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probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

"Rain" (追悼 George Winston, Ryuichi Sakamoto)

2023-06-21 10:58:53 | 同名異曲
今回の同名異曲は、"Rain"です。

冠詞が付く"The Rain"という曲も、
いくつかありますが、今回は、
冠詞なしの曲、2曲です。

まずは、やはりこの曲ですね。
Madonnaの"Rain"です。



近ごろ、The Weekndや、
Sam Smithとのコラボが話題ですが、
こちらは、92年リリースの
5枚目のアルバム"Erotica"から、
5曲目のカットで、"Fever"が、
シングルにならなかったアメリカでは、
4枚目のカットだったようです。

このころのMadonnaは、
ヌードありの写真集の発売もあったりで、
ひたすら過激路線を歩んでいた時期でしたが、
ちょっと、チャートアクション的には、
かげりも見えてきたころでもありまして、
この曲の、Hot100での最高位も、
14位(UKは7位)と、やや、
物足りないものでありました。

このミュージックビデオで驚いたのは、
やはり、唐突に、坂本龍一さんが、
監督役で、登場したところでしたね。

何人かの、本物の超大物映画監督に、
出演をオファーしたものの、
OKが得られず、そののち、
坂本さんのところへ、
話が行ったということらしいですが、
それでも、教授、やはりスゲエなぁと、
思ったものであります。

そして、もう1曲の"Rain"は、
4日に、74才で亡くなりました、
George Winstonの"Rain"です。



映像は、96年のもののようですが、
曲は、82年にリリースされたアルバム
"Winter Into Spring"収録曲ですね。

George Winstonさんは、
同じ年にリリースされたアルバム
"December"が、あまりにも長いこと、
USアルバムチャートに入っていたので、
当時、Windom Hillのことも、
詳しく知らなかったので、
いったい何ぞや?と思って、
「友愛」でレコードを借りて聴いて、
まったく、普段聴かないタイプの音ながら、
何とも知れぬ魅力を感じていましたね。

日本で、車のCMで、
「あこがれ / 愛」が使われて、
ちょっとしたブームになったのは、
その少し後だったみたいですね。



R.I.P.

※次回は、なんとなくAOR第21回です。

"Thinking Of You"

2023-06-01 17:29:03 | 同名異曲
今回の同名異曲は、
"Thinking Of You"です。

まずは、昨年の暮れに亡くなりました、
Terry Hallが、The Specials、
Fun Boy Threeに続いて結成して、
わずか3年ほどだったようですが、
活動していたユニット、
The Colourfieldの、85年のヒットである、
こちらのナンバーです。



1stアルバム"Virgins and Philistines"
からのカットで、UKチャートでは、
最高位12位を記録していたようです。

シャレオツな音で、いかにも、
The Style Councilなども流行っていた、
80's半ばのUKサウンドという感じですが、
正直、ヒット曲と呼べそうなのは、
この曲だけだったこともあり、
ユニットは、短命に終わりましたね。

そして、もう1曲の"Thinking Of You"は、
Earth, Wind & Fireの、
88年のヒットである、こちらです。



87年の11月にリリースされていた、
14枚目のスタジオ録音アルバム、
"Touch The World"からのカットでしたね。

R&Bチャートでは最高位3位と、
好成績だったのですが、Hot100では、
67位までしか上がらず、
R&Bでは1位だったのに、60位が最高だった
アルバムからの1stシングルの
"System of Survival"に続いて、
不満の残る成績でありました。

なお、そのアルバム
"Touch The World"から参加して、
2002年まで在籍し、ギターや、
バックボーカルを担当していた、
Sheldon Reynoldsさんが、23日に、
63才という若さで亡くなったみたいですが、
この"Thinking Of You"では、どうも、
ギターは弾いてなかったようであります。

※次回は、なんとなくAOR第20回です。

"Young Love"

2023-05-15 10:50:03 | 同名異曲
今回の同名異曲は、"Young Love"です。
双方とも、82年リリースのナンバーですね。

最高位64位と38位の曲なので、どちらも、
大ヒットではなかったのですが、
同じ年だったのは忘れておりました。

まずは、64位のほう。あすがお誕生日の、
こちらのスーパースターの、
この、デビュー曲です。



Janet Jacksonの"Young Love"。
初々しいこと、この上なし。(笑)
同年リリースの1stアルバム
"Janet Jackson"からの先行カットでした。



Hot100での最高位は、
64位止まりでしたが、
R&Bチャートでは、6位まで上がり、
なかなかの好成績を上げていたのですが、
クロスオーバーヒットとまでは、
行きませんでしたね。

作プロデュースは、René Mooreと
Angela Winbushの、René & Angelaで、
アーリー80'sのダンクラ風味なナンバーは、
これはこれで、カッコ良かったと思うのですが、
自分の意思が反映されてなかった、
そんな時代の楽曲ということなのか、
その後、大スターになってからは、
ライブでは、長年、封印して、
パフォーマンスすることは
ありませんでしたが、体調不良で、
来日がキャンセルとなった、
2008年から2009年にかけての、
Rock Witchuツアーでは、
封印を解いて、歌っていたようです。

そして、もう1曲、
最高位38位の"Young Love"は、
あの時代は、夏が来ると、
このグループとも言われていました、
こちらの"Young Love"です。



現在も、Russell Hitchcockと、
Graham Russellの、創設メンバー2人が、
不動で活動を続ける、
オーストラリア出身のバンド、
Air Supplyの"Young Love"ですね。

