AKira Manabe ブンブン日記

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理念と経営11 月号

2007-11-07 02:58:00 | Weblog
◆◆今週のことば

これは常に言うことでありますが、命をかけるほどの興味をその仕事にもつということが必要ですね。

そうするとそこに、そういうカンが働いてくるのではないかと思うのです。

命をかけるほどの興味がそこに湧かなければ、そういう時機、時機を察知することはできないでしょう。

広告ひとつ見ても、この広告がよいとか悪いとかいうことが判断できない。

つまり競争相手の広告ひとつとっても、この広告はよいとか悪いとか、自分の広告に比べてどうだとかいうようなことを、絶えず興味をもって見る、そういうようなことがなくてそれを見落としていくというようなことでは、私はやはり経営者としては当を得ないのではないかというような感じがします。

『松下幸之助発言集27』PHP研究所より

★関連記事は、月刊「理念と経営」11月号に記載されています。
(5ページ 「経営の道は無限にある」)


◆◆企業事例研究1

 今週ご紹介するのは、『靴下屋』で有名な靴下専門店、タビオ株式会社です。

代表取締役社長の越智直正氏に、同社の軌跡と経営哲学についてお話を伺いました。

創業は1968年。働いていた会社を辞し、独立しました。

創業したものの、資金不足のために苦しい日々が続きます。
独立して5年後には、借金は7000万円に膨れ上がります。

しかし、1980年代には大きな進歩がありました。
その要因とは何か。越智社長は以下の点を挙げました。

1.高い技術力と品質管理の維持
2.品質を支える販売網・在庫管理の効率化
3.売れる物を売れるだけ作る。売れないものは作らない
4.儲けのなかで、経費を使う

技術力と販売網を確立し、経営方針を明確したことにより、急成長を遂げたのです。


☆ 楽は苦の種、苦は楽の種

越智社長は15歳のときから、『孫子』『論語』『易経』など古典を読み、多くのことを学びます。

以下は、越智社長の言葉。

「古典は人生の応援歌ですよ。それでずいぶん助かりました。学問ではなく、生きていくための指針です。
何か困ったときには必ず口をついて出てきます。
出てくる言葉の内容は、大学教授程度やありません。
人類の歴史に名を残した人たちからの応援歌ですからね。
だからやってこれたんです。
歴史の本を読んで良かったことは、人が生きていく上で一定の法則があるということを学んだことです」


苦しいときや困難にあったとき、多くの言葉に学び勇気づけられます。

そして、高く、挫けない「志」をもち、困難を乗り越え、前に進んできました。

「楽は苦の種、苦は楽の種」(越智社長)

経営も人生も、目先に捉われない「志」が大切です。
その「志」を杖として、一つひとつ、コツコツとやり続け、前進していくしかないのです。

★関連記事は、月刊「理念と経営」11月号に掲載されています。
(18~25ページ「企業事例研究1」

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