マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

「やる気の科学」の専門家による著書『No Sweat』に学ぶ、子どもに関わる大人が覚えておきたい2つ

2017年10月09日 | 子育て全般

さて、新しい週、

今週もいろんなことがあるでしょう。

その一つ一つに子どもたちと一喜一憂しながらも、

心の奥にある晴れ渡った場の温もりを、

思い出していきたいですね。

 

最近は、この「いろんなこと」の度合いといい

スピードといいめまぐるしくて、

時にひゃーともろ手をあげながら(←まさしくジェットコースターのよう、恐くて乗れませんが)、

「変わり続けるもの」と、

「変わらないものと」のコントラストを、

とことん味わう日々です。

 

 

 

 

週末は、家族で『No Sweat』by Michelle Segar PhD. 

という本について、ざっと話してましたよ。

 

子育ててでも生かしたいなあと思う2点について

紹介しますね。

 

1.子どもと過ごす時を楽しむ人ほど子どもとの関わり方が最強

「モーティベーション」について科学的なリサーチを続けてきた著者によると、

例えば、運動をするにしても、

「ダイエットのために!より健康になるために!」と頑張る人ほど、

続かないといいます。

 

では、どんな人が続けられるのでしょう?

 

「運動するとキモチ~、食べ物もおいしくなっちゃうし~、

すっきりして何だか力もわいてくる~」と

運動自体を楽しんでいる人、とのこと。

 

ちなみに、運動をする人の75%が「しなければ!」」と頑張る人で、

25%が「キモチ~」と楽しむ人だそうです。

 

「だから、運動の習慣って続かないんですよね」と著者。

 

 

確かに、していることを楽しんでいる人こそ最強ですよね。

 

私自身も、しなければ、するべし、

といった言葉で頭がいっぱいになり始めると、

その場は何とかがむしゃらに頑張ったとしても、

あとあと、一気に萎えていきますよね。


先にある目標に向けて必死で我慢して頑張るばかりでなく、

今目の前にある「喜び」を見出し、味わっていきたいです。

 

 

そして、これって、

まさしく子育てにもあてはまると思いませんか?

 

「この子のために!しなければ!するべし!」と頑張るほど、

燃え尽きていきます。

または、我慢がたまりにたまって、ある時爆発します。

もしくは、「こんなに私は頑張ってるのに!」と子供を責めたくなります。

 

 「いつも」なんてことは無理なわけですが、

少しでも、子どもと過ごす瞬間を楽しんでみること。

 

柔らかな手の温もりや、ぷよぷよの頬を感じてみたり、

ぐふぐふ冗談言い合って、笑い転げたり。

子どもの視線から、子どもの観ている世界を味わってみたり。

 


子どもと過ごす時を「楽しんでる人」の子供との関わりって最強、

これまで様々な方にお会いして、本当にそう思います。

 

 

 

2.「あれ、うまくいかないよ、なんでだろうねえ」と全てが試み学ぶ過程

もうひとつ、「確かにね」と思ったのが、

「学ぶマインドセット(learning mindset)」についてです。

 

例えば、今日、いつもの運動ができなかったとして、

「ああ、私はなんてだめなんだ、こんなことも続けられないなんて!」

と自分を責め、落ち込んで、としていると、

次第に、食べたくもないものに手が伸び、見たくもないテレビをつけたりして、

ますます「後悔のサイクル」にはまりこんでいく、と。

 

それよりも、「あれ、今日、運動できなかったね。

ふ~ん、なんでだろう? まあ、スケジュールが立て込んでたからねえ、

頭ももうろうとして、体もだるくなって、

ああいうときって、どうしたらいいんだろうねえ。

普段の運動量の半分ぐらいの軽めにするとか、

よし、今日は休み!と割り切って寝ちゃうのもいいかもね」

 

などなど、できない時も「学びのチャンス」として、

あーかなこーかなと「実験」してみる。

全てが、試み学ぶチャンス、といったマインドセットです。

 

これも、子育てについても、「まさしく」じゃないですか?

 

「うまくいかない!私はなんてダメダメな親なの!」

よりも、

「あれ、うまくいかないよ、なんでだろうねえ?」とあれやこれや模索してみる。

 

子どもも、

そんな大人の「学ぶマインドセット」を隣で感じながら、

共にしなやかに成長していけるでしょう。

 

 

 

眉間と舌と肩の力を抜いて、

日々の子育てにも、

1.「楽しむ心」

2.「試み学ぶマインドセット」

思い出していきたいですね。

 

 

と、これらは「前置き」のつもりだったんですが、

長くなりましたので、次の記事に続けますね。

まずは、『IT Mama』さんへの寄稿文についてです。

 

 

 

 

週末、中学生の次女が、歴史の授業の課題を「古文書風」にしたいと、

コーヒーにつけ(まずはテーブルにあった緑茶で試したところいい色がつかなかったようです)、

 オーブンで焼き、

その上に、周りもマッチで少し焼いてました。

古文書!

 

それでは、のちほど!

皆さん、よい日を!


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