田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキン㊹ 人と自然が輝く清流と健康のまち、むかわウォーク

2024-09-22 19:09:23 | JRヘルシーウォーキング
 恐竜のマチ・むかわは静かだった。鵡川高校の野球部の練習で発する監督の声が拡声器を通じて街中に伝わるほどだった。意外だったのはコース途上で稲刈りの様子を窺えなかったことだった。

    
 「むかわコース」は昨年歩き、今年も同様のコースだったので歩くつもりは全くなかった。しかし、JRウォーキングの仕組みが私をむかわ町に向かわせた。というのも、JRウォーキングでは参加するごとにポイントを付与する仕組みを取っている。
  この仕組みが参加者をくすぐらせるのだ。(私もくすぐらされている一人である)JRウォーキングでは、一度参加するごとに1ポイントが付与される。(ただし、札幌から遠方の宗谷、オホーツク、釧路、渡島などの各地に参加した場合は2ポイントが付与される)
 このポイントを積み重ねて年度末に集計し、ポイント数に応じてささやかな景品が授与されるのである。私は昨年34ポイントを獲得して、30ポイント獲得の景品(下図)をいただいた。



 今年は夏季間に休んだことが響き、現在まだ22ポイントしか獲得していない。私としてはできれば今年も30ポイント以上を獲得したいなぁ、と思っている。そこで、苫小牧コースを歩いている中で、「そうだ!ポイントを稼ぐために鵡川にも行ってみよう!」と思い立った。列車時間を調べたが日高本線はローカル線のために適当な時間に列車は走っていない。そこでバス時間を当たってみたら、ちょうど良い時間にバス便があることが分かった。
 10時45分に苫小牧駅からバスに乗り、約1時間後11時50分に鵡川駅前に降り立った。帰りのJR便が14時11分で、次は16時20分ということだったので、ここは禁を破りショートコース(7km)を歩くことにした。
JRウォーキングには距離が12~15キロという〈基本コース〉と、基本コースの半分、あるいは2/3程度の距離の〈ショートコース〉がある。私は〈基本コース〉を歩くことを旨としているのだが、今回は帰りの時間を考え、やむを得ぬ選択をした。
 さて、〈むかわコース〉のレポである。
 鵡川駅前に降り立つと、気温が低いというよりは肌寒いくらいだった。鵡川駅は今は無人駅となってしまったが、駅舎はとても立派で、この日も駅舎の屋根や外壁の塗り替え作業をしていた。

   
   ※ 鵡川駅は現在、化粧直しの最中だった。

 正午のサイレンが鳴り渡る中、駅舎を出て、駅裏の住宅街を往く。そこを過ぎると一時野球部の活動が活発だった「鵡川高校」の横を通ったのだが、ちょうど昼休みとあって野球部の練習している光景には出会えなかった。

   
   ※ 甲子園にも出場した子ともある名門・鵡川高校の正面です。

 「鵡川高校」を過ぎるともう田園地帯である。道路の両側を見ると、水田はまったく見られなかった。主な作物は豆類が多いように思えた。昨年〈基本コース〉を巡った時には、確か市街地から遠く離れた一帯には水田もあったように記憶していたが、今回の〈ショートコース〉では全く水田は見当たらなかった。

   
   ※ 畑ではごらんのような豆類が多かったようです。

  道路沿いに国内最大級の「むかわ竜」が発掘された地であることを誇らしく宣伝する看板が掲げられていた。(もっとも発掘されたのは当時の鵡川町ではなく、別の町だった穂別町で発掘されたのだが、現在は両町が合併されて〈むかわ町〉となったことから「むかわ竜」と命名されたようだ)
 むかわ竜は、JRの列車の車体にも「むかわ竜」の画が描かれていた。
    

    

 そうした畑作地帯を折り返して、市街地に向かっている時だった。拡声器を通した大きな声が聞こえてきた。はじめ私はトラクター同士が話し合う声なのかな?と思っていたのだが、どうもそうではないらしい。話す内容までは聴き取れないのだが、何かを励ますような声に聴こえてきた。誰かに確かめようとしても人は辺りに見当たらない。そのうち、「あるいは、鵡川高校の野球部の先生が部員の練習を励ましている声なのでは?」と思い始めていた。しかし、周りに人は見えず確かめようがなかった。
 コースは市街地近くに戻ってきた。そこに「鵡川スケートセンター」が見えた。走路をコンクリート舗装した本格的なもので、夏の間はおそらく何にも使われていない施設と見えた。さすがにオリンピック選手の橋本聖子選手(現参議院議員)を輩出した町である。夜間照明も完備された施設だった。

    
    ※ コンクリート舗装された400mトラックは奥の方に見えます。(夜間照明の完備されています)手前の囲まれたところはアイスホッケーリンクのようです。

そして、これも鵡川の名物(?)河川の鵡川沿いに広がる「たんぽぽ公園」に至った。タンポポの開花時はきっと見事の花園となるのだろうが、季節外れに訪れたこの日は緑色が広がる原っぱだった。

    

