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気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

The Artist : The First & The Final Hit (#87 Tina Turner)

2024-05-24 17:23:05 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまった
アーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となった
エントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
今回は、本日24日、没後1年になります、
Tina Turnerさんです。

Ike & Tina時代とソロ時代、
両方調べました。

まずは、Ike & Tina時代。
1960年なんですね、初チャートイン。
この曲は、最近、
豪華盤がリリースされた、
映画『ティナ』のサントラに、
Tinaのソロバージョンが、
収録されておりましたので、
Ike & Tina時代を知らない
自分のような世代にも
馴染みがあるナンバーですね、
"A Fool In Love"です。



"FOR RESEARCH ONLY"が、
邪魔ではありますが(笑)
古い貴重な映像だと思いますので、
こちらをお借りいたしました。

Hot100では27位、
R&Bチャートでは、堂々、
最高位2位を記録していたようです。

60年にシングルリリースされて、
翌年発売の1stアルバム
"The Soul of Ike & Tina Turner"に、
収録されたナンバーみたいですね。



そして、Ike & Tinaとしての、
最後のHot100入りとなった曲は、
1975年に、88位まで上がっていた、
こちらの曲になるようです。
"Baby, Get It On"です。



この曲は、同年にリリースされた、
Tinaの2ndソロアルバム
"Acid Queen"からのカットなのですが、
まだ、コンビ解消前だったので、
Ikeさんも参加していて、
シングルでは、クレジットは、
Ike & Tina名義だったみたいですね。

このあと、『ティナ』でも
描かれていましたが、
Ikeさんのもとを逃げるようにして去り、
完全に、ソロとしての活動に
入るわけですが、
78年リリースの"Rough"、
79年の"Love Explosion"の
2枚のアルバムは、まったく売れず、
ソロアーティストとしての、
初Hot100入りは、この曲なんですねぇ。
"Let's Stay Together"です。



83年の11月に、まず、
UK先行でリリースされて、
最高位6位の大ヒットを記録し、
アメリカでは、やや遅れて、
84年になってから、発売になって、
26位まで上昇していましたね。
(R&Bでは3位)

自分は、この"Let's Stay Together"で、
Tinaのことを知りました。
オリジナルのAl Greenを聴いたのは、
そのあとでしたので、
歌詞もメロディーも同じなのに、
まるで違う曲なのに驚きました。

そして、生前最後となってしまった
Hot100入り曲が、こちらも、
奇しくも、有名曲のカバーでした、
このナンバーになります。



1996年に、最高位84位を記録した、
"Missing You"ですね。
同年リリースのアルバム
"Wildest Dreams"からのカットで、
オリジナルは、説明不要の、
John Waiteの84年のNo.1ヒット。

このあとも、オリジナルアルバムや、
ベスト盤をリリースして、
UKチャートでは、けっこう多く、
そこからのシングルが、
ランクインしていたのですが、
アメリカでは、あまり、
プロモーションしなかったのか、
この"Missing You"が、
最後になってしまいましたね。

https://en.wikipedia.org/wiki/Tina_Turner
Tina Turner (Wikipedia)

※次回は、Time Machineです。

『ジョン・レノン 失われた週末』

2024-05-23 10:44:35 | 映画


自分は、The Beatles世代ではなく、
恥ずかしながら、May Pangという人も、
今回、この映画について情報を得るまで、
まったく知りませんでした。

さらには、洋楽に、
まさにハマり始めた、1980年に、
John Lennonは、凶弾に倒れ、
亡くなってしまいましたので、
John Lennonについても、
知らないことだらけで、
このドキュメンタリーは、
そんな無知な自分には、
70年代のJohnの動向を、
かなり、駆け足ながら、
教えてくれますので、とても、
ありがたく観ることができました。

ただ、映画は、全編、
May Pangさんの語りで、
エピソードが紹介されますので、
John本人についての映画を期待すると、
ちょっと、当てが外れるかな?
と思います。

あくまでも、これは、
May Pangさんについての映画で、
彼女のおかげで、幸せな時間を
過ごせていたこともあった、
Julianの今にホッとする...
そんな作品でありました。

https://mimosafilms.com/lostweekend/
『ジョン・レノン 失われた週末』
公式サイト





オリジナル版の予告(上)では、
Mayさんが、「これは私のストーリー」
と言っているのに、日本版では、
Mayさんが、あまり映りすらしないのが、
ちょっと驚きです。(^^;)

※次回は、天国へ行ってしまった
アーティスト、87人目です。

今週の気になる新曲2曲。

2024-05-21 20:18:47 | 最近の洋楽
今回は、久々...でもないか、(^^;)
ネタ使いが気になる2曲です。

まずは、Kendrick Lamerですね。
"Not Like This"のほうが、
チャート的には上を行っていますが、
自分が気になったのは、
やはり、こちら"Euphoria"です。



