インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

11月27日 …『ジャガーの知恵』①

2007-11-27 23:52:51 | 古代アメリカの資料
~マヤ・カレンダー「神聖暦」で占う~
『ジャガーの知恵』(2002年)
ケネス・ジョンソン 著  石原佳代子 訳
中央アート出版社(1800円+税)



訳者は冒頭で語る。
「本書を読む限り、マヤ文明のありよう、その精神性は、根底においてわたしたち日本人と、とてもよく似ているように思われる…。調和の二元論。男と女、生と死、陰と陽、神と悪魔、光と闇、正反対であるはずのものが一対となり、戦い、みつめあい、愛しあい、とけあって、現象世界を作っていく。陰を消せば陽も消え、悪魔を消せば神も消える。あなたはわたし、わたしはあなた。すべてがすべてを映しあい、ささえあう万華鏡の世界…」。

内容は、
第一章 古代マヤの世界
第二章 聖なる宇宙の創造
第三章 カレンダー・シャーマン
第四章 神聖暦ツォルキン
第五章 デイサインは語る
第六章 マヤ「生命樹」占い
第七章 シャーマンの占い
付録二十世紀からのマヤ「カレンダー・テーブル」

この本はマヤ占いだから、

おのれの生年月日を「カレンダー・テーブル」(紀元前3114年8月13日にスタートしたらしい)に当てはめ占うことになる。

やってみると、インディオの場合、「1サル」となっている。

「サル」は第五章の説明で、観念的にいろいろ書かれてある。

なになに、
サルは「あらゆる芸術のマスター」(チラム・バラムの書)、
らしい。

なら、もうとっくに作家にでもなっていておかしくないが…。

この本、なかなか面白いので、また紹介します。