 その「たんぽぽ公園」の近くでようやく何かの作業をしている人に出会った。そこで、そのときにも微かに聴こえていた拡声器の声について「あの声は鵡川高校の野球部の監督の声ですか?」と聞くと「そうですよ」という答えだった。さらに私は聴いた。「鵡川高校は今も野球部は元気なのですか?」と…。するとその方は「元気ですよー!」と答えだった。そして「実は私も鵡川高校野球部の出身です。佐藤富太郎監督の教え子です!」と胸を張って答えられた。私は知っている。佐藤監督が指揮を執っていたころ、鵡川高校野球部は全道に強豪として鳴り響いていた時代だったのだ。私は「それは嬉しい出会いです」と話すと、件の彼は嬉しそうだった。
 その後、街中を複雑に曲がりながら鵡川の道の駅「むかわ四季の館」で「むかわウォーク」参加の証明をいただき、13時45分に鵡川駅にゴールし、14時11分のJR苫小牧行に乗車し、苫小牧、千歳と乗り継いで、16時30分過ぎ自宅に帰り着いたのだった。
    
     ※ 道の駅「むかわ四季の館 」の建物です。
◇ウォーク実施日  2024年9月21日(土)
◇歩いた距離    7.0 km

ヘルシーウォーキング㊸ 港湾都市の街並みと「ふるさと海岸」・苫小牧ウォーク

2024-09-21 20:30:21 | JRヘルシーウォーキング
 昨年のコースと違い、海岸線を往くコースが設定されていたために港湾都市・苫小牧に相応しいコースだったように思われた。本日は気温も低くウォーキングには最適のコンデションの中で楽しむことができた。
   
    
 
 当初、本日の〈イベントウォーク〉の苫小牧コースは参加しない予定だった。というのも、私は一度参加したコース(昨年も含めて)は基本的に参加しないことにしていた。というのは、私の参加の目的の一つが道内の街の様子を知ることにあるからだ。
 ところが、苫小牧コースのマップを見た時、昨年とは全く違うコースを歩くことになっていたため、急遽参戦してみようと思い立ったのだ。昨年の苫小牧のコースは苫小牧が海に面していながら、全く海を望めないコースだったのだが、今年は違っていた。
 今朝、6時30分に家を出て、地下鉄、JRを乗り継いで、苫小牧駅に8時15分に降り立った。ちょうどスタート受付が始まったところだったので、コースマップを受け取り、早速スタートした。苫小牧には「めだかの学校」の「さっぽろラウンドウォーク」にも参加しているウォーキング仲間もいるのだが、その際は集団ウォークをしているので、今回は単独ウォークをさせてもらうことにした。

   
   ※ 苫小牧駅南口です。

 今回のコースはJRの室蘭本線と海岸の間にコースが設定されていて、苫小牧駅からまずは海岸の方に向かって繁華街を縦断するような形で進んだ。しかし海岸まで真っすぐに進むのではなく、まずは市街地を周遊するような形で進んだ。市民会館、科学センター、美術館、図書館など公共施設がある箇所を巡るように進むのだが、街並みも整備され気持ち良く歩を進めることができた。
 歩き始めは、今シーズン初めてウィンドブレーカーを着込んでスタートしたが、ウォーキングを進めることで体が温まったこともあり、スタート後30分ほどで脱ぐことになってしまった。

    
    ※ 苫小牧市民会館です。
    
    ※ 公共施設を繋ぐ散策路です。

 コースは一度国道36号線沿いを真っすぐ東方向に進むことになったが、この区間は単調で距離もかなりあり、退屈なコースだった。
 しかし、この区間で面白い出会いがあった。私の前を小学校3~4年生くらいの男の子と、その両親の3人組が歩いていた。男の子はちょっと小太りの子だったので私はよく憶えていた。確か美幌町と滝川市のコースで出会ったことを記憶していた。彼らを追い越すときに「ご家族で道内を巡っているのですか?」と問いかけたら、父親が「ええ」と答えてくれた。私は「それは素晴らしいですね」と返すと、両親はとても嬉しそうだった。私は想像した。きっとご両親は息子の肥満対策も兼ねて、家族の絆を深めるためにJRウォーキングに参加されているんだなぁ、と想像を膨らませたのだが…。
 コースは国道を離れ、苫小牧市の内陸に深く切れ込んだ「苫小牧港」の北埠頭に導かれる。フェリーなどの姿を見ることはできなかったが、埠頭前は「キラキラ公園」という不思議な名前がついた中を港を横目に見ながら進んだ。

    
    ※ 苫小牧港です。
    
    ※ 「キラキラ公園」(右側)とその横の遊歩道です。


 一度、港から離れてさらに海岸に向かって進むのだが、海岸が近づくと今や苫小牧の名物の一つともなっている「海の駅ぷらっと みなと市場」という一角に導かれた。まだ観光客が来るには早い時間で、市場の人たちは準備に大忙しといった様子だった。

    
    ※ 開店前(?)の「海の駅ぷらっと みなと市場」の様子です。

 そしていよいよ太平洋が間近に見える「ふるさと海岸」という場所に出た。辺りは整備され、海水浴場かな?と思われたが「遊泳禁止」の看板が立てられ、遊泳は禁止されているようだった。

    
    ※ 太平洋を目ざして歩くウォーカーです。
    
    ※ これが本物の大平洋です。

 海岸を離れると、少し遠回りをしながらもゴールの苫小牧駅を目ざしてのウォークとなる。途中、苫小牧駅の西隣に大きな敷地を占めて稼働している「王子製紙苫小牧工場」があり、工場の高い煙突が苫小牧市内を睥睨するように聳え立っていた。

    
    ※ 王子製紙苫小牧工場の煙突です。

 そして最後に、駅前の「シンボルストリート」に還ってきて、駅の直ぐ近くの公園内に明治から昭和にかけて支笏湖と王子製紙苫小牧工場を結んでいた「王子軽便鉄道 “山線” 4号機関車」が現物保存されていた。