途中から、雰囲気は、
ガラっと変わってしまうのですが、
イントロが、Teddy Pendergrassの、
82年のヒット、"You're My Latest,
My Greatest Inspiration"使いですね。

disソングに使わないで欲しいですが。
(笑)

そして、もう1曲は、昨年、
"ICU"が大ヒットしましたが、
じつは、ディズニーチャンネル出身で、
歌手としてのキャリアは、
すでに10年を超えているという、
Coco Jonesの新曲
"Here We Go (Uh Oh)"です。



こちらは、カバーやら、
サンプリングやらの定番曲
Lenny Williamsの78年のナンバー
"'Cause I Love You"使いですね。

これだけ、名前を知られても、
EPのみで、まだ、フルアルバムは、
出たことがないみたいですね。

そろそろ、じっくりと聴かせる、
アルバムを出して欲しい感じですが、
そういう時代なのかなぁ、やはり。





※次回は、映画感想文です。

reminiscing ("true one-hit wonders") #39

2024-05-20 16:58:25 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100には、1曲しか、
ランクインしていないアーティストを、
懐かしみながら、今、どうしてるのかな?
と、浅く掘り下げようというコーナー、
今回は、まだ記憶に新しい...
と思ったら、20年前のヒットでした。(^^;)
このアーティストの、
こちらのナンバーです。



N.Y.出身のSSW、Eamonの、
"F**k It (I Don't Want You Back")"
ですね。

チャート初登場は、
2003年の12月だったようですが、
最高位16位を記録したのは、
2004年の2月みたいです。

USチャートでは、16位までしか、
上がりませんでしたが、UKを始め、
世界中のチャートでNo.1を記録した、
人気の曲でしたね。

曲の中で、何度も、
4文字を連呼していますので、
いわゆる、クリーンバージョンだと、
それが、全部消されておりまして、
無音部分が異常に多くなっています。
(^^;)

そんな話題の曲には、
Eamonくんの元カノを名乗る、
Frankeeなる女性が、
アンサーソングをリリースしまして、
こちらも、USチャートでは、
63位止まりだったものの、
UKでは、1位になりまして、
人気になっておりました。
タイトルは、
"F.U.R.B. (F**k You Right Back)"
でありました。



Eamonは、現在40才だそうですが、
2006年にリリースした2ndアルバム
"Love & Pain"が不発に終わり、
その後、しばらくは、
音沙汰無い時期が続いていたのですが、
どっこい、復活しているんですよね。

2022年には、最新アルバム
"No Matter The Season"を
発表しておりまして、
まだまだ頑張っているようであります。

音楽性も、ずいぶんと、
ディープなソウルテイストに、
変わっておりまして、
ちょっと応援したくなる感じです。
また、チャートに入ることもあるかも。



https://www.instagram.com/EamonOfficial

※次回は、気になる新曲2曲です。

Soul, R&B備忘録(#7 Goodie)

2024-05-19 11:10:48 | 懐かし洋楽
R&Bチャートではヒットしたのに、
Popチャートでは、
まったくノーリアクションだった、
曲やアーティストを取り上げて、
ウダウダと語ってみるという、
このコーナー、今回は、
Goodieというアーティストの、
この曲を取り上げることにしました。



1982年に、R&Bチャートで、
最高位14位を記録したという、
"Do Something"です。



日本のディスクガイド本にも、
けっこう載っているらしいので、
ご存じの方も多いかもしれませんが、
80年代に、The Gap Bandや、
Yarbrough & Peoplesに、
大きな成功をもたらしたレーベル、
Total Experience Recordsから、
82年に、この曲を収録したアルバム
"Call Me Goodie"で、
デビューした人みたいですね。

まさに、この曲のゴリゴリした感じは、
The Gap Bandのサウンドを
思い出させてくれますが、
プロデューサーが、その、
The Gap Bandを手掛けていて、
レーベルの創始者でもあった、
Lonnie Simmonsさんだったのですから、
さもありなんという感じです。

アルバムでは、The Gap Bandの、
CharlieとRonnieに、
Yarbrough & Peoplesの2人も、
曲作りに参加したナンバーもあって、
とくに、Ronnieさんは、
"Come Into My Life"という曲で、
作プロデュースをしているようですね。

Goodieさんは、本名を、
Robert Whitfieldというようで、
アルバムからは、もう1曲
"You And I"というナンバーが、
R&Bチャートの30位まで
上昇していたみたいですが、
これが、打って変わった、
メロウチューンで、いいんですよね。



アルバムは、未CD化のようで、
自分は、レコードも入手していませんが、
いつか見かけたら、
ぜひレジに走りたい感じです。

また、84年にリリースした
2ndアルバム "I Wanna Be Your Man"
からのシングルで、R&Bチャートの、
67位まで上がっていたという、
"Because Of You"という曲は、
Yarbrough & Peoples作みたいですが、
これまた、イカシておりますねぇ。



※次回は、reminiscing
("true one-hit wonders")
第39回です。