日本でも大ヒットした
"Even the Nights Are Better"を含む
(邦題「さよならロンリーラブ」)
同年リリースの7thアルバム
"Now and Forever"からの
2ndカットでありました。

Adult Contemporaryでの最高位は、
13位だったようです。

Janetも、現在は、Together Againツアーを
敢行中のようですが、Air Supplyのほうは、
THE LOST IN LOVE EXPERIENCEと
題されたツアーの真っ最中で、秋まで、
予定はびっしりみたいですね。

https://airsupplymusic.com/

※次回は、気になる新曲2曲です。

"Let Me Be The One"

2023-04-28 09:42:45 | 同名異曲
今回の同名異曲は、
"Let Me Be The One"です。

いちばん最初に思いついたのは、
Exposeの、87年のTop10ヒットの、
あの曲だったのですが、今回は、
英米のR&Bボーカルグループの
ナンバーから、こちらの2曲を、
選んでみました。

まずは、ロンドン出身のファミリーグループ、
Five Starの、85年のヒットである、
こちらのナンバーです。



以前、別コーナーに、
"Can't Wait Another Minute"で
とりあげたことがあるのですが、
それ以来の登場になりますね。

同年リリースの1stアルバム
"Luxury of Life"からのカットで、
本国UKでは、最高位18位を記録、
USチャートでは、Hot100では、
59位どまりだったものの、
R&Bチャートでは、最高位2位と、
グループ最大のヒットを記録しています。

また、この曲、2020年に、メンバーの、
Delroy Pearsonが作った新ユニット、
Visionとして、兄妹たちを迎えて、
Newバージョンをリリースしていたんですね。

ただ、リードボーカルだった、
Deniseさんは、参加しておらず、
お姉さんである、Dorisさんが、
歌っているようであります。



また、Denieceさんのほうは、
現在は、ソロとして活動中のようでして、
秋には、デビュー40周年のライブが、
予定されているみたいですね。

https://www.instagram.com/msdeniecepearson/

そして、もう1曲の
"Let Me Be The One"は、
90年代に活躍しました、
N.Y.のブルックリン出身の3人組、
Introの、93年のR&Bヒットである、
こちらのナンバーです。



Hot100では、33位、
R&Bチャートでは、9位を記録した、
グループ最大のヒット"Come Inside"や、
Stevieの、80’sの名曲カバー、
"Ribbon In The Sky"などで知られる
彼らの、その2曲も収録された
デビューアルバム"Intro"から、
R&Bチャートで23位まで上がった、
2枚目のシングルでしたね。

グループは、95年に、もう1枚、
アルバム"New Life"をリリースして、その後、
活動休止となってしまったのですが、
リードボーカルだった、
Kenny Greeneという人は、
ソングライターとしても、
もともと、優秀な人でありまして、
Mary J. Bligeの92年リリースの
1stアルバム"What's the 411?"で、
曲作りに参加していたほか、
他のアーティストにも楽曲を
提供していたことで知られておりました。

しかし、残念ながら、
2001年に、32才の若さで、
病のために、この世を去っておりまして、
オリジナルメンバー3人での再結成は、
叶わぬものとなってしまいましたが、
残った2人で、活動を再開しておりまして、
2021年には、最新曲
"Higher"をリリースしていたようです。



※次回は、Time Machineです。

"Behind The Mask" (追悼 Ryuichi Sakamoto, Yukihiro Takahashi, Christine McVie)

2023-04-10 20:11:34 | 同名異曲
今回の同名異曲は、
"Behind The Mask"です。

まずは、ミュージックビデオなどは、
見つかりませんでしたが、
Fleetwood Macの、90年リリースの
アルバムのタイトルトラックです。



アルバムの8曲目に入っていた、
タイトル曲ではありましたが、
シングルにはならなかったみたいですね。
曲を書いたのは、自ら歌っていた、
Christine McVieでありました。

"Behind The Mask"は、
Christineが亡くなってしまったことで、
Christine McVie、Stevie Nicks
Lindsey Buckingham、
John McVie、Mick Fleetwoodの、
黄金期の5人が揃った、
最後のアルバムになってしまいましたが、
じつは、Lindseyが参加していたのは、
この曲だけだったんですね。

そして、もう1曲の"Behind The Mask"は、
やはり、こちらのナンバーです。



79年リリースの、YMOこと、
Yellow Magic Orchestraのアルバム
"Solid State Survivor"収録曲で、
日本では、同じアルバムからのヒットで、
この曲と同じ、坂本さん作曲の、
"Technopolis"や、高橋幸宏さんが書いた
"Rydeen"に比べると、知名度では、
劣るように思うのですが、海外では、
もしかしたら、最も有名な、
YMOの楽曲かもしれません。

昨年、その要因となった、
Michael Jacksonの、
"Thriller"40周年記念盤に、
アルバムには2度目ではありましたが、
MJ版"Behind The Mask"が入ったことで、
再度、注目を浴びたところでしたので、
今回の坂本さんの訃報は、
そんな意味からもショックでしたね。



↓1985年のGreg Phillinganesバージョン。



87年に、イギリスでヒットした、
Eric Claptonバージョンもありましたね。



YMO、Greg Phillinganes、
Eric Claptonの映像は、
公式アップではないようですので、
消えてしまったら、すみません。

※次回は、気になる新曲2曲です。