    
    ※ 苫小牧駅前の「シンボルストリート」です。
    
    ※ 現物保存されている王子軽便鉄道の4号機関車です。

 ゴールの苫小牧駅に着いたとき、時計は10時40分を指していた。意外に順調に歩けたことに自信を持ち、私は急遽近くの〈いつでもウォーク〉コースを設定している鵡川町に移動して、こちらのコースも歩いたのだが、明日レポートしたい。

    
    ※ 苫小牧駅前にはアイスホッケーの街らしく、アイスホッケー少年の像が立てられていました。

◇ウォーク実施日  2024年9月21日(土)
◇歩いた距離    11.0 km

※ 〈イベントコース〉と〈いつでもコース〉の違いについて
 〈イベントコース〉とは、JRが期日を設定して「この日に集まりましょう!」と呼びかけ、担当者を配置して、多くのウォーカーが集まって歩くコースです。今年は一部東北の都市の開催を含め全道各地で計25回開催されます。(土・日に開催されます)

    
    ※ 〈イベントウォーク〉ではコース各所にこうした表示があるので安心して歩けます。〈いつでもウォーク〉にはありません。

 一方、〈いつでもコース〉は、JRの方で全道各地にコースを設定して、参加者の都合が良い時に歩き、確かに歩いたことを該当駅にて証明してもらうという仕組みです。今年は全道各地に30ヵ所のコースが設定されています。


なんて漢だ!米球界に金字塔を打ち立てた大谷翔平!!

2024-09-20 19:17:52 | スポーツ & スポーツ観戦
 今朝(日本時間)、ドジャースの大谷翔平がとうとう前人未踏の50ホームラン、50盗塁の大記録を達成した!彼の昨今の活躍はおおかたの日本人に明るい話題を提供しつづけてくれているが、今朝また大金字塔を打ち立ててくれた!
    

 拙ブログは、私が見たり、聞いたり、体験したことを中心に綴っているが、本日はその禁を破り、大谷翔平賛歌を綴ってみたい。
 まず今回達成した50-50という記録についてだが、50本塁打というのは長距離打者として一流ということだ。一方で50盗塁ということはスピードスターの証である。この二つは野球選手としては全く違った要素(資質)が求められるものである。この二つの要素を兼ね備えるために大谷選手は自らを鍛え上げたのだ。もちろん持って生まれた彼の資質の素晴らしさはあるのだが…。

   
 
 長いMLBの歴史(1903年創設)の中でこれまで誰も打ち立てたことのない記録を打ち立てたのである。
 さらにさらに、大谷選手は打者だけの選手ではないということだ。今年は肘の手術から回復期ということで投手としては出場していないが、彼は投手としても一流なのである。この投打にわたって一流であることもMLBにおいては唯一無二の存在として注目されているのだ。彼の来季は投打での活躍をまた見られると思うとワクワクである。

   
 
 その大谷選手だが、彼はプレーのみならず、その人間性の素晴らしさも私たち日本人を虜にしている。彼の日常は全てを野球に捧げているとも伝えられている。睡眠時間も食事も、そしてトレーニングも…。そして試合中は真剣に野球に打ち込みながら、相手選手ともいつもにこやかに交歓している姿がテレビから垣間見える。打席に入る際も審判への敬意を忘れない。インタビューで答える言葉もおごったところは皆無で、常に謙虚である。
 また今春、日本全国の小学校に「野球しようぜ!」のメッセージと共にグラブを贈ったことも記憶に新しい。

  
 
 こんな野球選手が今までいただろうか???
 その大谷選手が北海道日本ハムファイターズに在籍していたのだから、道産子である私にとっては嬉しいかぎりである。私はあまり球場に足を運んで野球観戦をする方ではない。それでも大谷選手の素晴らしい活躍の瞬間に立ち会ったことがある。2016年10月16日、日本ハムが福岡ソフトバンクを倒して日本シリーズ進出を果たした一戦である。(この年、日本ハムは日本シリーズ制覇して日本一に輝いた)大谷選手(投手)が最終回に登場し、日本最速の球速165kmを出した試合を生で観戦し、その瞬間に立ち会えたことが思い出深い。

   

 さらには、彼がMLBエンジェルスに移籍するに際して行った退団会見も札幌ドームで立ち会うことができたことも私にとっては宝物である。

           
 
 今年春に信頼していた水原通訳の背信に遭いピンチに陥ったが、それすらも乗り越え大きく羽ばたいた2024シーズンはまだまだ続くが、彼の活躍は今シーズンに限らず、次年度以降も続くはずだ。来シーズンは投手としても復活する予定だという。彼の一挙手一投足が日本人の多くを笑顔にしているのは間違いない。これからも大谷翔平選手の活躍を見守り続けたい。

ヘルシーウォーキング㊷ 旧弁華別小学校と田園風景・当別ウォーク

2024-09-19 18:54:11 | JRヘルシーウォーキング
 コースの大半は、コース名のとおり田園風景が延々と続くコースだった。その行きついた先にあった旧弁華別小学校は、当時北海道最古の木造校舎だったという面影を残した風情を感じさせる建物だった…。
      
 実に2ヵ月ぶりのJRヘルシーウォーキングだった。今年は「JRヘルシーウォーキング」「さっぽろラウンドウォーク」の二つに取り組んでいるために、二兎を追う形となり、どうしても集中力に欠けるきらいがある。
 7月半ばまではJRヘルシーウォーキングの方も順調に参加できていたのだが、夏場に入り暑さもあって両方ともにペースが落ちていたのだが、特にヘルシーウォーキングの方はこの2ヵ月間全く参加していなかった。それではならじと、本日近場で「いつでもウォーク」が設定されている当別町コースを歩くことにした。
 当別町はこれまで車で郊外の石狩高原スキー場に来たり、伊達記念館を訪れたりしたことはあったが、いわば点として訪れただけで、その他は通過街でしかなかった。今回初めて自分の足で街の中を巡ることになった。
 朝、JR学園都市線で当別駅まで移動した。駅舎は意外に立派な建物だった。
    
