まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を楽しんでいます。競馬以外では男声合唱、野球観戦、旅行、食べ歩きで余暇を楽しんでいます。

厩舎で体は作られる

2008年12月09日 06時33分49秒 | 今日の日記
厩舎によって馬の体つきや動きは似てくるものなのですね。
私は長年競馬を見てきて一昨日気づきました。


私は戸田厩舎預託のブレイクランアウトの腹周りから後肢に至る部分と脚の作りが大好きで、良く眺めているのですが、日曜日のパドックでブレイクとそっくりな腹周りからトモに至る造りをした馬を見ました。
ハッとしました…。
何ともブレイクにそっくりな体つきなんですよ…。
新聞に目を落とすと何と戸田厩舎の馬。
電流が走りました。
また1つ新しい馬の見方を会得したような気持ちになりました。


実は同じような体験を昨年の有馬記念でも感じました。
ウオッカもポップロックもデルタブルースも前脚の捌きは違うものの、後ろ脚の踏み込みが似ているのです。
背中を使っている躍動感がトモに伝わり、飛節がしっかりと伸び、繋ぎにまでその力が伝わり、スナップが効いた蹄の返し方で歩く(うまく言えない)一連の動作が実にスムーズで力強い。

この歩き方は馬が学んだものなのかもしれません。
角居先生の書いた本にも書かれていますが、お手本になる馬の後ろを歩かせるのだそうです。
そうすると馬は良い歩き方は真似るそうで、次第にそれが自分の歩き方になるそうです。

そうして時計を出すような調教だけでなく、普段から歩かせて負荷を与える角居厩舎の馬は体全体を使える逞しい馬になるのです。


厩舎によってトレーニングの内容も与える餌も違うでしょうから、作られる体も違うでしょう。
偶然かもしれませんが、同じような体つきをした馬が同厩舎にいたという事は今後の馬見に多少なりとも影響しそうです。
やはり厩舎は競馬で最も大切な要素と言えるものですね。
コメント (6)
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