Time Machine ～2006～

今回は、2006年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
OK Goの"Here It Goes Again"です。
（Pop #38）



シカゴ出身の、オルタナ系と、
パワーポップの中間あたりに、
位置している感じのバンド、
OK Goの、前年の2005年リリースの
2ndアルバム"Oh No"からのカットで、
グループにとって、現在までのところ、
唯一のTop40ヒットとなっている曲ですね。

彼らは、たいへんユニークな
ミュージックビデオを作ることで、
人気になった人たちでしたね。
このビデオも、これはいったい何なの？
という感じで話題になりました。

ただ、そっちに目が行き過ぎて、
曲の本来の魅力が、逆に、
伝わりにくいような気も...。

彼らは、2014年リリースの
4thアルバム"Hungry Ghosts"以降、
アルバムリリースはありませんが、
単発では、楽曲を発表していて、
2016年には、日本のPerfumeとコラボ、
"I Don't Understand You"という曲を
リリースして、話題になりました。

2006年9月23日付けのビルボードHot100
です。

1位は、このころは絶好調で、
向かうところ敵なしだった、
あのシンガーの、あの名曲です。

＜2006年9月23日、何かあったか？＞

韓国作品をリメイクした、
KeanuとSandraの、
『スピード』コンビの恋愛映画
『イルマーレ』が公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/1699/
『イルマーレ』（映画.com）

※次回は、なんとなくAOR第9回です。

"Gloria" （追悼 Jesse Powell）

今回の同名異曲は、"Gloria"です。
"Gloria"は、昔、タイトルに
人名が入った曲っていう、
企画をやっていたときに、
2曲、登場しているのですが、
今回は、そのときは、
取り上げなかった2曲です。
"Gloria"っていう名曲、多いんですね。

まずは、今月13日に、
51才の若さで亡くなってしまった、
L.A.出身のシンガー、Jesse Powellの
96年のR&Bヒット"Gloria"です。
R&Bチャートでの最高位は、
51位だったようです。



先週12日、NHK FMの、
松尾潔さんの番組で、
9月12日生まれのアーティストの
特集をされていて、このJesseも、
デビューヒット"All I Need"が、
かかっていましたので、おお、
そうなのねと思って聴いていたら、
その翌々日に、13日に亡くなったと、
訃報が入ってきましたので、
へ？っとなってしまいました。

99年の、"You"の大ヒットで、
広く知られる人ですが、
この"Gloria"は、デトロイト出身の
R&BボーカルグループEnchantmentの
76年のヒット曲のカバーで、
"All I Need"も、収録されている
1stアルバム"Jesse Powell"に入っていて、
アルバムでは、Enchantmentの、
もうひとつのヒット曲
"It's You That I Need"とくっつけて、
"The Enchantment Medley"という形で、
収録されておるようです。

（アルバム持ってないので...）



で、この"The Enchantment Medley"
プロデュースが、Enchantmentと同じ、
Michael Stokesなんですね。
これは、今回調べるまで、
知りませんでした。

R.I.P.

そして、もう1曲の"Gloria"は、
U2の、若き日の、
こちらのナンバーです。



81年リリースの2ndアルバム
"October"からのカットですが、
自分が、この曲のことを知ったのは、
83年リリースのライブ盤
"Under a Blood Red Sky"に
入っているのを聴いてからでしたね。

"New Years Day"とアルバム"War"で、
U2のことを初めて知ったのですが、
その"New Years Day"も、
Top40には入ってきませんでしたので、
まさか、のちに、こんなに、
大きなバンドになるとは！という感じでした。

次回は、Time Machineです。

80's #126

80年代のお気に入り曲、200曲、
第126位は、127位のSantanaに続いて、
こちらも、ギターレジェンドですね。
1981年の、このヒット曲です。



Hot100では5位、R&Bチャートでは、
No.1を記録した、George Bensonの
"Turn Your Love Around"ですね。

同年リリースの2枚組ベストアルバム、
"The George Benson Collection"収録の、
当時の、新曲2曲の中の1曲でした。
もう1曲の、さらに軽快なナンバー、
"Never Give Up on a Good Thing"も、
シングルカットされて、Hot100で52位、
R&Bでは16位を記録しています。