    ※ JR当別駅の北口です。

 9時25分、当別駅北口をスタートした。北口は繁華街とは言い難く住宅が立ち並ぶ住宅街を進んだ。しかし、小さな町とあって住宅街は直ぐに途切れ、道路の両側には畑が続く田舎道となった。

    
    ※ このような道路が旧弁華別小学校まで延々と続いていました。

 道路は神居尻山の登山口がある「道民の森」に続いているが、目指すは閉校するまで北海道で最も古い木造校舎として知られた「旧弁華別小学校」である。途中には私も滑ったことがある「石狩高原スキー場」の入口の看板が見えて懐かしかった。

    
    ※ 秋を象徴するコスモスと「石狩平原スキー場」の案内板です。

 スタートから1時間後、「旧弁華別小学校」(「べんけべつ」と読みます)に着いた。弁華別小学校は2016(平成28)年3月に閉校するまで北海道最古の二階建て木造校舎として知られていて、閉校後は社会福祉法人が建物を利用しているとも聞いていたが、実際に行ってみると入口は固く閉ざされていた。現在ははたして活用されているのだろうか?

    
    ※ 当時、全道最古の木造校舎と言われた旧弁華別小学校の建物です。

 校舎の壁には「123周年 閉校記念テーマ 夢に向かって 飛び立て あそ岩っ子!」と掲げられていた。「あそ岩っ子」という表示が私には奇異に思えた。帰宅して当別役場に問い合わせてみたが、担当者も分からないらしく「調べて回答する」と言われ、原稿を記述している現在まだ回答は届いていない。(届き次第後日お伝えします)

          
          ※ 弁華別小学校にも二宮金次郎像が立てられていたんですね。

 「旧弁華別小学校」からもと来た道を折り返して当別の街中を目ざすという退屈なコースだった。当別の田園地帯はそれほど水田が多いとは言えない感じだったが、それでもところどころにある稲田ではコンバインによる稲の刈り取り作業が行われていて、秋到来を感じさせてくれた。

    
    ※ 米作地帯の秋を象徴する光景です。

 街中に入る前に当別高校があり、その後街中へと進んだ。途中には「百年会館」、「伊達記念館・伊達邸別館」などに建物がコース沿いに建てられていた。その後「阿蘇公園」内にある「当別神社」を経たところでコースが不明となり、迷いつつ当別の繁華街へと導かれた。つまり当別の街は当別駅の南口の方が繁華街を形成しているようだ。

    
     ※ 北海道当別高等学校です。
    
    ※ 伊達記念館・伊達邸別館です。
    
    ※ 「阿蘇公園」内に鎮座する「当別神社」です。

 途中、2回ほどゆったりと休憩を取ったこともあったが当別駅南口にゴールしたのは12時20分だった。
 コンデションは気持ちの良い秋晴れに恵まれ、心地良い風も吹いていて、背中に多少汗はかいたものの、気持ち良く12.5キロを歩くことができた。

    
    ※ JR当別駅の南口です。

 私は秋日和の中を歩きながら10数年前の10月に木曽路を歩いたことを想い出していた。4泊5日の旧道を往く歩き旅は天候にも恵まれ、とても想い出多い旅となった。私はその時、柄にもなく何編もの俳句を創ったことを思い出していた。そして今日もまた、一句捻り出してみた。というのも、近く「俳句」創りの授業を行わねばならない必要に迫られている。
 私は10数年前の旅のある光景を思い出していた。山道を歩いた末に、ある集落に辿り着いたときだった。一軒の住宅の庭に豆類などの収穫物を庭一杯に広げで乾燥している光景に出会った。まさに日本の農家の原風景を見ているような光景だった。その光景が突然私の中に蘇った。そして捻り出したのが次の一句である。
  庭先に 実りを広げ 秋日和
 全くの素人の一句である。俳句に取り組んでいる方からは問題にもされない駄作である。
 でも私にはあの日の光景が忘れられないだけに産み出すことができた一句に満足している。

 ◇ウォーク実施日  2024年9月19日(木)
 ◇歩いた距離    12.5 km

う~ん、ちょっと期待外れかな?防災展

2024-09-18 16:21:36 | イベント
 北海道新聞社が大々的にPRして開催された「防災展」だったが、私としてはちょっと期待外れの感が強かった。2日間の日程のほぼすべてに参加を予定していたのだが、途中からキャンセルしてしまった…。

     

