「長平は、この島に来てから一年たったのか、と胸の中でつぶやいた。その間、沖に船影が現れたことはなく、帰国できる望みは薄い。かれらに残された方法は、神仏に祈ることだけであった…」
『漂流』を読んで、いろいろ考えさせられる。沖縄の離島ならともかく、何も持たずに鳥島なんかに漂流してしまったら、生きて行かれるものか?
「砂漠よりましだわい」と楽天的でいられる場合ではない。
シーズンなら、アホウドリを捕まえて、何とか凌ぐかもしれない(アホウドリとは失礼な…)。
雨水を巨大な卵の殻で蓄え、鶏肉を干物にして保存し、貝類を拾って食べる…(野菜類がない!)、これだけでは人間の体は…
ろくな住処も服もないので(羽毛で作ったらしい)、ちょっと体調が狂ったらあの世行きである。
それを考えれば、どんなド貧乏でも、現代日本は相当恵まれている。
「金がなくてもパラダイスだ!」
一銭もなくても、公園で水は飲めるし、器など使える品物はそこらじゅうに転がっている。気候にも恵まれているから、テント暮らしでなんとかなりそう。
「住所はどこだ! 税金を払え! 他人の土地に勝手に入るな!」
全てが商品化され、値段がついている。
経済活動から外れたことをしていれば、社会の秩序が乱れてしまう。
「ルールに従って生きなさい!」(アリンコ労働者党)
「申し訳ありません。全てお金を出して買います(そのために稼ぎます)」
好き勝手な生き方をしたら、この島(日本)では生きて行けないのだ
『漂流』を読んで、いろいろ考えさせられる。沖縄の離島ならともかく、何も持たずに鳥島なんかに漂流してしまったら、生きて行かれるものか?
「砂漠よりましだわい」と楽天的でいられる場合ではない。
シーズンなら、アホウドリを捕まえて、何とか凌ぐかもしれない(アホウドリとは失礼な…)。
雨水を巨大な卵の殻で蓄え、鶏肉を干物にして保存し、貝類を拾って食べる…(野菜類がない!)、これだけでは人間の体は…
ろくな住処も服もないので(羽毛で作ったらしい)、ちょっと体調が狂ったらあの世行きである。
それを考えれば、どんなド貧乏でも、現代日本は相当恵まれている。
「金がなくてもパラダイスだ!」
一銭もなくても、公園で水は飲めるし、器など使える品物はそこらじゅうに転がっている。気候にも恵まれているから、テント暮らしでなんとかなりそう。
「住所はどこだ! 税金を払え! 他人の土地に勝手に入るな!」
全てが商品化され、値段がついている。
経済活動から外れたことをしていれば、社会の秩序が乱れてしまう。
「ルールに従って生きなさい!」(アリンコ労働者党)
「申し訳ありません。全てお金を出して買います(そのために稼ぎます)」
好き勝手な生き方をしたら、この島(日本)では生きて行けないのだ
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