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「怒りをぶちまける」という「負の連鎖」を断ち切る、夫の「怒りの歴史」への幕引き

2018年01月08日 | 子育て全般

先日夫と

「最近ティーンの1人がかっとしやすいよね」、

と話すことがありました。

 

そこで、

親の対応を見直しました。

 

元々、夫は、怒りをコントロールするのに難しさを抱えていて、

20年近く前に出会った当時も、天井や手に、

「赤い×」のマークを貼り、

「怒りが爆発しそうになったら思い出す」というようなことをしていたんです。

←怒りをぶちまけられ、叩かれ蹴られと育つなら、

そうした「怒りの爆発」を引き継ぐのだなあと

夫を観ていてつくづく思います。

 

それでも年と共に、随分と改善してきたのですが、

ここ最近、「短期間でするべきこと盛りだくさん状態」が続き、

どうしても、怒りやすくなっていたんですね。

 

それで、そのティーンの子に向き合うときも、

声の荒げ合戦になり、怒りをぶちまけ合い、

最後は話し合いどころではなくなる、

ということが何度かありました。

 

 

そこで、子どもに対し、

思うようにいかないからと怒りをぶちまけるたび、

思うようにいかないなら怒りをぶちまければいい

と教えていることになる。

 

そう夫と原点に戻り、

何度か話し合いました。

 

 

頭ではわかっていることです。

 

でも実際、怒りのボタンを押されまくると、

「この子には、これだけ自分を怒らせる理由がある」と

怒りがどんどん正当化されていくんですよね。

 

 

 

そうして、とにかく、

「どんなに怒りのボタンを押されても、

穏やかに伝え続ける」と、意識的に続けたんです。

すると、その子がみるみると落ち着いていきました。

 

まるで澄んだ鏡のように、

自らの怒りの表れが子供に映し出されていく様を前に、

夫と2人で、息を呑みました。

 

それが今回、

あまりにも劇的に分かりやすかったものですから、

夫にとって、怒りと向き合う長い歴史にひとまず幕を下ろす

「最後の一押し」となったように感じてます。

 

自分が苦しんできたものを、

子どもに受け渡してしまうということを、

あまりにも如実に視覚化されたような体験だったんですね。

 

仕事などでは、プロフェッショナルに徹し、

「怒る」ことで解決しないわけですが、

その態度を、家でも意識していこうと、

心の底から納得したようです。

 

 

私自身も、

夫に比べるならば「プチな怒りの爆発」をこれまで何度も経験してきましたが、

怒りが沸き上がるような「好ましくない行為」であればあるほど、

改善していくために、「その子に伝わるよう」接する必要があるんですよね。

 

怒りをぶちまけ、子どもに起こることは、

「思考停止で固まる、反抗、防御、逃げる」のどれか。

何かを学ぶとしたら、

「あ、思い通りいかなかったら怒りをぶちまければいいんだ」ということだけ、

体験から、本当にそう思います。

 

 

 

 

私にも、夫の怒りの矛先が向かうことが、

これまで何度もありました。

夫も改善しようと若い時分から取り組んできましたから、

私も子どもも、殴る蹴るなどはされたことがありませんが、

ものすごい剣幕で怒りをぶちまけられると、

私自身、この「思考停止で固まる、反抗、防御、逃げるのどれかになる」、

ということが、よーく分かります。

 

私自身も怒りを爆発させ、相手がひるむ。

または全く無視など、

夫の爆発に対し、私自身も様々な反応をしてきましたが、

今では、お互いに、まずは頭を冷やし、

落ち着いてから話し合うようにしています。

 

そうして子供や夫と向き合いながら、

しみじみ実感してきたことは、

伝えたいことというのは、

怒らない方が、必ず相手により伝わるということ。

 

怒るにしても、落ち着いてから、

「あなたのしたことに怒りを感じる」と言葉で伝えた方が伝わります。

 

「怒りのぶちまけ」が間にはさまるなら、

恐れや怒りが増幅して、

伝えたいことも歪んでしまいます。

 

 

 

元々、我が家も皆、感情が激しいですから、

これからも、「怒り」がおさまることなどないでしょう。

 

でも、怒りを感じることと、

それを行動するのとでは全くちがいます。

 

かーと湧き上がる怒り、

その熱さ激しさに気づき、

行動に移す前にワンクッション置くこと。

 

夫の、

「怒りをぶちまける歴史へのひとまずの幕引き」を祝いつつ、

皆で、実践していきたいなと思っています。

 

 

 

 

みなさん、

子どもは、親が言うことではなく、することから学びます。

「落ち着きなさい!」といったって、

こちらが怒りをぶちまけているのならば、

子どもは怒りをぶちまけることを身に着けます。

 

でも、いつだって、改善していけるんです。

そして「あー、やっちゃった」と思うならば、

あとで謝ることで、子どもも、反省し謝る姿勢を学びます。

 

親として何を体現しているのか、

気づいていきたいですね。

 

 

 

余談:

ティーンにもなると、

親の命令口調はわずらわしいだけですから、

統計や事実を示し、

その子自身の判断を引き出すのがやはり最もいいですね。

その際、怒りは全く必要なく、

「一緒に作戦会議」といった雰囲気で。

 

 

 

と、

さらっと次の記事の前置きに記すつもりが長くなったので、

一記事にしますね。

 

さて、ひとつの歴史に幕が引かれ、また新しい出発です!

 

みなさん、温もりに包まれる日々を!


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