2時間半超えは当たり前で、
ヘタすると、3時間オーバーの
作品まで出てくる近年ですが、
この作品の上映時間は、1時間48分で、
えっ?その長さで、
Bob Marleyの生涯を語れるの?
と思いましたら、やはり、
回想シーンはあるものの、
幼少期の話は、あまり無く、
登場場面から、すでに、
Bobさんはジャマイカの大スターで、
しかし、国内の政情が不安定で、
命の危険があることから、
ロンドンに渡った70年代後半から、
81年に、36才で亡くなるまでの、
短い時間を、さらに凝縮したような、
そんな映画でありました。
なので、Bob Marleyの
人となりについては、
あまり語られないため、
もうひとつ、感情移入しにくく、
さすがに、Bob Marleyや、
Third WorldのCDくらいは
持っていますので、
"Jar"はわかりましたが、
「ラスタファリ」については、
もう少し、説明シーンがあっても、
良かったのではないかな?
と思いました。
それでも、先日の、
John Lennonと同じで、
洋楽ハマり始めに亡くなった、
Bob Marleyのことも、70年代の話は、
ほとんど知りませんでしたので、
いろいろと興味深く、
観ることができました。
恥ずかしながら、
お父さんが、白人であることすら
知りませんでした...。
ロンドンに渡ったら、時代は、
パンク全盛で、The Clash?
らしきバンドに出会うところや、
Rita Marleyさんとは、
絆で結ばれながらも、
そこらじゅうで浮気して、
子どもを作っていたあたりの、
ダメダメさも垣間見られるのが、
また、面白かったです。
それにしても、国の融和のために、
命の危険があっても、あえて、
ステージに立つ姿が描かれますが、
そこは、やはり感動しますね。
今の、分断を煽る、
愚かな人たちばかりの世界を、
天国で眺めながら、何を思うやら...。
https://bobmarley-onelove.jp/
『ボブ・マーリー ONE LOVE』
日本公式サイト
※次回は、Time Machineです。