probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

あのアルバム、この一曲。(47)

2023-05-21 20:09:41 | 懐かし洋楽
シングルカットはされなかったけど、
これは名曲では?と思うナンバーを
ジャンルに関係なく、
あげていく、このコーナー、今回は、
本日、21日で、81才になられたという、
Ronald Isleyが在籍します、
The Isley Brothersの、
1985年リリースのアルバム
"Masterpiece"から、
こちらのナンバーを選びました。



A面の2曲目に入っておりました、
"My Best Was Good Enough"ですね。

アルバム"Masterpiece"は、
Popチャートではヒットしなかったものの、
R&Bチャートでは大ヒットを記録して、
後に、R&B、Hip-Hopにとどまらず、
様々な楽曲でサンプリングされることになり、
80'sのThe Isleysを代表する
ナンバーとなった
"Between The Sheets"をタイトル曲にした、
83年リリースのアルバムに続く作品でした。

所属レーベルの移籍と、
オリジナルメンバー3人での再出発の
最初となったアルバムだったのですが、
1stシングルだった、B面1曲目の
"Colder Are My Nights"こそ、
R&Bチャート12位のヒットを記録したものの、
結局、セールス的には大惨敗となってしまった
そんな作品として、音楽ファンには、
知られているのではないかと思います。

ちょっと驚くようなカバーが、
3曲入っていて、A面3曲目の
"If Leaving Me Is Easy"は、
81年のPhil Collins、5曲目
"Stay Gold"は、日本でのみヒットした、
Stevie Wonderのあの曲で、
アルバムのラストを飾る
"The Most Beautiful Girl"は、
カントリーシンガー、Charlie Richの、
73年のNo.1ヒットのカバーという、
今思うと、いささか、
ごった煮感ある選曲でしたかね。

今回選びました
"My Best Was Good Enough"は、
オリジナルナンバーのようですが、
曲を書いていましたのは、
L.T.D."のLove Ballad"や、
Bill Withersの"Lovely Day"を始め
数々のR&Bの名曲を世に送り出していた、
Skip Scarboroughで、ちょっと、
The Isleysっぽくない気もする、
さわやかな感じが、意外性があって、
とても良かったと思うのですが、
シングルカットはされなかったみたいです。

The Isley Brothers、3月に、
この当時は行動を共にしていた、
お兄さんのRudolphさんが、
グループの商標登録の問題を巡って、
実弟である、Ronaldさんを訴えるという、
残念なニュースが聞こえてきましたが、
先ごろ、この7月に、ようやく、昨年、
配信のみでリリースされていました、
最新作"Make Me Say It Again, Girl"が、
フィジカル発売されるという、
古くからのファンにとっては、
嬉しい話題も届きましたね。


・Masterpiece - The Isley Brothers

※次回は、気になる新曲2曲です。