fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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岩手県沢内村の電柱

2013年07月22日 | 日記

               

 この↓は、冬、雪に埋もれた道路の脇を示しているものです。沢内村(現在は合併して和賀町)は、日本でも有数の豪雪地帯。写真は撮らないでしまいましたが、この日、かつて沢内村の村長だった深沢晟雄(ふかさわ まさお)さんという方の記念館に立ち寄りました。昭和30年代、岩手県が全国でも最も乳児死亡率が高かったときに、この沢内村はその中でもさらに上をいく死亡率だったとのこと。そのときに村長になった深沢さんは、「ロケットが宇宙に行く時代に、子どもを死なせてはいけない」と立ち上がり、まずは雪に埋もれる冬にブルドーザーで雪かきをして、村民が病院に通えるようにします。さらには、全国に先駆けて、乳児と老人の医療費を無料にするという画期的な政策をとり、数年後には、全国で初の一年間の乳児の死亡が0となるのです

 こういう政治家がいてほしい。しかしこの医療費無料制度、村の合併により、今はなされていないとのこと。いろいろあるのでしょうが、残念です。

 


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