Cape Fear、in JAPAN

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令和版・海外俳優列伝(157)スティーヴ・マックィーン

2024-08-23 00:10:00 | コラム
30年3月24日生まれ・80年11月7日死去、享年50歳。
アメリカ出身。

THE 男気。
ひとによっては、それは健さんだろうし、アジア圏ではチョウ・ヨンファを推すひとも居るでしょう、
クラシックからはボギーやゲーブル、ゲイリー・クーパーとか?

自分がひとり挙げるとするならば、本日の主役・マックィーンで決まり!!

武骨で。
それでいて、スマートでもあって。
時代性か、いや監督の作家性によるものか、ヒロインをぶん殴る映画もあるにはありましたが(^^;) 基本的にはやさしくて。

80年代では50歳の死去は早世といえるでしょう、
先日アラン・ドロンが88歳で亡くなりましたが、マックィーンが生きていれば94歳か。
現代映画でどんなキャラクターを演じていたか気になるところです。

ちなみにベストワンは、やっぱりこの、ひたすら格好いい消防士でしょう^^






<経歴>

2番目の奥さんが、よく共演も果たしているアリ・マッグロー。

荒れた少年時代を経て、石油の井戸掘り人や木こりなどの職を転々としながらもがく青年時代を過ごす。

47年、海兵隊に入隊。
一等兵にまで昇進し武勲も多いが、軍隊内でも様々なトラブルを起こしていたのだとか?

除隊後、ネイバーフッド・プレイハウスで演劇の勉強を始める。
と同時に・・・
持ち前の運動神経とバイカーセンスを活かしてレースに参加、賞金王争いを展開するほどの実力者となる。

映画俳優デビュー作は、56年の『傷だらけの栄光』。
ポール・ニューマンが主演したボクシング映画です。

(いま観ると)かわいい特撮に微笑ましくなるSF『マックイーンの絶対の危機』(58)を経た60年、『荒野の七人』で早撃ちの達人ヴィン役に大抜擢され、見事その期待に応えて好演。

ここからはスター街道を邁進、

『突撃隊』(62)、

オールスター総出演、そんななかノースタントで最後の見せ場を作ってもらう構成に「当時の扱い」が分かるでしょう『大脱走』(63)、


『雨の中の兵隊』(63)、
ポーカーの世界に生きる男を描いた快作『シンシナティ・キッド』(65)、
『ネバダ・スミス』(66)、『砲艦サンパブロ』(66)、
フェイ・ダナウェイと共演、泥棒と保険調査員のスリリングな関係を描いた『華麗なる賭け』(68)、

そして、代表作のひとつ『ブリット』(68)。

スピルバーグがリメイクするそうですが、どうなるのでしょう。
サンフランシスコじゃないと意味ないでしょうし、車はなにをチョイスするのかとか、いやいや、その前にキャスティングでしょう。



『栄光のル・マン』(71)、『ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦』(72)。

サム・ペキンパーが演出、マッグローと共演、前述した「ヒロインに手厳しい映画」とはこのことです(^^;)(^^;)『ゲッタウェイ』(72)。


こちらもリメイク(=アレック・ボールドウィン×キム・ベイシンガー)がありましたが、やはり時代にあわせソフト、、、というか、甘~い感じになってましたね。

73年、脱獄物の佳作『パピヨン』でダスティン・ホフマンと共演。


翌年、『タワーリング・インフェルノ』(74)で頼れる消防士隊長を大熱演。

『民衆の敵』(78)、『トム・ホーン』(80)など、
80年代に入っても勢いは衰えない・・・と思われましたが、胸膜中皮腫が発覚、80年11月6日に除去する手術を受けたものの、その翌日に急死してしまいました。

享年50歳、遺作は『ハンター』(80)。

疾走型俳優人生、と申しましょうか。
現代の若い映画好きにもファンが多いと聞きます、代表作ひとつかふたつに触れただけで、その理由もなんとなく分かるというものですね^^


次回の列伝は、スティーヴン・セガールさんから。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『秋の気配、ほんのちょっとだけね(^^;)(^^;)』
コメント (4)
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