インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

22枚目、だいぶテンポがよくなった。

2013-03-16 20:52:22 | 映画や小説、テレビなど
  今日も一日中書き続けた。また1枚目から微妙に推敲しながら書いたわけだが、主人公の黒田くんは、22枚目にしてかなり翻弄されまくっているわけである。吾輩は書きながら、彼の動きを見つめているわけであるが、彼はまだまだ試練が必要なのだろうと思う。

 それにしても、スティーブン・キングの『小説作法』は素晴らしい。多分10年前に買ったのであるが、今は書かれてあることが素直に受け取れる。作家志望者はこれを読むべきだろう(プロット制作法で受賞できるのか)。昨日の続き。

 初めに状況ありきである。そこへ、まだ個性も陰翳もない人物が登場する。こうして設定が固まったところから、私は叙述にかかる。既に結末が見えている場合もあるが、私の思惑で人物を行動させたことはただの一度もない。

 何を考え、どう行動するかは全く登場人物に任せきりである。時として私が予想した結末に至ることもあるが、少なからぬ作品が思いもかけなかった大詰めを迎えている。

 サスペンス作家にとってこれほど結構なことはない。それはそうだろう。私は作者であると同時に、一番乗りの読者である。先々何が起こるか知っている私にして、結末を正確に予測できないとすれば、読者が期待に急かれてページを繰るであろうことは疑いない。

 それに結末にこだわる必要がどこにあるだろうか。作者が支配欲に駆られてやきもきすることはない。世の中すべて、遅かれ早かれ何らかの形で収まる所へおさまるではないか。


 物語が何枚で終わるかは、作者が無理やり決めるべきではないということか。

 黒田くんが揺さぶられ、追い込まれ、成長するためには、まだまだ書き続けなければならないのだわい(イーグルまで到達しなければ)

 

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