probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

"Cry"

2023-08-24 10:36:06 | 同名異曲
今回の同名異曲は、”Cry”です。

まずは、80's洋楽ヲタ的には、
やはり、この曲ですね。
もう、ミュージックビデオを、
何度見たかもわからない、
Godley & Cremeの、
85年のヒットである、"Cry"です。



10ccのメンバーだった、
Kevin GodleyとLol Cremeが、
77年、正式に、デュオとして、
活動を開始させていたユニット、
Godley & Cremeの
最大のヒット曲だったのですが、
UKでは19位、USでは16位と、
まあ、そこそこの成績だったんですね。

こちらは、流れるように、
人の姿が変わっていく、
「モーフィング」という技術を使った、
自作のミュージックビデオが、
大変な話題となりましたね。

今は、ソフトがあれば、
自分でPCで作れるそうですが...。
(^^;)

また、Godley & Cremeの2人は、
ビデオ監督として、83年の、
こちらも、度肝抜かれました、
Herbie Hancockの"Rocit"のMVも、
制作したことでも有名であります。

そして、もう1曲の"Cry"は、
そのモーフィングを、
91年のNo.1ヒット
"Black & White"のビデオで、
取り入れていた、
Michael Jacksonの"Cry"です。



2001年の、生前最後のアルバム
"Invincible"からの
3枚目のシングルでしたが、
UKチャートでは、25位まで上がり、
スペインなどでは、
ヒットしていたようですが、
USチャートでは、アクションは、
ほぼ無く、Pop、R&Bとも、
100位入りはなりませんでした。

95年のNo.1ヒット
"You Are Not Alone"と同じ、
R.Kelly提供作品で、
プロデュースも同じ、
R & MJだったんですけどね。

さて、そんな、Michaelですが、
来週火曜日、29日が、
65回目のお誕生日ですが、
65才のMichael、見たかったですね。

※次回は、なんとなくAOR、第25回です。

今週の気になる新曲2曲。

2023-08-22 20:15:12 | 最近の洋楽
今回は、Adult R&Bチャートを、
上昇中の2曲です。

まずは、コンテンポラリーゴスペルの人で、
2019年に、アルバム"Live Free"で、
デビューしたということなので、
まだ、そんなにキャリアはないのですが、
貫禄十分な、Pastor Mike Jr.の
”Windows”です。



いい歌いっぷりですよねぇ。
ゴスペルは、ちょっと...という方でも、
聴けるのではないでしょうか。

そして、もう1曲は、
アトランタ出身のシンガー、
Victoria Monétの
"On My Mama"です。



こちらは、Ariana Grandeの
"7 Rings"や"Thank U, Next"などの、
共作者の一人としても知られる人ですが、
今週リリースされるという、
初のフルアルバム"Jaguar II"からの、
3曲目の先行カットのようですが、
一番、アクションがいいみたいですね。

さて、Adult R&Bチャートですが、
Spotifyで、毎週、
Top30を、リストを作って、
上げてくれている方がおられますので、
興味あって、Spotifyが聴ける方は、
チェックしてみてください。



※次回は、同名異曲です。

80's #108

2023-08-21 10:32:48 | 80年代のお気に入り曲200曲
80年代のお気に入り曲、200曲、
第108位は、ロンドンで結成された、
このグループの、83年のヒットである、
こちらのナンバーです。



Spandau Balletの"True"ですね。

もう、ここらあたりからは、
あまり、意外な曲は出て来ません。
ほとんど、定番曲ばかりです。(^^;)

同年リリースの3rdアルバムの、
タイトルトラックで、1stシングルでした。

Hot100での最高位は4位で、
地元のUKチャートでは、
初の1位にして、現在までのところ、
唯一のNo.1獲得曲になっております。

もともとは、当時の、
New Waveっぽいサウンドを
得意としたバンドで、本国では、
デビューから人気が出たものの、
なかなか、アメリカ進出は、
うまく行かなかったのですが、
この曲が、初のヒットとなって、
人気バンドになりました。

ただ、この曲のイメージが、
あまりに強くなってしまったのが、
足かせになった感もあって、
このあと、本国では、
しばらくヒットが続いたものの、
アメリカでは、これといった、
決定打は生まれませんでしたね。

グループは、90年に解散したあと、
2009年には、オリジナルメンバーで、
活動を再開していたのですが、
2017年に、ボーカルのTony Hadleyが、
離脱を表明し、その後、
新たなボーカリストを迎えたものの、
やはり、Tonyの圧倒的な存在感が、
バンドには欠かせないとの判断で、
2019年に、Tonyが戻るのを待って、
活動を休止しているようであります。

