以前、女性エンジニアのデビー・スターリン氏のテッドスピーチ(日本語版)
を紹介したのですが、
スターリン氏の創設した玩具会社「ゴルディー・ブロックス(GoldieBlox)」、
その後、何度か「ベスト玩具賞」を受賞したりと、
すっかり玩具業界にその位置を確保しているようです。
ちなみに、このテッドスピーチの内容とは:
スタンフォード大学でエンジニアを学び、
自分がいかに男性に比べ空間認知力が劣っているかを痛感したというデビー・スターリンさん、
その理由の1つを子供時代、男の子と女の子に与えられる玩具の違いに見出します。
どの店の玩具セクションを見ても、
女の子のコーナーはピンクに彩られ、人形やままごとセットが並び、
男の子コーナーはレゴや車など、組み立てたり動かしたりして遊ぶものが並んでいる。
小さな時分から、これほど違う遊びをしていたら、
それは育まれる能力も違ってくるだろうと。
そしてスターリンさんは、
女の子用のエンジニア力を鍛える玩具を作り、流通させようと試みます。
昨日立ち寄った大手本屋の玩具セクションにも、
「ゴルディー・ブロックス」の玩具がありました。
昨夜は三女の誕生祝いだったのですが、
プレゼントにと、ひとつ小さなものを購入してみました!
「ゴルディー・ブロックス」のウェブサイトにはこうあります。
「私たちのゴールは、女の子たちに『組み立て(building)』させること」
「私たちのストーリー+組み立てセットは、女の子たちの強い言語スキルを感化し、
若い発明家が組み立て驚くべきものを創りだすのに必要なツールを与える一方、
空間スキルに自信を持つことを励まします」
「ストーリー+組み立てセット」とあるように、
全ての玩具は、
以下のような決まったキャラクターが織りなすストーリー、
を基にしているようです。
ゴルディー・ブロック(スターリン氏がモデル):メカニカルエンジニアの女の子
ルビー・レイルズ:ソフトウェアエンジニアの女の子
バレンティーナ・ボルツ:ガジェット好きの女の子
リー・グラビティー:計算と物理が得意な幼馴染の男の子
そして、犬、猫、金魚、ピンクのイルカ。
ストーリーに基づいて玩具を組み立てつつ、
こうした女の子のエンジニアという
「ロールモデル」に親しむというわけですね。
ショートビデオもこちらでみられるようです。
http://www.goldieblox.com/pages/bloxtown
ひとつひとつが短いので、
日本の子供達も、英語の勉強になるかもしれませんね。
昨日購入したものは、
ナチョスという名前の犬が乗る、
遊園地の乗り物を創るというもの。
すぐに作りたがった三女ですが、
夜遅かったので「明日ね」ということに。
世界的にも、エンジニア業界は、
「86パーセントが男性で、14パーセントが女性」とのこと。
子供時代に触れる玩具が変わることで、
こうした数値に変化が出るのかもしれませんね。
子供、そして大人ひとりひとりの、
力を発揮できる分野や選択肢がより広がっていくということ、
頼もしい動きですね!