このころは、前年リリースのアルバム
"Give Me The Night"が、大ヒットして、
G.B.さん、絶好調のころでしたね。
日本でも、当時の、
フュージョンブームと相まって、
George Bensonあたりを聴いてると、
ちょっとイケてる？感が、
あったような気がします。

（イケてるなんて言葉は無かったかも...。）

"Turn Your Love Around"のプロデュースは、
Jay Graydonで、曲を書いていたのは、
そのJayさんと、Bill Champlin、
Steve Lukatherの3人で、
AORシフトの強力なチームでしたが、
その中の1人、Bill Champlinが、
このヒットの、かなりあとになりますが、
来日時に、たまたま、↓こちらの曲を聴いて、
激怒したなんていうこともありましたね。



その後、和解はしているようですが、
クレジットなどはされてないんですね。

※次回は、同名異曲です。

今週の気になる新曲2曲。

今回は、Adult R&Bチャートに、
入ってきそうな新曲2曲です。

まずは、マサチューセッツ州出身の、
ベテランサックスプレイヤー、
日本でも人気があります、
Boney Jamesの新曲です。
Lalah Hathawayをft.した
ボーカルナンバー"Coastin'"です。



今週リリースされるという、
2年ぶりのNewアルバム
"Detour"からの先行カットのようです。

Detourとは、回り道のことらしいですが、
そう思って、この、ゆったりした
ナンバーを聴くと、なんかいいですね。

そして、もう1曲は、
2008年の"The River"という曲で、
R&B好きには知られていると思います、
奇しくも、こちらも、
マサチューセッツ州生まれのようであります、
Noel Gourdinの新曲"Get To You"です。



"The River"は、派手な曲ではないのですが、
当時、Adult R&Bチャートでは、
1位になっていたみたいですね。

ただ、そのあとが、苦戦を
強いられているようでありまして、
今回、7月に発表されていた、この曲が、
ひさびさの新曲となるみたいです。

※次回は、80年代お気に入り曲、
第126位の発表です。

The Artist : The First & The Final Hit （#54 Jimi Hendrix）

天国へ旅立ってしまったアーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となったエントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
今回は、本日9月18日で、
没後52年になります、Jimi Hendrixです。

27才の若さで亡くなって、
伝説となったアーティストが、
何人かおりますが、
ジミヘンさんも、その中の一人ですね。
存命だったら、79才。
Jeff Beckより一つ年上、
Claptonよりは、二つ年上になります。

自分が洋楽に興味を持ち始める、
その10年くらい前には、
すでに他界されておりましたが、
ロック好きだった、中学時代の友や、
うちの実の兄などから、
なんとなく、ジミヘンジミヘンと、
その名前を聞かされていたように思います。

そんなジミヘン氏の初のHot100入り曲は、
説明不要の、この曲になるようですね。
"Purple Haze"、67年、最高位は65位。



UKチャートでは、同じ年、
最高位3位を記録する、
大ヒットになっていたみたいですが、
Rock & Rollでもなく、Bluesとも、
ちょっと違う気がする楽曲は、
なかなか、ラジオなどでは、
かかりにくかったのもしれないですね。

しかし、収録アルバム
"Are You Experienced"は大ヒット、
音楽史上に残る名盤に数えられております。

そして、生前最後となりました、
Hot100入り曲は、翌68年、
3枚目にして、最後のスタジオ作品となった
アルバム"Electric Ladyland"からのカットで、
最高位52位を記録していたらしい、
"Crosstown Traffic"です。



残念ながら、パフォーマンス映像などは、
この曲は、見つかりませんでした。

そして、ジミヘンさん、
亡くなってからは、2曲、
Hot100に入っているようですが、
その2曲目で、現在までのところ、
最後のチャートインになっております、
"Dolly Dagger"は、公式映像が、
アップされておりますので、
そちらも貼ってみたいと思います。

あの、"Star-Spangled Banner" の
スタジオバージョンも入っている
アルバム"Rainbow Bridge"からのカットで、
シングルのB面が、その、
アメリカ国歌だったようですね。



※次回は、気になる新曲です。