インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

7月28日 …島にいるのは、定年退職者だけ?

2007-07-28 02:08:55 | 考えるインディオ
 種子島出身のI氏と温泉に行った。彼は故郷の土地に家を買ったらしいが、島から出ている(親が住んでいるという)。
 
 快適な家があっても、島にはいられないというのが、現実なのだろう(か)。

 昔島に住んでいた人々が、金を稼いで、次々と戻ってきているというから、I氏は(45)まだ戻るのは早すぎるのかも。

 「現金という魔法のアイテム」を稼ぎに、故郷の田舎から出て(さまよって)いるという点では、I氏と同じである。

 さて、
 出る人がいれば、来る人もいる。

 理想を求め、沖縄へ移住する人が毎年2万人いるという。

 しかしどこに住んでも結局は一緒。

 「現金」もなく、「能力」もなく、「コネ」もなければ、その社会(沖縄)からはじかれる。不要な者として。

 そんな厳しい現実があるにもかかわらず、南の島には何かがあると期待させる。

 何だろうか?

 ガジュマルやアダンなどの亜熱帯植物、
 飛び交う動物や昆虫、
 焼酎を飲み、音楽を愛し、踊る人々、その強い絆。
 身を焦がす太陽。吹き付ける潮風。
 すべてに強い生命力を感じる。

 まるでインディアンが住んでいるような島。