AKira Manabe ブンブン日記

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理念と経営5月号通信2

2007-05-28 17:16:06 | Weblog
◆◆今週のことば

昔から日本では、「企業は人なり」と言われています。

企業の大小に関係なく、企業そのものを形成するのは人間ですし、お客様も人間、取引先も人間です。

企業も、社会の中心も、周辺も、まさに人間がつくり上げているということは普遍の事実です。

そうならば、企業はいい人を集めなければならない。あるいは、人が喜んで来てくれる企業をつくらなければならない。

富士ゼロックス株式会社 相談役最高顧問 小林 陽太郎

★関連記事は、月刊「理念と経営」5月号に記載されています。
(6~13ページ 「巻頭対談~創業の精神を語る」)


◆◆経営分析・虎の巻 

今回は、銀行の格付け基準のひとつである
『インタレスト・カバレッジ・レシオ』をご紹介します。

下記の計算式で求めます。
( 営業利益 + 受取利息・配当金 )÷( 支払利息・手形売却損 )

この値が高ければ高いほど、借入金に対する利息などの金融費用を支払う能力があり、安全性が高いとみなされます。

この指標の業界別黒字企業平均値をTKCの指標で見ると、
● 建設業 3.4倍
● 製造業 5.1倍
● 卸売業 4.3倍
● 小売業 3.2倍
● 飲食・宿泊業 2.0倍
● サービス業 4.9倍  となっています。

ある銀行の格付け基準では、5倍超で満点、1倍を下回ると0点となります。銀行から支払能力が低いと判断されると、金利の引き上げをされるケースもあります。

インタレスト・カバレッジ・レシオを高めるための方法として、

1.分母を小さくする = 支払利息を少なくする
2.分子を大きくする = 営業利益を大きくする

2の営業利益を大きくするには、収益性を上げることです。
売上アップ、費用削減という損益計算書に現れる取り組みです。

1の支払利息を少なくするための方策としては、

A.不要な固定資産を売却し、長期借入金を返済する。
B.不良債権や不良在庫を処分して、運転資本を減らし、短期借入金を返済する。

このような取り組みは、貸借対照表における総資産を圧縮し、総資本経常利益率にも良い影響を与えます。 
本業の役に立たない資産、無駄な資産、価値のなくなった資産を見直してみると、改善のきっかけが見つかるかもしれません。

★関連記事は、月刊「理念と経営」5月号に掲載されています。
(89ページ「経営分析・虎の巻」)

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