 9月14~15の両日、札幌パークホテルを会場に「道新  みんなで+考える 防災展」が開催されたので期待をもって参加した。
 防災展は北海道大学が特別協力という形で5つの講座を担当した。私はそのうち一日目の「北海道で想定される津波災害」と二日目の「広域化・連鎖化する自然災害」の二つの講座に参加した。両講座共に45分間と短時間の講座だったためか、講演をする先生方がどうもイマイチ力が入っていないのではという印象を受けてしまった。
 「北海道で想定される津波災害」の講座では、南海トラフ地震による津波災害予想がマスコミ等で大きく取り上げられているが、北海道の周りで起こる津波災害の方がより被害が大きくなるとの予想は傾聴に値した。科学的にそうした予想があるのであれば、より大きな声を挙げて警告を発する努力をしてほしいと思ったのだが…。
 また「広域化・連鎖化する自然災害」の講座の方も、過去の自然災害から北海道に甚大なる被害をもたらす可能性について言及されたのだが、どうも私にはいま一つそのことに対する危機感を聴いている人たちに訴求する思いが伝わってこなかったように思えたのだ。
 それ以上にガッカリしたのが特別ゲストとして招請されたマジシャンでありお笑い芸人のマギー審司氏の講演(対談)だった。マギー審司氏は2011年に起きた東日本大震災が起こり、彼が宮城県気仙沼出身だったことから、その復興のためにさまざまな活動を展開された方だという。その思いを気象予報士の菅井貴子さんの質問に答える形で「マギー審司と防災を知ろう・聞こう・学ぼう」と題して進められた。しかし、ご自分が実際に被災したわけではないため、お話がどうしても一般論の域を出ない内容に終始し、マギー審司氏の明るいキャラクターもどこかへという感じに終始してしまった感だった。講演の最後10分間だけ彼の本業であるマジックを披露したときに初めて会場を沸かした程度だった。私は彼のキャラクターを活かし、マジックと防災をミックスした形で聴衆を笑いに誘いながら、防災意識を高めるようなことを期待していたのだが…。

       
       ※ 耳マジックでブレイクしたマギー審司さんです。

 二日目には特別ゲストとして元フジテレビアナウンサーの笠井信輔氏の講演もあったのだが、笠井氏にも大きく期待はできないかな?と思うと継続して参加する意欲が失せてしまって会場を後にしてしまった。
 会場内では、講演・講座とは別に関連展示会場も設けられていたが、会場内を巡る参加者たちは景品目当てにあちこちを飛び回る姿が私をしらけさせてしまった。
 私の唯一(?)の収穫は展示コーナーで(株)三井海上火災が発売したという防災グッズや非常食パッケージだった。説明担当者によると、非常食の賞味期限がきたら会社から購買者に連絡するというサービス付きだというところが新鮮に感じた。我が家でもぜひ揃えたいと思った一品だった。

      

 今回の防災展を好企画だと思って参加したのだが、参加者の多くは祭りに参加するような気持で会場に駆け付けた人が多かったのではないだろうか?
 第1回目の開催ということで主催者側も試行錯誤があったのだろう。今年の反省を生かして、次年度以降より意味のある内容で開催していただくことを期待したい。

本番!さっぽろラウンドウォーク セクション8(上野幌 ⇒ アンデルセン福 祉村)

2024-09-17 19:28:45 | さっぽろラウンドウォーク
 ちょっぴり秋らしい気候を覗かせてくれた昨日、厚別区と清田区の縁辺を歩いた。コンディションが良かったこともあり、参加者5名は快調に歩を進めることができた。最後になって思わぬアクシデントに遭遇してしまったが…。
     

 昨日(9月16日)、「めだかの学校」札幌ラウンドウォーク踏破クラブとして7度目となる「ラウンドウォーク セクション8」を実施した。
メンバーは、ここまで皆勤だったY女史がクラス会のため参加できず、男性のみ5名での実施となった。
 午前10時、スタート地点の「JR上野幌駅」に集合した5名は駅前で近くにいた人にシャッターを押してもらい集合写真を撮った後、直ちにスタートした。

    
    ※ JR上野幌駅前にグランドシニア5人組が元気に勢ぞろいしました。

 スタート直後、小さな森、そして里塚の新興住宅街を抜け、「東部緑地」に導かれた。「東部緑地」は札幌市と北広島市の境界に広がる大きな緑地である。境界には「大曲川」が流れている。その緑地を縦断するように森の中を進んだ。秋の陽が木漏れ日となって心地良い中、歩みを進めた。

     
    ※ 木漏れ日の中、東部緑地内を往くメンバーの面々です。

 その途中で森に繁る木の一部の地面に接する幹の部分に何か囲いがしてあった。皆で検討したのだが、それが何かは分からなかった。私が緑地管理の担当部局にお聞きすることにしていたが、今日現在まだ聞くことはできていない。

    
    ※ この幹の周りを覆うものはいったい何?何の目的なの?

 「東部緑地」を抜けると「里塚緑が丘緑道」という小さな緑道を抜け、住宅街へと進む、そして「道央自動車道」を跨ぎ、「平岡公園」へと導かれた。「平岡公園」は、清田区の総合公園でもあり、梅園と湿地植物の宝庫として知られている。その公園もまた縦断するのだが、もちろん梅の花の季節は遠く過ぎていることもあり、公園内は閑散としていたが、それでも公園で憩う人たちが陽気につられて散策している姿があった。

    
    ※ 梅園は季節外れで閑散としていました。

 「平岡公園」の駐車場横に東屋があり、ちょうど昼時となっていたので、そこで弁当タイムとすることにした。

    
    ※ 弁当を頬張った平岸公園駐車場横の東屋です。

 「平岡公園」を過ぎると、清田区の住宅街が広がっていた。ここで素晴らしかったのは、住宅街を貫くように伸びていた「緑の道(私が勝手に命名したのだが)」である。私が記録したのでは「わんぱく公園」、「平岡緑道」、「きのこ公園」と繋がり、さらにその先「平岡東公園」、「杜の道」、「ハルニレ公園」と緑の道が延々と続くところは、散策路としても、憩いの場としても、住民のひとたちから重宝されていることを伺わせてくれた。