ですが、そのTonyさんは、
ソロ活動にご執心で、すでに、
来年のツアーの予定も、
決まっているみたいでして、
再々結成は、なかなか難しそうです。

そのTonyさんの、最近の、
パフォーマンス映像がありましたので、
お時間ある方は、また、
チェックしてみてください。
曲は"True"のあとのヒット、"Gold"です。



※次回は、気になる新曲2曲です。

The Artist : The First & The Final Hit (#72 Isaac Hayes)

2023-08-20 11:06:55 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまった
アーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となった
エントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
今回は、命日は、
今月10日だったのですが、
きょう20日が、お誕生日の、
Isaac Hayesさんです。

2008年に、65才で亡くなったんですね。
早かったですね。存命だったら、
ことし、80才でありました。

そんなIsaacさん、初のHot100入りは、
この曲になるようです。
69年に、30位まで上がったという、
こちらのナンバーです。



64年に、Dionne Warwickが
ヒットさせた、
Burt Bacharach & Hal David作の
クラシック"Walk On By"の、
ファンクバラードカバーですね。
R&Bチャートでの最高位は、13位。

当時のTV映像と思われますが、
公式アップではないので、2005年の、
モントルー・ジャズ・フェスティバルの
オフィシャル映像のほうも、
お借りしたいと思います。



そして、生前最後のエントリー曲は、
79年に、18位まで上昇した、この、
"Don't Let Go"になるようです。



同年リリースの、14枚目のアルバム
"Don't Let Go"のタイトルトラックで、
R&Bチャートでは、
11位まで上がっていたようです。

すみません、DEさんからのご指摘がありまして、
18位まで上がったのは、
80年の2月だったようであります。(^^;)




で、この"Don't Let Go"、
こちらもカバーだったんですよね。
Isaac Hayesバージョンは、大胆に
ディスコアレンジになっていますが、
もともとは、50年代のロカビリー時代に、
数多の名曲を残している、SSWの、
Jesse Stoneという人が
書いたナンバーで、
58年に、最初にヒットさせたのは、
こちらの、Roy Hamiltonという
シンガーのようでありますね。



で、面白いのは、この、
まったくアレンジが違って、
別の曲なのでは?
とさえ思える2曲なのですが、
プロデュースをしていたのは、
どちらも同じ人でありまして、それが、
あの、Elvisのプロデュースもしていた、
Otis Blackwellさんなんですねぇ。

調べると、いろいろと驚きであります。

Isaac Hayesさん、80年代以降は、
Hot100に登場した曲は、
1曲も無かったのですが、
当然、R&Bチャートには、
何曲か入っておりまして、92年には、
客演という形ではありましたが、
音楽史上、最も濃いデュエットでは?(笑)
と思える、こんな共演曲で、
R&Bチャートの29位まで
上がっていたようです。



https://en.wikipedia.org/wiki/Isaac_Hayes
Isaac Hayes(Wikipedia)

※次回は、80年代お気に入り曲、
第108位の発表です。

Time Machine ~2007~

2023-08-19 10:36:57 | 懐かし洋楽
今回は、2007年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Elliot Yaminの"Wait For You"です。
(Pop #13)



L.A.出身で、バージニア州の都市、
リッチモンドで育ったというシンガー、
Elliot Yaminの、同年リリースの
1stアルバム"Elliot Yamin"からの
シングルでしたね。



あの『アメリカン・アイドル』の、
第5シーズン出場者で、
準決勝まで進出し、
メジャーからではなかったのですが、
レーベルとの契約を勝ち取り、
デビューを果たした人でありました。

ちなみに、そのときの優勝者は、のちに、
デビュー曲"Do I Make You Proud"を
No.1ヒットにする、Taylor Hicksでした。

Elliot Yamin、当初、日本では、
あまり話題にならなかったのですが、
洋楽好きで知られます、小倉智昭さんが、
当時の、朝のご自分の番組で紹介して、
絶賛されたことがきっかけとなって、
じわじわと人気になって、
"Wait For You"はヒットし、
その後、来日公演も実現しました。

ただ、2015年のアルバムで、
日本のみの発売となっていた
"As Time Goes By"以降、
リリースがなく、公式サイトも、
消えてしまっているので
どうしているのかな?と、
心配になったりしたのですが、
Instagramを見ると、現在も、
ライブ活動は行っているみたいで、
ほっと、一安心いたしました。

https://www.instagram.com/singlikeyaminit/

2007年8月18日付けのビルボードHot100
です。

1位は、クラシックソング、
"Stand By Me"をサンプリングした、
あのシンガーの、あの名曲です。

<2007年8月18日、何があったか?>

大林宣彦監督の、“大分3部作”の第2弾
『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』が、
公開されたのが、この日だったようです。

https://eiga.com/movie/34129/
『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』
(映画.com)

※次回は、天国へ行ってしまったアーティスト、
72人目です。