まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から毎週の競馬を長年楽しんでいます。
*画像等はクラブより使用許可を得て使わせて頂いています。

今年の競馬はつまらない

2010年03月28日 00時05分18秒 | 今日の日記
昨日の毎日杯は個人的に相当楽しみにしていました。
期待馬ルーラーシップと昨年この馬で決まりかと思ったリルダヴァル。
弥生賞よりもスプリングSよりも楽しみにしていました。
しかしながら事故が発生してしまい、何とも後味の悪いレースとなってしまいました…。
ビデオで見てこれだけショックを受けているのだから、ライブで見ていたら大きなトラウマになっていたと思います。



ザタイキもかわいそうな事となりましたが、武豊騎手もかなりの重傷です。
肩と手首の骨折に加え、頭と腰も打ったとの事。
今回のケガは大変心配です。マズいケガにならなければ良いのですが…。
何とか後遺症無く復帰して欲しいです。


昨日のレースで私が感じたのは3つ。

①岩田騎手の人間性…ザタイキの内にいたルーラーシップに乗っていた岩田騎手は素晴らしい男に思えました。落馬直後のザタイキと武豊騎手を気遣ってか左脇を見ているんですよね…。肝心の追い出しの場面でよそ見をしているなど言語道断、勝負師としては失格です。戦争で情けをかけていたら自分が殺されます。しかしこれは競馬。戦争ではありません。私はこの行動に岩田騎手の心根の優しさや思いやりを見たような気がします。我がブレイクランアウトはやはり岩田騎手で突き抜けて欲しいと思いました。
②ザタイキに見る種牡馬の遺伝力…久々に出た大樹の大物でしたがかわいそうに予後不良。改めてアグネスタキオンの脚の弱さをインパクトづけてしまいましたね。私はやはり脚が速くても脚が弱い種牡馬はダメだと思います。リスキーなタキオン産は来年は見送る事を前提に他をあたる事になりそうです。現在タキオン産に3頭出資していますが改めて心配になりました。
③競馬の安全…今年の競馬ははっきり言って面白くないです。スッキリしない何かがあります。何か澱んでいます。そんな感じがしませんか?私だけでしょうか?年明けから酷い大惨事を見てしまい、それでもなお毎週のように降着裁定。さらには今回の事故での武豊騎手の戦線離脱。私が今年イマイチ乗らないのも、ワクワク感でいっぱいだった1月の京都遠征において、他場だったとは言えあの大落馬事故を見てしまい遠征気分が削がれてしまった事が尾を引いているようです。内田騎手の骨折から始まった今年度の競馬はレースを楽しめていないのだと今、分かりました。何だかヒヤヒヤしながらレースを見ているんですよね…。レースでの無事ばかり考えている自分。

今日の事故には関係ありませんが、若手騎手の活躍が目立つ昨今の競馬で特定の若手騎手のラフプレーが目につきます。競馬が壊れてきています。慎みと定石を守り、勝てない競馬で無理をするような事はしないで欲しいです。馬が壊れます。競馬も壊れます。競馬学校は技術だけでなく、負けのレースでもいかに周りに迷惑をかけないで乗るか騎手としての心構えを徹底的に叩き込んで卒業させて欲しいです。それは安全に直結するからです。安全な競馬はみんなの願いです。



昨日の毎日杯は人も馬も無事であってはじめて競馬が成立するのだと言うことを今一度心に刻み込むレースとなってしまいました。