    
    ※  このような緑の道が住宅街の中に延々と続いていました。

 「緑の道」を過ぎると、「厚別川」沿いのコースとなった。コースは「厚別川」の右岸堤防を延々と遡るコースだった。この「厚別川」の両岸は縦にパークゴルフ場がいつくもいくつも連なっているのが特長である。私は3~4年前に札幌市内のパークゴルフ場全コース制覇などということに挑んだが、その際この「厚別川」両岸のコースを何度も行き来したことを思い出していた。

    
    ※ 厚別川沿いの堤防上を往くメンバーの方々です。

 「厚別川」沿いを遡るコースは延々と続いた。目測ではあるが、おそらく5キロ以上続いたのではないか?上流のほうになると堤防上の整備も行き届かず、雑草が生い茂る中を進むことを強いられた。

    
    ※ 厚別川の上流ではこのような道なき道を進みました。

 「厚別川」沿いから、その支流の「土井川」に移ったところで小休止をとった。実は帰りのバス時間に間に合わせるために、昼食後はややペースを速めたためにメンバーも多少戸惑った方もいたかもしれないが、ゴールまでの時間の目途も付いたため、ここからは再びゆったりペースでゴールを目ざした。
 「土井川」沿いから、札幌市が誘致を進めた「ハイテクヒル真栄」のゾーンに入った。ハイテクヒルにはそれなりに企業が進出しているようだが、建物は見えても辺りは森閑とした感じだった。それもそのはず、その多くは企業のロジステックセンターのようなものが多かったようだ。

    
   ※ 「ハイテクヒル真栄」内にはこのようなロジスティクスセンターが目立ちました。

 その「ハイテクヒル真栄」の一角に、この日のゴールの「アンデルセン福祉村」があった。「アンデルセン福祉村」とは、社会福祉法人ノテ福祉会が運営する特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、在宅支援サービス、さらには日本医療大学などを開設した福祉コミュニティだそうだ。大きな建物が何棟も点在していた。ゴールしたのは14時40分だった。

    
    ※ ゴールの「アンデルセン福祉村」の前には施設名が掲げられていました。

 ここから地下鉄「福住駅」行は15時10分なので30分間あったので、皆ゆっくりとバス時間を待つことにした。ところが!!!なんと!そのバス時間は平日のバス時刻表だということが判明した!一大事である。その後にはバス便はもうないのである。うわー、タクシーを呼ばねばならない、と頭をよぎった。その時、バス時刻表を見ていた某氏が「いや、福住駅行はないが、すずらん公園行がありそうだ」という。よく見ると14時52分にすずらん公園行のバス便があったのだ!ぐるーっと遠回りにはなるが、すずらん公園でバスを乗り継げば地下鉄「真駒内駅」に行きつくことができると判明したのだ。

    

 私たちリタイア組にとっては毎日が日曜日とはよく交わす言葉である。曜日などはあまり意識することがない。この日が「敬老の日」だったとは皮肉である。
 それでもセクション8もなんとか無事に終えることができたことにホッとしている。
 なお、この日のコースはマップ上では約14kmとなっているが、私の歩数計では16.3kmとなっていた。

意外と本格派だった!りかちゃんずブラス

2024-09-16 19:38:01 | ステージ & エンターテイメント
 意外と言っては失礼か?そのネーミングから、若者がガチャガチャと音を奏でて楽しむバンドかな?と思っていたが、意外や意外!本格的に(?)に金管楽器を究めようとしていた若者の集団だった。

     

 昨日(9月15日)午後、東区民センターで開催された「りかちゃんずブラスコンサート」に足を運んだ。というのも、昨日、一昨日と開催された「道新みんなで考える 防災展」がどうも私が期待していたものとは違うなぁ(近日中にレポしたい)という思いがあったため、急遽予定を変えて東区民センターへ向かったのだった。
 コンサートの冒頭に、MCを担当した方が「自分たちは北大のオーケストラや吹奏楽団で金管楽器を担当した卒業生が集まって練習に励んでいるグループです」という自己紹介があった。そしてプログラムを見ると本格的な楽曲が並んでいる。おっと、これは失礼!あるいは本格的に音楽を研鑽しているグループなのかな?という想いを抱きながら演奏を聴き入った。そのプログラムとは…
《第一部》
 ◇ブリス/ロンドン市長のためのファンファーレ  〈金管十三重奏〉
 ◇清水大輔/無限に輝く空  〈金管八重奏〉
    

 ◇ホアキン・ロドリーゴ/アランフェス協奏曲2楽章  〈金管十三重奏〉
 ◇ミハイル・ブレトリウス/テレプシコーレ組曲  〈金管十重奏〉
《第二部》
 ◇酒井格/スゥィングとシンコペーション  〈金管六重奏〉
 ◇ハワード/フライミートゥーザ・ムーン  〈トローボーン五重奏〉
    
