Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(52)

2013-09-12 00:30:00 | コラム
現在購読している映画の雑誌は『キネマ旬報』『映画芸術』、ときどき『映画秘宝』『cut』。
中学・高校生のころは、ガキらしく『ロードショー』『スクリーン』、あのころ創刊された『FLIX』だったか。

いまほどスクリーンが身近な存在ではなかったため、「せめて情報だけでも」と必死だったんだ。
だから、そんな雑誌の読みかたは正しくないだろうと思いながらも、全頁を読破したあと「ふりだしに戻って」再び最初から読んだりしていた。
80年代~90年代前半の映画について細かいところまで記憶しているのは、「その世代ゆえ」という理由のほかに、そんな雑誌の「読みこみ」があったからなのだろうな、、、と思う。

友達の少ない映画少年だったから、読者ページの投稿なんかも繰り返していた。
スター俳優についての投稿ではなく映画批評「もどき」の投稿がメインだったということは、このころから「その傾向=批評家気質」はあったんだね。

もちろん懸賞への応募も積極的に展開していた。
月に葉書を30枚くらい購入し、そのすべてが懸賞用だったのだから、なかなかのマニアなのかもしれない。
ところで少し前に秋田書店による「懸賞の水増し」(実際に抽選をおこなわず、存在しない当選者の名前を誌上に載せて、当選品を発送したように見せかけた)があったが、これは担当者が思っている以上に大きい罪で、こういう「ささやかな」夢を壊すような行為はやってはダメでしょうよ。


懸賞の多くが、映画グッズだった。
Tシャツとかポスターとかね。業界人などに配布されるプレスシートのプレゼントもうれしい。

しかし映画雑誌における懸賞のメインは、試写会のはずで。
自分は「それ以外への応募」を繰り返していたわけだが、なぜってそりゃ、都心でおこなわれることが多い試写会に、群馬の片田舎に住む映画少年は参加出来そうもないから。

出来ないってことはないが、現実的ではない。
公開されていない新作は観たいけれど、交通費を考えたら入場料分くらいになってしまうじゃないかと。
それよりTシャツでしょ? みたいな。

・・・そういう考えだったはずなので、「『リーサル・ウェポン2』戸田奈津子トークショーつき試写会」の当選通知が届いたときは驚いた。

あれ自分、応募したっけ? と。

そんなわけで―。
ある日曜日、生まれて初めての試写会に参加した。

場所は渋谷。
東京への憧憬は強かったが、怖い場所でもあるので笑、同伴者は父親。

映画本編も楽しめたが、戸田なっちゃんのサービストークもよかった。

当時の一番人気といえばシュワ氏であり、なっちゃんは「シュワちゃんが、いかに陽気か」ということを映画字幕翻訳家ならではのエピソードを交えて話してくれた。

「初」試写会が、よほどうれしかったのか、その日の昼飯(父の趣味で、蕎麦屋)のことも夕飯(自分の趣味で、ファミレス)のことも、はっきり覚えている。


しかし。
父親は交通費や食事代も含めれば、あきらかに1万円以上を出していたはずで。
頭の悪いガキだって、そのくらいのことは分かる。

高校を出たら東京に行くんだ、試写会への応募はそうなってからでいいや・・・と、相変わらずTシャツやポスターの応募を続けたのであった。

健気でしょ、自分?

誰もいってくれないので、自分でいってみたとさ。


※『リーサル・ウェポン2』予告編

副題の「炎の約束」というのは、たぶん『ロッキー4』の「炎の友情」を意識してのことだろうが、
なにが約束なのか、さっぱり分からないのだった。

このシリーズは、第二作目までは単純に面白かったと思う。
第一作の「リチャード・ドナーらしくない」暗さがいちばん好きだが、
第二作目はなんといっても、ヒロインのパッツィ・ケンジットが可愛いし、便座に仕掛けられた爆弾のエピソードが面白いし、娘がコンドームのCMに出演しパパ困惑する・・・というのも爆笑出来たし。




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明日のコラムは・・・

『いつ隣人は出来るのか』

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3 コメント

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オーストラリア人俳優さんのハシリになりますか (夢見)
2013-09-12 09:34:42
メル ギブソン氏

懐かしいです

1980年代は映画が元気だった気がします

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今晩は (oyajisann)
2013-09-12 21:15:42
今晩は趣味の関係で懸賞応募って記憶ないですが
今ももうない、FMファンか週刊FMでロッククイズで
鮎川誠さんの直筆サインの小冊子もらいました。
唯一外れた問題が映画に絡んだ問題でした。
たしかイギリスの政治事件の映画だったかな?
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Unknown (ゆみ)
2013-09-12 21:52:39
私も若い頃~『スクリーン』、をドキドキしながら見ていました♪
「アラン・ドロン」が大好きで・・・・
新聞に載る試写会の招待券応募も良く出していましたがこの頃夜出かけるのが億劫になって応募しなくなりました。

お父様優しいですね~(^^
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