ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

奈良県宇陀市の山中の植物園では、咲き誇るクレマチスを楽しみました

2011年05月18日 | 旅行
 奈良県宇陀市の山中にある「花の郷 滝谷花しょうぶ園」という植物園で、クレマチスの花を楽しみました。この滝谷花しょうぶ園は、600種類のハナショウブが約100万本咲く名所とのことです。当然、ハナショウブの開花期にはまだ早く、現在はクレマチスの花の全盛期でした。

 宇陀市の街道沿いに、滝谷花しょうぶ園の看板があちこちに立っています。現在「てっせん開花中」と案内しています。これにつられて、案内に従って脇道に入りました。山の中にどんどん入っていきます。途中、野生のフジの花が背の高い木に巻き付いて、よく咲いていました。

 山麓のなだらかな斜面に設けられた滝谷花しょうぶ園では、クレマチス(てっせん)の花が陽光を浴びてきれいです。クレマチスの蔓を絡めた“花のトンネル”が人気を集めていました。

 クレマチスの花は白色や薄紫色、赤色と微妙に違う色合いがあり、花の形も一重や八重などと多彩です。花弁の重なり方が微妙に異なり、あじを出しています。







 最近よく見かけるようになった八重の中です。



 木陰の部分に植えられた西洋シャクナゲはまだ花をよく咲かせていました。

 実は、この滝谷花しょうぶ園に立ち寄った経緯は、宇陀市の山里にある室生寺に行った帰りでした。室生寺のきつい斜面を埋め尽くすように植えられたシャクナゲ(日本種)は開花期を過ぎ、山陰に植えられた木に花がほんのわずか残っていました。



 深い森の中に差し込む日差しに少し残った花が照らされています。

 室生寺周辺は、シャクナゲの最盛期となった5月連休は大混雑したそうです。現在は、周囲の深い森の新緑が見事で、深山を感じさせる室生寺の境内でした。奈良時代に、この山里の山奥に移り住んで仏教の修行を始めた方々の生活と修行は実際には大変なものだっただろうと想像しました。