりと乗り替わりなどあるかもしれませんね。
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