   
 ◇中川英二郎/フェイマスジヤズメドレー2  〈金管九重奏〉
    

 ◇ジェフリー・アグレル/ジャイヴ・コンチェルト  〈金管十重奏〉

 いやいや、本格的も本格的!そのラインナップを見て諸兄も想像されるだろう。表情に北大生らしい生真面目さを残しつつ、真剣に金管楽器に向き合っていることがビンビンと伝わってきた。技量としてはまだ上達する余地を残してはいるかな?とも思われたが、一人ひとりが確かな技量を身に付けていることを十分に示してくれた。
 演奏してくれた中では、「アランフェス協奏曲」、「フェイマスジャズメドレー」、「ジャイヴ・コンチェルト」などが私的には特に素晴らしく聴こえた。
 それにしても「りかちゃんずブラス」とは、私の中で???が渦巻いていた。すると、演奏の最後に、メンバーの一人が挨拶に立った。自己紹介で「私は林里加子と言います」、そして「“りかちゃんず” とは、私の名前からとったバンド名です」と謎解きをしてくれた。つまり林里加子さんという小柄な女性が、バンドの創設者であり、リーダーだということが判明した。15名の若きメンバーをまとめていくのは大変なのでは?とも思うが、きっと彼女のリーダーシップは絶大なのだろう。次回コンサートの意欲も語ってくれた。「次回はもう少し親しみやすい曲も交えます」とも語っていた。「りんちゃんずブラス」が札幌の音楽界に新風を吹き込むことを期待したい。次回も機会があれば彼ら、彼女らのコンサートに駆け付けたいと思った。

薬師寺執事長から「心」について学ぶ

2024-09-15 19:55:12 | 講演・講義・フォーラム等
 人は「心」の使い方ひとつで、自分の目前に広がる世界を、幸せにも不幸にもできると執事長の大谷徹奘師は云う。それはどういうことなのか?大谷徹奘師のお話に耳を傾けた。

 9月11日(火)午後、札幌プリンスホテル国際館パミールにおいて、秋山記念生命科学財団主催の特別講演会を拝聴する機会を得た。
 講演は法相宗大本山薬師寺の執事長である大谷徹奘(おおたに てつじょう)「心とは~心のしくみと幸せの法則」と題してお話された。

    
    ※ 講演をする薬師寺の執事長の大谷徹奘師です。

 宗教に関しては全く疎い私だが、「執事長」について調べると「寺院の運営に関する業務を執行するうえでの最高責任者」ということなのだが、薬師寺の僧職の最高位は別であって「管主(かんす)」という役職のようなのだが、現在は加藤朝胤(かとう ちょういん)という方が務められている。しかし、執事長も相当に高い僧位であることには違いない。
 大谷氏は当年61歳ということだが、非常に壮健な方で声も大きく、私たち聴く者の度肝を抜いた。そしてまず「薬師寺はお墓を持たず、お葬儀をしないお寺です」と述べた。じゃ何をするお寺かというと、“心” を訓練するところが薬師寺なのだという。そして私たちに問いかけた。「あなたの心はどこに在りますか?」と…。私たちはそれぞれ、頭や心臓の部分、あるいはお腹を押さえた。しかし、そこは頭であり、心臓であり、腹なのであって、 “心” ではないという。そして下図のように「心のしくみ」と題する図を示した。その図はご覧のように空欄だらけのものであった。そこに大谷師がお話を交えながら一つ一つ埋めていった。

     
 そのお話は、人間はたくさんの体験や経験を積むことで、そのことに対して「好き」とか「嫌い」とか、「意味がある」とか「意味がない」とか、その人なりの価値観がそこに生まれてくる。自ら感じた価値観に基づき、人それぞれの生き方や考え方が形成されるという。それが “心” だと大谷師は説かれた。
 さて、そうした “心” を持った「自分」=「我(われ)」は、世界の中でただ一人だという事実だという。さてその「我」ですが、「われ」とも読むが「が」とも読める。この「我(が)」が強くなる、つまり「独善」に陥り、「傲慢」となり「人の話を聞かない」状況となりやがて「孤立」に陥るという。
 反対に「我(が)」を抑え、他との「共栄」を図り、「謙虚」に人と接することで、そこに「調和」が生まれるという。そして「調和」は「聴話(ちょうわ)」に通ずるとも大谷師は説いた。その「心のしくみ」の図に大谷師が話された言葉を入れた図が下図である。

    

 大谷師は、具体例をたくさん交えながら図に入れる文字を示してくれた。その具体例をここで紹介することは私の記憶力では不可能なので割愛する。
 大谷師のお話を私なりにごくごく簡略化してまとめてみると、人が生きていくうえで「幸せ」な日々を送りたいと思ったならば、できるだけ「我(が)」を抑え、他との「共栄」を図り、「謙虚」に接すべし、ということを話されたと理解した。
 私は大谷師のお話を聴きながら「言うは易いが、行うは難し」という言葉を思い浮かべていた。しかし、私にとってこれからそう長くない人生かもしれないが、この教えを心に刻みながら生きていきたいものだと思っている。

道美展 入賞おめでとうございます!

2024-09-14 15:26:13 | 作品展・展覧会等
 現在開催中の「道美展」(北海道美術作家協会展)の絵画部門において知人が北海道新聞社賞に輝いたことを知った。70人が出展する中で第3席(素人の判断だが…)に相当する入賞である。知人の長年にわたる研鑽に拍手を贈りたい。

     

 現在、札幌市民ギャラリーにおいて第56回の道美展が開催中である。昔、職場を共にしたOさんから開催を知らせる案内を受け取った。私は美術に関してはまったく疎く、関心も薄い。しかし、Oさんが出展しているとあってぜひ観賞してみたいと思った。というのも前々回の開催を私は偶然にも鑑賞する機会があり、そこでOさんの作品を観て他の作家とは違った淡い色遣いに興味をいだき、「今回はどんな画だろうか?」と興味をもったからだ。
 市民ギャラリーには、絵画、工芸作品、写真などの作品が市民ギャラリーのほぼ全館を占めるように展示されている様子は圧巻だった。
 私は全ての作品をじっくりと鑑賞するほど熱心ではない。ひたすらOさんの作品を探し求めた。するとまず「和」と題する作品が見つかった。期待どおりに淡い鮮やかな色遣いで日本の原風景のような田舎の景色が描かれていた。そこでOさんが道美展の「会友」であることを知った。

