『カポーティ―』や『マネーボール』など、
実話を元にした作品を手掛けてきた、ベネット・ミラー監督の新作は、
またまた、1996年に起きた、実際の事件について描いた作品。
ただ、前作『マネーボール』のメジャーリーグと同じ、
スポーツの世界に起きた事件を描いていますが、
人の命が失われた話が元ゆえに、作品のカラーはずいぶんと違いますね。
ことさらに、何かがおかしい?と感じさせる、中盤以降の緊張感は息がつまるほど。
ただ、人間にとっての成功、幸せ、存在価値とは何か?を求める、
主要な登場人物たちを、じっくり見つめる描き方には、共通するものがあるような気がします。
それにしても、もともとはコメディアンであることを完全に忘れさせる、
ジョン・デュポンを演じたスティーブ・カレルの怪演と、
今までの出演作とはまるで別人の、マーク・ラファロの演技はスゴいです。
ふたりに引っ張られるような感じで、チャニング・テイタムもよく、
さすがの存在感のヴァネッサ・レッドグレイブの演技など、見どころ多しです。
サントラ盤にも入っているようですが、この曲がけっこう印象的。
http://www.foxcatcher-movie.jp/
『フォックスキャッチャー』日本公式サイト
http://sonyclassics.com/foxcatcher/
"Foxcatcher"US Official Site
John Lennonも共作とは知らなんだ。
このベースがいいすよねえ♪
あと、宮●りえさんぽさも。(^_^;)