AKira Manabe ブンブン日記

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理念と経営三月号通信

2008-03-06 01:56:02 | Weblog
『実践!人が主役の経営』
【 08年 Vol.9 】     発行:「理念と経営・経営者の会」事務局

1.今週のことば 

人間には育てられる人と自分で育つ人がいる。
育つために一番大切なことは「素直である」ことでしょう。

弱点を指摘されたときに、すぐ「そうか」と反省するか、「このやろう」と少し邪な考えをもって反発するかで、その人の成長が違ってきます。私は素直なほうでした。

伊藤忠商事株式会社
取締役会長 丹羽宇一郎

★関連記事は、月刊「理念と経営」3月号に掲載されています。
(6~13ページ「巻頭対談~不可能を可能にする経営」)


2.企業事例研究

今週の企業事例研究は、株式会社ネクシィーズをご紹介します。
代表取締役社長は近藤太香巳氏。

創業経営者としては最年少となる37歳で、東証一部上場を達成。

上場後もその地位に安住することなく、「社会になくてはならない会社」を目指し、同社を牽引されています。

自身のもつ経営観、哲学を伺いました。

☆「勇気を捨ててしまったら、その人の人生は輝かない」

近藤社長は高校を2度中退し、その後、「フリーター」を経て、ある通信会社に入社。担当は営業でした。

そこで仕事に携わりながら、ある思いに至ります。
その思いは、その後の自身の経営哲学に大きな影響を与えました。
以下、同氏の言葉。

「まわりの営業の人たちは『できなかったらどうしよう』ということばかり考えていました。

しかし僕は『できたらすごいぞ』というイマジネーションのほうが大切だと思いました。

そのほうが、やりがいも涌くし、楽しくなる。

この『できたらすごいぞ』という想像力は、現在のネクシィーズにも生きています」

仕事をとおして「夢みること」の大切さを実感されました。
「挑戦すること」、「勇気をもつこと」は、同社の根幹をなしています。

「大事なのは『チャレンジ精神』ですよね。
もっと言うならば、『勇気をなくしたら人生はそこで終わり』。

勇気を捨ててしまったら、その人の人生は輝かないと思います」(同氏)


☆「これからは価値を売る時代」

営業マンは表現者でなければならない。
世の中のニーズをとらえる企画力がなければならない。
これも、近藤社長の経営観のひとつ。

“売るための独創的な企画(入り口)”から“売る(出口)”までを一貫して行っており、この手法はこの業界では他にないとのこと。

「『使い方、考え方一つ』ですべて変えられるんです。

(中略)

これからは『モノ』を売る時代ではなく、『価値』を売る時代だと思います」(同氏)

☆「なめんなよ」

現在、同社では「Nexyz.BB」という新規の投資事業を進行。
莫大な資金を先行投資し、「できたらすごいぞ!」という積極姿勢を崩さない。

その積極的な姿勢、情熱はいったいどこからくるのか、という問いに対して、こう答えました。

「言葉は悪いですけど、昔から心の中で『なめんなよ』という気持ちが常にあります。

そうやって自分自身を奮い立たせています」

自分で自分を奮い立たせる・・・。

この言葉に、近藤社長の経営者としての“覚悟”をみたような気がしました。

★関連記事は、月刊「理念と経営」3月号に掲載されています。
(16~25ページ「企業事例研究1」)

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