スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

エル・カンタンテ

2011-03-13 | 映画の感想文(旧DVD体験談)
2006年 アメリカ映画
『エル・カンタンテ』 EL CANTANTE
製作:ジェニファー・ロペス
主演:マーク・アンソニー & ジェニファー・ロペス

物語の面白さ:★★★★☆
風景や映像の美しさ:★★★☆☆
スペイン語の聞き取りやすさ:★★★★★

面白い物語というより、悲しい伝記である。プエルトリコからニューヨークへ渡り、新しい音楽「サルサ」の生い立ちに関わった伝説のスーパースター、エクトル・ラボーの生涯を描いている。

なぜ悲しいのか。
それは彼の人生の結末。
音楽で成功し、名声を得るが、その輝かしさとは裏腹に彼の人格は破壊していく。ドラッグにおぼれ、泥沼のような私生活。息子は事故死、彼自身はHIV感染を告知され、妻に見放され、故郷プエルトリコでのツアー失敗、自殺未遂、そして…。

エクトルの妻による語りの場面と、ニューヨークの華やかなシーン、プエルトリコの素朴な風景によって構成される。

音楽は、聞き覚えのあるサルサ尽くめで乗りが良い。サルサ好きにはたまらないと思う。実は私は「サルサ好き」の割には歌手名とか曲名とか覚えられない人なのだが、聞き覚えのある「エル・カンタンテ」という歌がエクトル・ラボーの代表曲のひとつで、彼自身を表現した歌であることを本日知ったのだった。

私が見たのはレンタルDVDではなく、ネットで発見した無料ビデオで、スペイン語(スペインのスペイン語)吹き替え版だった。オリジナルは英語で話し、歌のみスペイン語らしい。マーク・アンソニーの歌がとても良い。

最後に、おまけ↓

●この映画で発見した、スペイン語表現●
ESTAR COLOCADO/A.
(麻薬でラリっている状態)
コメント
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