    

 Oさんの作品を観終わって、興味は入賞作品に移った。すると、奨励賞とか、会員賞、会友賞などの札が目に入ったが、大きな賞が見当たらない中、「えーっ!」と思わず声を出しそうになった。なんとOさんの二つ目の作品が「北海道新聞社賞」という札が付いているのを確認したのだ。作品名「回る!回る!」という100号の大作だった。色遣いはOさんの特徴である淡く明るい色調は変わらず、遊園地のメリーゴーランドの楽しい様子が描かれていた。
 「北海道新聞社賞」というのは絵画部門でいえば、「北海道知事賞」、「協会賞」に続いて第3席の位置付けのようだ。いやいや失礼ながらOさんがそれほどの実力者などとは知らなかった。素晴らしい快挙である!入賞おめでとうございます!
 Oさんのこれからの活躍にも注目したいと思う。

      
      

 ちなみに「北海道知事賞」は「白昼夢 Ⅰ」と題して札幌駅前の様子を描いた一枚だった。こちらは素人の私からも「さすが!」とは思ったのだが、「協会賞」に輝いた「集合写真2024」は作品全体が暗く、私にその良さは分からなかった。

    

       

 美術については腰が引け気味の私だが、食わず嫌いといわずに少しは関心をもちましょうか?

※ 絵画の写真については、私のカメラの性能が良くないために正確に撮れてはいないことをお断りしておきます。作者様には申し訳ありません。

さっぽろラウンドウォーク 事前踏査 セクション10

2024-09-13 19:57:32 | さっぽろラウンドウォーク
 体調を崩していたため久しぶりのロングウォークだった。本来なら事前踏査はセクション9なのだが、事情があり(後述)セクション10の「スズラン公園渓流口 ⇒ 地下鉄真駒内駅」間を事前踏査した。

      

 このところちょっと体調を崩していたため運動などは控えていたのだが、やや回復を見せ始めたので本日特に予定もなかったので懸案の「さっぽろラウンドウォーク」の事前踏査に出かけることにした。
 本来であれば今回はセクション9(アンデルセン福祉村 ⇒ すずらん公園渓流口)なのだが、セクション9のコースの大半は白旗山を縦断するコースなのだ。ということはほとんどが山道である。札幌の山道となると “ヒグマ” が懸念される。単独登行ではどうしてもその点が気になってしまう。そこで危険を回避してセクション10を先に踏査することにした。
 本日、地下鉄とバスを駆ってスタート地点の「すずらん公園渓流口」に向かい、午前10時05分、渓流口をスタートした。コンディションは曇り空、秋に入ったとあって気温も低めでロングウォークには適していた。

    
    ※ スタート地点のすずらん公園渓流口の広場です。

 コースはすずらん公園の渓流口を出て、道々341号線を札幌市内へ向かって進むが、直ぐに「モアイ像」や「頭大仏」で知られる「真駒内滝野霊園」に導かれる。霊園内を縦断するように進むが、霊園からイメージされる暗さはなく、公園内を往くような感じだった。

    
    ※ 観光客に大人気のモヤイ像(上)と「頭大仏」(下)です。
    

 一度、道々に戻るが、またまた「サンブライト」という新興住宅街に導かれた。真駒内の奥にこうした住宅街があることを初めて知った。
そして、「札幌芸術の森」、「札幌市立大学」の前を通り、「真駒内川」沿いの右岸、そして左岸を長々と歩かされた。

    
    ※ 札幌芸術の森の入口のゲートです。
    
    ※ 地形を利用した札幌市立大学の建物です。(上部の窓の階から奥に大学は伸びています)

 ここまでで休憩場所としては「真駒内滝野霊園」内で一度取り、昼食は「札幌芸術の森」の入口付近の東屋で適当かな?と見通しを付けた。
 「真駒内川」沿いを離れ、今度は道々341号線を跨ぎ、「石山緑地」に導かれる。「石山緑地」内の石のベンチで一休みもいいなぁ、と目途を付けた。

    
    ※ 石山緑地の入口に建つ、水が流れる彫刻スパイラルスプリングです。

 「石山緑地」から進み、旧定山渓鉄道の駅舎や札幌軟石性の旧石山郵便局を横目にし、今度は「豊平川」沿いに造成された「石山北公園」内の遊歩道をしばらく歩く。
 「石山北公園」を離れ、国道453号線の陸橋の下を潜り、北海道警察学校の前を通る「平岸通」をゴールの「真駒内駅」を目ざすが、途中から道路沿いを離れ、「真駒内駅」の背後に広がる通称「桜山」と呼ばれる「真駒内保健保安林内」に導かれ、真駒内駅直前で「桜山」を離れ地下鉄「真駒内駅」にゴールした。ゴール時間は14時30分だった。休憩、昼食時間を含めて所要時間約4時間30分だった。

    
    ※ 北海道警察学校の校舎です。
    
    ※ 桜山内の緑豊かな遊歩道です。

 距離はマップでは16Kmとなっているが、私の歩数計では18.3Kmと出ていた。おそらく10のセクション間でも最も長距離だと思われるが、コース自体はそれほど難しくない。ラウンドウォークの最後のウォーキングを楽しめるのではないか?と思えるコースだった。

    
    ※  ゴールの地下鉄「真駒内駅」です。

 ◇事前踏査実施日 9月13日(金)
 ◇事前踏査距離  約18キロ(マップ上では約16キロとなっているが…)