2016年2月29日に発行された日本経済新聞紙の朝刊中面に掲載されたコラム“革新”の見出し「忍び寄る欧州分裂の足跡 渦巻く非寛容、北欧にも」を拝読しました。
スウェーデン第三の都市のマラルメは、対岸にあるデンマークの首都のコペンハーゲンと、オーレンス橋でつながっています。この国境をわたる橋では、スウェーデンが今年年明けから国境審査を始めたと伝えます。
EU(欧州連合)に加盟している国々は、国境を越える際の旅券や身分証明書の提示を省くシェンゲン協定に入っています。当然、スウェーデンも参加しています。
日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「忍び寄る欧州分裂の足音 渦巻く非寛容、北欧にも」と伝えています。
今回、スウェーデンが国境の橋のオーレンス橋に国境審査所を設けた理由は、シリアややアフガニスタンなどからの難民・移民が自国に流れ込むことを押しとどめたいとの思惑からです。
今回の解説では、日本経済新聞紙の編集委員が、コペンハーゲン空港からスウェーデンのマラルメ市行きの列車に乗るために、駅のプラットフォームに向かうと、にわかづくりの検問所があり、身分証明書の提示を求められたそうです。その際に、顔写真ページをデジタルカメラで撮られ、出国の審査のようなものがあったそうです。
さらに、国際列車がオーレンス橋をわたったスウェーデン側では、二人の警官が乗り込んできて、乗客の身分証明書や旅券を点検し始めたそうです。スウェーデン国民は顔写真入りのカード(日本のマイナンバーカードのようなもの)を提示します。編集委員は旅券を見せると、男性の警官が「入国ビザがない」とただします。「日本人はビザが不要だ」と答えても、とりつく島がなかったそうです。
もう一人の女性警官が来て、男性警官と話しをして、「日本旅券はビザ不要」と知って、事なきを得たそうです。国境審査とは無縁だった現場の混乱を伝える物語です。でも、二人の警官が不勉強だったら、困った事態に陥ります。
こうしてみると、シリアややアフガニスタンなどからの難民・移民問題は、オーストリアとドイツの国境や、フランスと英国をつなぐ海底トンネルなどで、大問題になっています。
この結果、これからはEU各国の国境通過では、さまざまなことが起こりそうです。簡単だったEU各国の国境通過では、時間がかかり、トラブルも起こりそうです。旅行先で何か起こると困ります。
だいぶ以前ですが、米国とカナダの国境では、橋を渡るバスの中にカナダ側の入国審査官が乗ってきて、日本旅券をチェックされました。真面目な担当者は入国印を押しました(ちなみに、米国人は自分が住む州名を叫ぶだけでした。私もハワイと叫ぶと通過できたように思いました)。逆に、カナダ側から米国側に入るときは、何もなかったという記憶があります。
現実には、シリアややアフガニスタンなどからの難民・移民が押し寄せている、EU諸国の国境ではさまざまな問題が起こっているようです。これが、欧州分裂のきっかけにならないことを祈念するばかりです。
スウェーデン第三の都市のマラルメは、対岸にあるデンマークの首都のコペンハーゲンと、オーレンス橋でつながっています。この国境をわたる橋では、スウェーデンが今年年明けから国境審査を始めたと伝えます。
EU(欧州連合)に加盟している国々は、国境を越える際の旅券や身分証明書の提示を省くシェンゲン協定に入っています。当然、スウェーデンも参加しています。
日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「忍び寄る欧州分裂の足音 渦巻く非寛容、北欧にも」と伝えています。
今回、スウェーデンが国境の橋のオーレンス橋に国境審査所を設けた理由は、シリアややアフガニスタンなどからの難民・移民が自国に流れ込むことを押しとどめたいとの思惑からです。
今回の解説では、日本経済新聞紙の編集委員が、コペンハーゲン空港からスウェーデンのマラルメ市行きの列車に乗るために、駅のプラットフォームに向かうと、にわかづくりの検問所があり、身分証明書の提示を求められたそうです。その際に、顔写真ページをデジタルカメラで撮られ、出国の審査のようなものがあったそうです。
さらに、国際列車がオーレンス橋をわたったスウェーデン側では、二人の警官が乗り込んできて、乗客の身分証明書や旅券を点検し始めたそうです。スウェーデン国民は顔写真入りのカード(日本のマイナンバーカードのようなもの)を提示します。編集委員は旅券を見せると、男性の警官が「入国ビザがない」とただします。「日本人はビザが不要だ」と答えても、とりつく島がなかったそうです。
もう一人の女性警官が来て、男性警官と話しをして、「日本旅券はビザ不要」と知って、事なきを得たそうです。国境審査とは無縁だった現場の混乱を伝える物語です。でも、二人の警官が不勉強だったら、困った事態に陥ります。
こうしてみると、シリアややアフガニスタンなどからの難民・移民問題は、オーストリアとドイツの国境や、フランスと英国をつなぐ海底トンネルなどで、大問題になっています。
この結果、これからはEU各国の国境通過では、さまざまなことが起こりそうです。簡単だったEU各国の国境通過では、時間がかかり、トラブルも起こりそうです。旅行先で何か起こると困ります。
だいぶ以前ですが、米国とカナダの国境では、橋を渡るバスの中にカナダ側の入国審査官が乗ってきて、日本旅券をチェックされました。真面目な担当者は入国印を押しました(ちなみに、米国人は自分が住む州名を叫ぶだけでした。私もハワイと叫ぶと通過できたように思いました)。逆に、カナダ側から米国側に入るときは、何もなかったという記憶があります。
現実には、シリアややアフガニスタンなどからの難民・移民が押し寄せている、EU諸国の国境ではさまざまな問題が起こっているようです。これが、欧州分裂のきっかけにならないことを祈念するばかりです。
根本的には、シリア国内での紛争をやめさせるしか、手はないのではないでしょうか。
シリアやアフガニスタンなどから押し寄せいる難民や移民希望の方が地元にいろいろな迷惑をかけ始めていることが原因でしょう・・?
なんとか、シリアの内紛をやめさせ、危険な状態をやめさせるしか道はないのでしょうか。
彼らからすれば、EUは夢の国でしょうから・・
移民がつくった国の米国では、機会が均等ならば、結果は自己責任というのが基本でしたが、貧農の差が極端化し、機会が均等ではないという不満がたまっています。
貧しい白人、ヒスパニック、黒人、アジア系なども機会を求め、トランプ氏という極端な指導者を求め、不満をぶつけています。
人口面では、欧州からの白人系は少数派になって、これも不満を高めています。