Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画系音楽系文学系あいうえお10選(19)

2024-08-30 00:10:00 | コラム
「う」から選択…本日は「『ウソ』が鍵になる作品」

「ウソつきみっちゃん」といわれるほど、ガキのころは「年がら年中」ウソを吐いていた。

自分でいうのもなんだが、ガキの思いつくウソなので罪はないというか(^^;)

でも年がら年中はまずいよね、ほとんど虚言癖だといってよかったと思う。

物語は、「小さな真実を積み重ね」「大きなウソを吐く」ものだ、、、とされている。

ヒトラーもいっているしね、「大きなウソほど、ひとは信じ易い」と。

でも繰り返すが、そのウソのためには、真実の積み重ねという準備段階が必要なのだった。。。


①音楽『Liar』(77)…セックスピストルズ

初めて聴いたのは18歳だったか、最初の曲が『アナーキー』でも『ゴッド』でもなくコレだった。

パンクはもはやダサい??

いやいや1周も2周もして、やっぱり格好いい。



②映画『全身小説家』(94)…原一男×井上光晴

物語を物語るものは、自身をも虚構化していた。

柱は『ゆきゆきて』と同じなのです、つまりドキュメンタリーも劇映画なのだと。


③漫画『先生の白い嘘』(2013~2017)…鳥飼茜

性加害の問題を丁寧に丁寧に描いた漫画であったのに、


その映画版は、監督が主演女優が強く望んだインティマシー・コーディネーター(=演出側と演者側の意向を調整して、演者の尊厳を守る役割)の起用を拒否したことを、「まるで武勇伝のように語ってしまった」ことから、不必要なスキャンダルを生んでしまった。

これってかなり、罪深い「不祥事」だと思う。



④音楽『真っ赤なウソ』(87)…明石家さんま×高見沢俊彦+(コーラス)高井麻巳子

フライデー事件を起こしたビートたけしが(裁判終了後に開いた)会見で、「ドラマもやりたいしコンサートもやりたいし」と話したのは、個人的にものすごく驚いた。

あぁアイドルみたいなことやりたかったのか、っていうかアイドルっぽい存在であると自認していたのかって。

たけしと比べると、さんまの歌はジョークっぽいところがありますわね!!



⑤映画『スリーパーズ』(96)…バリー・レヴィンソン

「彼ら」のために「あのひと」が吐いたウソとは?

オールスターっぽいのに派手さは欠ける、しかしこの展開があるから深い感動を覚える。


⑥小説『少女地獄』(36)…夢野久作

ウソがウソで塗り固められる、まさに地獄のような展開。



⑦映画『ライフ・イズ・ビューティフル』(97)…ロベルト・ベニーニ

戦争を家族の視点で捉えた、90年代を代表する傑作。

ウソは必ずしも悪意で生まれるものではない、むしろ善意のほうが多いのかもしれない…そんなことを思わせてくれる。


⑧音楽『永遠の嘘をついてくれ』(95)…吉田拓郎×中島みゆき

みゆきさんプロデュース、仲がよいのですよね^^



⑨映画『ユージュアル・サスペクツ』(95)…ブライアン・シンガー

もう20年以上前の映画ですからね、ネタバレもなにもないでしょう。

しかし面白いのは、これほどの虚言者でも「素材」が必要なのだ。
これはその、素材を一所懸命に仕入れている場面。



⑩小説『女が嘘をつくとき』(2012)…リュドミラウリツカヤ

装丁とタイトルが気になり、なんとなく手に取った小説だったが、これがバツグンに面白かった。

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明日のコラムは・・・

『イケメンほど、、、??』
コメント
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